2年前に初めて見ることができたヒメアマナ。
今年(2014年)も元気な姿を見ることができました。
自生地は広いとは言えません。 ヒメアマナは自生地全体にいますが、密度が高いのは中央付近のわずかな部分だけで、他の領域は非常に疎らです。 たくさん見られる黄色っぽい植物は、ノウルシです。 ヒメアマナの個体数は、決して多くありません。
自生地に増えつつあるように見えるノウルシです。 ノウルシ自体も全国的に数を減らしている植物ですが... ここではやや増えているように見えました。 ヒメアマナにとっては、強力なライバルでしょう。
生息数が激減しているヒメアマナ。 人間の活動による自生地の減少や環境の遷移の他に、他の植物との生存競争もあります。 可憐な花を咲かせるヒメアマナも、日々その戦いのさなかにいるのでしょう。 ノウルシの大群の中に咲く姿が、少しかわいそうに思えました。
2014.04.06 掲載