2010年11月13日に初めて訪れたカワラノギクの自生地を再訪しました。 前回より約3週間早い時期であったので、花はまだわずかしか咲いていませんでした。 時期が早いせいかも知れませんが、全体として個体数が減少しているように感じました。
盛りの時期のカワラノギクの舌状花はごく淡い紫色を帯びていますが、今回は白色の花が多数でした。 このことから、花の時期の初期には白色で、その後淡紫色を帯びるのだと思いました。
花が盛りの時期には葉はほとんど枯れてしまいます。 葉を多く残している咲き始めの個体ほど、花色は白色に近いように思いました。
盛りの時期に入り始めた個体の舌状花は淡紫色を帯び始め
ます。 上の個体はまだ白色と言ってもよいほどですね。
多くの葉を残した咲き始めの個体の花は、白色です。
カワラノギクには、やはりこんな風景が似合います。
ところで今回訪れて気付いたことがありました。
上の2枚の写真は、自生地のほぼ同じ場所で撮影したものです。 地面の様子にご注目。 2010年では、石がゴロゴロとあり、とても歩きにくい状態でした。 そんな中に多くのカワラノギクがいました。
ところが今回は、全体として石が少なくなったように見え、やや歩き易くなったと感じました。 カワラノギクの数も減少しているように思えます。 その違いがなぜ生じたのか定かではありませんが、石が少なくなったのではなく、川砂の堆積が増えたのだと感じました。 川砂の堆積量の増加とともに、外来植物など他の植物の河原への進出がやや増えているように思えました。
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