1月10-11日 早春の伊豆半島
伊豆半島の東南端に小さな半島があります。 小さい半島ですが、太平洋に向かってグイッと突き出しています。 昨年(2009年)、ソナレセンブリを見に初めて訪れました。 その時はなんとあの憧れの福島のHM・HPご夫妻と偶然お会いするという幸運に恵まれたのです。 翌日にはなんとなんと、あの花の大先輩のMさんも合流され、一緒にお供させていただけるという夢のような状態に。 この時、長野県のKさんともお知り合いになることができたのです。
超ラッキーな出会いとその花散策については、後日作成予定のレポートに譲るとして、今回は冬の半島の様子を確かめに来たのです。 この半島は海岸植物の宝庫なのです。
海岸は陸と海の境目ですが、特殊な環境です。 高波による海水の侵入や海水の飛沫に含まれる塩、強風、強烈な紫外線、乾燥、高温、などの特殊な環境に適応した植物を海岸植物と言います。 そんな環境だけに生きる植物もいれば、内陸部と同じ種なのに環境に適応するためにその形態を変えた植物もいて、興味は尽きません。
無料駐車場近くにてHiroが何かを撮影中
スイセン 近くの植栽地から逃げ出したのかな?
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海岸の岩場え見ることができるキク科植物。葉は厚く、裏は白い。
この季節でもこれだけ咲いている。さすが南国です。
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セリ科の多年草。「長命草」とも呼ばれるそうです。
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鮮やかな赤い果実をつけていました。
ソナレムグラ(磯馴葎)は名前からして海岸植物ですね。冬はこんな姿に。
トベラは海岸性の常緑広葉樹低木。赤い果実が粘液に包まれているのは海水からの防衛のためでしょうか。
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ツルソバ(蔓蕎麦)はタデ科の植物。夏から秋にかけて花を咲かせますが、ここでは1月でもこの通り。
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ちょっとおいしそうですね~
今年お初のスミレ。何スミレかな?
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多くの樹木が赤色の果実を実らせていました。
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林下でランの果実と思われるものを発見しました。
形状からコクランではないかと思っています。コク
ランの花は見たことがないので、別の時期に訪れて
花を見てみたいものです。