マルミノウルシ

 

丸実野漆 トウダイグサ科 トウダイグサ属

別名:ベニタイゲキ(紅大戟

Euphorbia ebracteolata 準絶滅危惧(Near Threatend)

 マルミノウルシ (丸実野漆) トウダイグサ科 トウダイグサ属
 マルミノウルシ (丸実野漆) トウダイグサ科 トウダイグサ属

 

 2012年2月26日。 今年初花さんぽで、マルミノウルシ

見ることができました。 お初の花。幸先の良いスタートです。

 

 マルミノウルシ  2012.02.26 埼玉県秩父市
 マルミノウルシ  2012.02.26 埼玉県秩父市

 

 日当たりの良さそうな、山の斜面に芽吹いていました(当日は曇)。 ベニタイゲキの別名があるように、葉や茎が紅色を帯びます。 咲き始めにこのように紅色を呈するトウダイグサ科は、初めて見ました。(タイゲキは中国にある同属の植物)

 

マルミノウルシ

 

茎の先に葉を輪生し、葉腋から出た枝の先に杯状花序を

つけます。 マルミノウルシ(丸実野漆)の名の由来は、

いぼ状突起のない、丸い蒴果をつくることによります。

上の写真でも突起のない、なめらかな子房が見えます。

 

マルミノウルシ

 

時期はまだ少し早かったのでしょう、まだ

ほとんどの株がこのような状態でした。

 

マルミノウルシ

炎を連想させるような姿です。

 

マルミノウルシ

赤いライオン(?)

 

 

マルミノウルシ

 

山地の草地の生える高さ40〜50cmの多年草。 葉は互生し長さ7〜8cmの長楕円形。 茎の先に葉を輪生させ、葉腋から枝を出し、先端に杯状花序をつける。総苞葉は三角状卵形。 腺体は腎円形。 子房はなめらかで紅色を帯びる。

  

2012.03.02 掲載