見頃のセッコクです。 とても華やかで豪華な印象を受けるランです。 上の写真は高尾山のケーブルカーの駅のホームで撮影したものです。 山麓の清滝駅と、山頂に近い高尾山駅の両方の駅のホームの木にあります。 セッコクは元々山頂近くの大木に自生していますが、何年か前に木が倒れてしまったため、ケーブルカーを運営している京王電鉄の社員が移植したものだそうです。 自生地では高木の上の方に着生しているため遠望するしかありませんが、駅ではわずか3メートルほどの高さにいるのでじっくり鑑賞することができます。
当サイトでは盗掘に加担しないため、特にラン科の植物の自生地を特定できる情報は伏せていますが、高尾山のセッコクに関してはすでに多数の公的・個人サイトで詳細に報告されているので、記述することにしました。
人がつけたものとはいえ、年月が経ち
すっかり自然な感じになっています。
ここの花はほとんど白色ですが、ごく
薄く紅色が入っているように見えました。
上の2枚の写真は、同じ株をやや違う角度から
撮影したものです。 撮影時期に3年の間が空い
ています。 株の大きさはあまり変わっていない
ようですね。 2012年の方が、淡紅色がうまく
出ました。
さてこちらはまったく人の手のかかっていない、
天然のセッコクです。 高木の上部の枝にたくさ
ん着生しています。 おそらく根元から20m以上
の高さと思われますが、木が斜面の下に生えてい
るので目の高さに見えます。 しかし、遠いです。
目一杯ズーム、そして少しトリミングした写真です。 見事に
枝いっぱいに着生しています。 うれしくなる光景です。
枝の先までついています。 高尾山にはこんな状態
の木がたくさんあるそうです。 素晴らしいですね。
昭和50年代までは、全国の神社の鎮守の森などで
セッコクを見るのは珍しいことではなかったそうで
す。 しかしその後の園芸・ランブームでそれらは
盗りつくされたそうです。 少しでも復活してくれ
ることを祈ります。
2013.01.21 掲載
ゆき (木曜日, 24 9月 2015 00:30)
こんばんは、HIROさん、kenさん、高尾山のセッコク、高木の枝に、素晴らしい環境ですね、写真ありがとうございます、お花の季節は、セッコクのいい香りが、風にのって、ながれて、くるのでしょうね。
HiroKenのKen (木曜日, 24 9月 2015 05:37)
ゆきさん、おはようございます。
いつもご訪問をありがとうございます。
低い場所に咲くセッコクの周辺では、気品のある花に相応しいような、ほのかな
香りを感じることができますよ。 木の上で、栄養も少ない環境だと思いますが、よくぞこんな美しい花を咲かせてくれるものですね。
ゆき (木曜日, 24 9月 2015 22:19)
こんばんは、HIROさん、Kenさん、何度も、見てしまいました、清滝駅と高尾駅のホームの木ですね、苔むした木に、立派なお花、もともとの木の着生では、ないけど、力強いく、美しく咲く姿に、感動しました、高さ20メートルも、ある高木の枝に、苔むした場所に、大群生、湿度が、高い環境と風通しが、セッコクを守ってるのでしょうか。後生に、大切に、のこしたい、貴重な、自生地のお花ですね。
HiroKenのKen (金曜日, 25 9月 2015 02:52)
ゆきさん、こんばんは。
高尾山のケーブルカー駅にいますよ。清滝駅はホームにある木に、上の高尾山駅ではホームの外の木ですが、ホームに近いのでよく見えます。
花の時期に見に行かれてはどうでしょう?(花より人が多いですが!)
セッコクは他の場所の山にもいますが、自生の花はどこでも人の手が届かない高木の上か、断崖絶壁にしか見られなくなってしまいました。
もうこれ以上減らないことを切に願います。
トン氏 (月曜日, 30 5月 2016 09:23)
石斛の花は清楚で好きです。石斛の花の感じと、石斛という漢字が上手く結び付かないのです。石斛の語源を知りたいのですが、教えて頂けないでしょうか。
HiroKen (月曜日, 30 5月 2016 19:33)
せっこくお尋ねいただきましたが、ネットで検索して出てくる情報以上のものは持ち合わせておりません。『セッコク 名の由来』などのキーワードで検索すると、たくさん出て来ますよ。下は、その例です。類似の中国産の植物に由来するようです。
http://www.yasashi.info/se_00011.htm
http://choyukkuri.exblog.jp/21654507/
http://www.e-yakusou.com/sou/sou247.htm
https://ja.wikipedia.org/wiki/セッコク属