ハルトラノオ、コガネネコノメソウやシロガネソウなども
咲く、水が染み出るような湿った林下に咲いてました。
見慣れないネコノメソウ属だと思いましたが、それもその
はず、岐阜県や福井県の狭い範囲の山地の谷沿いのみに
生育する多年草だそうです。
茎は暗紅褐色。 苞は鮮やかな黄色でボタンネコノメソウに
似ていますが、ボタンネコノメソウの萼裂片は暗褐色で直立
するのに対して、ヒダボタンの萼裂片は黄緑色で閉じ気味です。
葯は8個で、紅褐色でした。 上の写真では1つ
おきに葯が開いて、黄色い花粉が見えています。
山渓ハンディ図鑑「山に咲く花」にヒダボタン
として掲載されている花は、実は「ヒメヒダボ
タン」なのだそうです。
画質の劣化を覚悟で、さらに拡大してみました。
花糸や柱頭は萼裂片と同じ高さか、わずかに低い
ように見えます。 この後、伸びて萼かた突き出す
のかも知れません。
とても小さな虫も見えます。送粉者でしょうか?
ネコノメソウの仲間は種類が多く、まだ見ることが
できていない花がたくさんあります。今後少しでも
多くの花を見てみたいと思います。
ヒダボタン
岐阜県と福井県の山地の、沢沿いのやや湿った草地や林下に生える多年草。
2010.12.23 掲載
ヒダボタンの掲載ページ
Dairy-Hiroダス
花さんぽ
ゆき (水曜日, 21 6月 2017 17:16)
こんばんは、hiroさん、Kenさん、ヒメヒダボタン、写真ありがとうございます、ネコノメ草の仲間、輝く雰囲気のお花ですね、拡大の写真で、葉とお花が、一体に、拡大してこそ、わかるお花の神秘ですね。
Ken (木曜日, 22 6月 2017 02:11)
ゆきさん、こんばんは。ヒダボタンは、なかなか味わいのある花ですよね。関東地方には咲かないので、もっとたくさん写真を撮ればよかったと、悔やまれます。