2010/7/31、長野県にて。 この花もまた花の大先輩に案内して頂き、初めて見ることができた。 私たちだけでは見つけることが困難な花をたくさん見せて頂き、本当に感謝である。
標高約1千メートル、広葉樹林の明るめの林下。 林道の入り口に車を停め、徒歩1分以内の場所に咲いていた。 白く小さな花がとてもかわいい。 高さ7〜15cm、葉は長さ9〜13mm、側蕚片は長さ5〜6mm、花期は7〜8月。 茎、花柄、蕚片に白っぽい細毛が生えている。 花穂の下部に2つほど咲いて、上部に蕾が4つほどある状態だった。
オオハクウンランは萼片や花茎が淡褐色を帯びるが、近くにはそれらが緑色である個体も多くいた。 大先輩はこれを「変異の範囲内であるかも知れないがシロバナオオハクウンラン(仮称)とする」とされていたので、それに従うこととした。
2010.08.10 掲載
2015.01.04 写真を追加・変更、文を一部変更