オオハクウンラン

 

大白雲蘭 ラン科 ハクウンラン属

Kuhlhasseltia fissa (F.Maek.) T.Yukawa

日本固有種  絶滅危惧ll類(VU)

オオハクウンラン 大白雲蘭 ラン科 ハクウンラン属  2010.07.31 長野県
 オオハクウンラン 大白雲蘭 ラン科 ハクウンラン属  2010.07.31 長野県

 

 2010/7/31、長野県にて。 この花もまた花の大先輩に案内して頂き、初めて見ることができた。 私たちだけでは見つけることが困難な花をたくさん見せて頂き、本当に感謝である。

 

 標高約1千メートル、広葉樹林の明るめの林下。 林道の入り口に車を停め、徒歩1分以内の場所に咲いていた。 白く小さな花がとてもかわいい。 高さ7〜15cm、葉は長さ9〜13mm、側蕚片は長さ5〜6mm、花期は7〜8月。 茎、花柄、蕚片に白っぽい細毛が生えている。 花穂の下部に2つほど咲いて、上部に蕾が4つほどある状態だった。


オオハクウンラン
 オオハクウンラン
オオハクウンラン
 オオハクウンラン
オオハクウンラン  2010.07.31 長野県
 オオハクウンラン  2010.07.31 長野県
オオハクウンラン 唇弁基部付近に数個の小突起があった(矢印部)
 オオハクウンラン 唇弁基部付近に数個の小突起があった(矢印部)
オオハクウンランの葉
 オオハクウンランの葉

 

 オオハクウンランは萼片や花茎が淡褐色を帯びるが、近くにはそれらが緑色である個体も多くいた。 大先輩はこれを「変異の範囲内であるかも知れないがシロバナオオハクウンラン(仮称)とする」とされていたので、それに従うこととした。

 

シロバナオオハクウンラン(仮称)  2010.07.31 長野県
 シロバナオオハクウンラン(仮称)  2010.07.31 長野県
シロバナオオハクウンラン(仮称)
 シロバナオオハクウンラン(仮称)
シロバナオオハクウンラン(仮称) の唇弁基部にも小鋸歯があった
 シロバナオオハクウンラン(仮称) の唇弁基部にも小鋸歯があった

 

 

2010.08.10 掲載

2015.01.04 写真を追加・変更、文を一部変更