2009年8月に初めて八方尾根を訪れ出逢った花。
見ることができて、大感激!
高い山に似合う花だと思った。
たくさん咲いていたが、1株1株、
じっくり見たいと思うほど美しい。
花は小さく、直径10mm程度かな。
濃い青紫色の斑点が特徴で、一度
見ると忘れられない。
花冠の裂片には一つづつ、緑色の蜜溝がある。ここから
蜜を分泌し虫を誘うらしい。蜜溝の周りにはモシャモシャ
した毛のようなものがある。こういうモシャモシャ系の
付属体がなぜか好きである。図鑑には書いてなかったが、
花冠の先端部がわずかに凹んだり、細かく裂けて見える
ものが多かった。
家に帰って写真を整理していて気付いた。なんと斑点がない花がいた。
なんだかのっぺりして変な感じ。花は植物の広告塔。虫の目にとまる
ように少しでもハデな方が都合がいいはずなのに、まるで入り口の
照明の電球が切れている居酒屋みたいではないか。これではお客さんも
来てくれない。どうしてこうなってしまったのか?気になった。
ハッポウタカネセンブリ
タカネセンブリの変種で、八方尾根の特産種。高さ30〜40cmになる1〜多年草。タカネセンブリの萼片の長さが花冠の裂片とほぼ同長であるのに対して、本種の萼片は花冠と比べてずっと短く、長さ1.2〜2.5mm。萼片の脈はタカネセンブリが3脈が目立つのに対して、本種は不明瞭。花冠は淡紫色で濃青紫色の斑点があり、1個の裂片に1個の緑色の蜜溝がある。
2010年に見たハッポウタカネセンブリを追加しました。
斑点がないハッポウタカネセンブリが気になったので、
今年(2010年)も見に行くことにした。 まずは、
普通の花を。さて、斑点なしの花は?
いました、斑点なしのハッポウタカネセンブリ!
正確に数えた訳ではなく、いいかげんな印象だが、
20株に1株はいた感じ。珍しいものではないようだ。
これまたいいかげんな感想だが、斑点がない株は小さめであったり
花付きが少なかったような気がする。もしかすると土壌の栄養分が
特に少ないのかも知れない。開店の資金が足りず、入り口の照明に
まで手が回らなかった居酒屋みたいなものだろうか?
2010.10.07掲載
みさこ #4
(金曜日, 10 11月 2017 06:12)
ヨッシーさん
おはようございます
今年初めて ハッポウタカネセンブリの存在をしりました。
私が知っているのは センブリ イヌセンブリ ムラサキセンブリです。
来年は 是非 長野で 逢いたいです。
ハッポウタカネセンブリが掲載されたページ
Dairy-Hiroダス
これらの花も リンドウ科センブリ属
ヨッシ~ (日曜日, 08 9月 2013 09:53)
こんにちは~(^^♪
初めまして、北海道から発信です。
ハッポウタカネセンブリ、以前道東方面で見たのですが、名前がわからずでしたが、漸くここに辿り着きました。お蔭様で嬉しいです、有難うございます、感謝です。
hanasanpo (日曜日, 08 9月 2013 11:49)
ヨッシ〜さん、こんにちは。
ご訪問ありがとうございます。このページがお役に立って嬉しいです。
ただ、ハッポウタカネセンブリは八方尾根の特産種なので、道東でご覧になったのは、チシマセンブリではないかな?と推測します。とてもよく似ているようですが。
ヨッシ~ (水曜日, 11 9月 2013 09:12)
お早うございます。(^^♪
ご丁寧にご説明有難うございます。早速、チシマセンブリ検索してみました、確かに有りましたが、よく見ても違いは判りませんので、高山植物に詳しい友が居ますので聞いてみます。良い出会いに感謝してます。また、お邪魔させて頂きます。有難うございました。