昨年(2009年)、初めて見ることができた。
見たくてもなかなか見れない花だったので、
見つけたときは本当に感激でした。
実際に花を見るまでは、こんなに
たくさん花をつけるのだとは
知らなかった。
葉、萼片と花の裂片の先が尖るので、
全体的にシャープな印象。濃い紫色の
線が更にそれらを強調している。
広々とした草原の片隅で、センブリなどと共に咲いていた。
本当に美しい花だ。
花弁の基部にはもしゃもしゃした
長い毛状のものが生えている。
見えにくいが、その下に蜜腺溝が2つある。
ムラサキセンブリたちは、今年(2010年)も
健在だった。この株は全体的に紫色が濃かった。
ムラサキセンブリ
本州の関東以西、(*1)青森県以南、四国、九州に分布。 高原の開けた明るい草地に生える1年草または多年草。 茎は直立し、高さ10〜50cmで、暗紫色を帯びる。 葉は対生しほぼ無柄、披針形〜線状楕円形で長さ2〜5cm。 花は淡紫色で裂片は5個、楕円形で先が尖り、濃紫色の縦線が目立つ。 萼裂片は線形。
(*1)読者様から宮城県でムラサキセンブリを見たとの情報をいただいた。資料を調べ直し、日本のレッドデータ 検索システムに従い分布域を修正した(2020.10.21)。
2010.10.03 掲載
ムラサキセンブリが掲載されたページ
Dairy-Hiroダス
これらの花も リンドウ科センブリ属