なぜに神はこのような花を創られたのか?
などと思ってしまうような美しさ。
自然が創りだす美に、人間はかなわない。
ずっと見たかった花。
昨年(2009年)北信州の湿原で
初めて見ることができたときは
とても感動した。
仮雄しべは3裂し、先端に黄色い腺体がつく。これがまたかわいい。
同じ属のウメバチソウを連想させる。
雄しべの葯は茶褐色だった。この写真では、12時と4時の位置の
雄しべは外側に開いている。2時の位置は更に反り返って葯は花弁に
隠れて見えない。8時と10時の位置の雄しべは2つ並んで、花柱から
少し離れ、外側に反り返ろうとしている。
茎葉はこんなにまん丸である。
基部は深い心形で、こんな風に
茎を抱く。
シラヒゲソウ
山地の湿地に生える多年草。根生葉は長柄があり長さ幅とも2〜4cmの心円形で基部は深い心形。茎葉は数個つき、無柄で茎を抱く。花茎は10〜30cmで茎頂に直径2.0〜2.5cmの白い花を1個つける。花弁は5個で、縁は糸状に細裂する。花期は8〜9月。 (山渓ハンディー図鑑 山に咲く花 より)
2010.10.15 掲載
2013.10.07 APG分類体系準拠に伴い、ユキノシタ科からニシキギ科に変更
同じ属のウメバチソウの特別出演。
花弁は先端部がわずかに細かく切れこむのみ。
仮雄しべは12〜22深裂もし、シラヒゲソウの
仮雄しべより主張する。
シラヒゲソウが掲載されたページ
Dairy-Hiroダス
かずりん (日曜日, 17 10月 2010 00:26)
とても 素敵な花ですね。
ヒラヒゲソウは初めて見る花です。
ウメバチソウは 横からしか見たことが
ないで感激です。
このように咲いている綺麗な花は初めて見ますよ。
hanasanpo (日曜日, 17 10月 2010 09:02)
かずりんさん、コメントをありがとうございます!
シラヒゲソウは、湿原の減少でなかなか見ることができない花になってしまいましたが、北信州の自生地にはたくさん咲いていました。
ウメバチソウの方は幸いにして、いろいろな場所でかわいい姿を見せてくれます。
(HiroKenのKen)
アイラ (水曜日, 17 8月 2016 09:54)
戸隠の山地でシラヒゲソウを見て、どんなお花なのか知りたくて調べたところこのページが出てきました。1番分かりやすかったです!有難うございます!
HiroKen (木曜日, 18 8月 2016 02:36)
コメントをありがとうございます。お役に立ててよかったです。