白い花が緑濃い湿原や青空に映えます。
本当にたくさんの小さな白い鳥が飛んでいるようです。
ツレサギソウ属は花が緑色をしていることが多く、また姿も
よく似ていて同定に苦労することがありますが、ミズチドリの
この白い花は、他の花と見間違えることはないでしょう。
立ち入ることができない湿原の中ほどに、
このように群生していました。ラン科の花が
群生しているのを見るのはいいものです。
ミズチドリ
日当たりのよい水湿地に生える多年草。茎の高さは50-90cm。葉は5−12個互生する。穂状花序に白色の花を多数つける。花は芳香があり、麝香(ジャコウ)千鳥の別名がある。萼片、側花弁は長さ約5mm、唇弁は倒卵形で全縁、長さ6-8mm。距は長さ10-12mmで細く垂れ下がる。北海道から九州まで分布。花期は6-7月。(参考:山渓ハンディー図鑑 山に咲く花)
2011.07.27 掲載
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