念願のハコネシロカネソウに出会うことができました。
初対面のハコネシロカネソウの第一印象は... ちっこい!
小さい花とは思っていましたが、こんなに小さいとは。
花の直径は7〜8mmでした。 自生地にはタニギキョウも
多数咲いていましたが、花はタニギキョウの方が大きく見
えるほどです。
白い花弁条の萼片は、薄いためか背面の薄い紫褐色の条が
うっすらと透けて見え、なんとも可憐です。 花弁は橙黄色
の部分です。 多数の雄しべが見えます。雌しべは2個です。
葉は3出複葉で、頂小葉の先端は丸みを帯びています。
橙黄色の部分は蜜線状の花弁で、柄は細く、舷部は反転し丸い
形状をしています。 雄しべはこの花で数えたら25個ありました。
花の背面です。 萼片には薄い紫褐色の条があり、
この花の美しさのアクセントになっています。葉は
脈打つことはなく、薄く平面的な感じに見えます。
実は今回2度目の挑戦で、本種に出会うことができたのです。 前回(4月22日)は誤った情報を鵜呑みにしてしまい、山の中を長時間探し回った挙句に、見つけることができませんでした。 しかし今回は幸運な出会いに恵まれ、高い品質の情報をいただくことができたのです。 おかげで迷わずに自生地にたどり着くことができました。 少し躊躇しつつも初対面の私達を信用し情報を下さった方に、ここに感謝の意を記します。 本当にありがとうございました。
ハコネシロカネソウ
シロカネソウ(シロガネソウ)やツルシロカネソウに似る。林内や林縁に生える。高さ10〜20cmで全体に無毛。小葉は3出複葉で菱状卵形。花弁状の萼片は倒卵形で直径約7mm、白色で裏面に紫褐色の条が入る。橙黄色の花弁は蜜線状で5個ある。花期は4〜5月。本州(神奈川県と静岡県)の温帯〜暖帯に分布。
2012.05.23 掲載
2012.08.30 環境省レッドリスト2012年見直し版に従い、絶滅危惧カテゴリーをll類から準絶滅危惧にランクダウンした。
abo (月曜日, 20 6月 2016 09:48)
はじめまして!aboと言います、先日立山へ行って参りました、その際の幾つかの花名が分かりません。
「野山の花アルバム」を始めて閲覧させて頂きました、私の探している花はまだ見つかりませんが…とても分かり易く整理されて、写真も何パターンも表示されて居て素晴らしいサイトです、これからも利用させて頂きます。
HiroKen (月曜日, 20 6月 2016 20:13)
aboさん、初めまして。
お褒めいただきまして、どうもありがとうございます。
立山は良い所ですよねえ! また行きたいなあ!
このページはご覧になりましたか? もしまだでしたら、私たちが立山で見ることができた花の一部が載っています。 季節は少し違いますが、ご参考になるかも知れませんので、覗いてみてください。
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これからも気軽に遊びに来て下さいね。