9月27-28日 秋の暮坂峠と野反湖 p.2/2
寄り道を繰り返しながら、お昼前に野反湖に到着! いつも通り、まずは野反峠休憩舎で中村一雄さんにご挨拶、と思ったら生憎ご不在。 夕方には戻られる事を聞いて、さっそく散策を開始。 この時期の野反湖は花の季節が終わりを迎え、頑張って咲いているものはわずかです。 その代わり果実が実り、キノコたちが生え、収穫の季節となっていた(もちろん、穫ったりはしませんよ)。
.
ツルリンドウの果実は液果で、やや細長く、光沢があり美しい。 他には無い、深い赤にかすかに紫を混ぜたような色になります。 口紅を連想するような色。
.
マイヅルソウの果実は、始めはクリーム色に赤い斑点状の模様で、その後全体が艶やかな深紅になります。 深い光沢があり、これはまるで「森の宝石」だ!
.
シラタマノキのは、常緑小低木です。果実は、純白と言ってよいほど白いです。 花は知らなくとも、果実を潰すとハッカ臭がする事を知っている登山者は多いです。 白い実は萼が肥厚したもの。 本当の実はその中にあります。
.
ツリガネニンジンは珍しくはないですが... この花はかなり変わっていました。 釣鐘状の花弁が、2つ重なっているのです。こういうのは何と呼ぶのでしょう? 「八重」でもないし... 「二重花」?
マツムシソウは、野反湖の花リレーのアンカーを務める花です。 その大任を立派に果たしていました。 たくさんの小さな集まって一つの頭花を作る様子は、キク科の花に似ています。 花より果実の方が多くなっていました。
野反湖で見つけたキノコたちです。 図鑑やネットで調べましたが、1つも名前がわからりません。 花の名前を調べるより難しいですね。 キノコを自分で採って食べる趣味はありませんが、名前がわからないのは気持ち悪いなぁ。 誰かか教えてくれないかなあ...
野反峠休憩舎「花の駅」は、野反湖に訪れる度にお世話になってます。 うどん・蕎麦、コーヒーなど暖かいものから自家製ケーキなどもあります。 水は八間山の湧水を使っているので、この水を使ったメニューは特においしいのです。
野反湖で見ることができた珍しい花たちは、すべて休憩舎の中村一雄さんのご案内で見ることができたのです。 中村さんは、私たちの友人であるとともに、自然観察の師匠なのです(上の左から2枚めの写真に小さく載せちゃいました)。
花さんぽといえど、宿泊もするならもう立派な「旅」です。 旅で楽しみなのが、お宿の食事。「宿・くじら屋」さんでは、毎回心づくしのお料理でもてなしてくれ、舌もお腹も大満足なのです。 ほとんどの食材は地元の季節の山の幸。 マイタケは新鮮な六合村産を1年を通して天ぷらやマイタケご飯などで食べられます。 最近は高級ニジマスであるギンヒカリのお刺身も加わり、さらに彩りが増しました。 お米はご主人自ら山形県に足を運び、おいしいお米を農家から直接買い付けて来るそうです。 下は、この日の夕食です。 メニューは毎回変わります。 ご参考まで。
食べるのに夢中になって撮影を忘れたメニューがいくつかあります。 下は、翌朝の朝食です。
また遊びに行きたいです〜!
2015.07.04 掲載
( 2008年当時のレポートを基に作成し直しました )