和名はズバリ四国で最初に発見されたことに由来するようです。
埼玉県西部から鹿児島県の、主に太平洋側の山地に生える多年草。
ブナ林に多いが、冷涼で適度な湿度があるなどの条件が揃えば、
照葉樹林や杉林にも群生することがあるそうです。
このような、石がゴロゴロしている崩れやすい斜面に
いました。地下茎を伸ばして増える性質が強いそうです。
高さは5cmほど。 純白の花は開花直後でまだ花弁を展開
しきれてなく、よじれたようになっていました。 しかしこ
れはこれで、またお洒落な感じではありませんか。
葉の脈がへこむというか、脈以外の部分が出っ張るという
か、そんな特徴があります。 今回初めてシコクスミレを探
しましたが、この葉の特徴のおかげで簡単に見つけることが
できました... というのはウソで、実は直前に見たマルバス
ミレを指して「これがシコクスミレなんじゃない?」などと
言い合っておりました。 まだまだ、スミレは苦手なのです。
葉はきれいな心形で先端はとがります。 鋸歯が
ありますがとがらず、波状です。 表面は緑色です。
葉の裏面は白っぽい淡緑色。
脈上に毛が生えていました。
距は短いです。 萼片の付属体(耳)に切れ込みが
あるという特徴があります。 上の写真にマウスでポ
インターを重ねると拡大し、付属体を矢印で示します。
(スマホはタップ)
花を上から見た図です。
シコクスミレの托葉です。
再生後に表示される動画のサムネールは、当サイトとは無関係かもです。
コンデジの動画なので画質はイマイチですが、静止画では
表せない雰囲気が伝わるかも知れないと思い、掲載しました。
2013.05.22 掲載
シコクスミレが掲載されたページ
Dairy-Hiroダス