8月3日 霧ヶ峰 p.2/3
シシウドは樹木の少ない高原に一際大きく、主のように立っていました(左上)。この個体は高さ1.5mほどでしたが、2m位になるらしい。上から見た花は、まるで花火のよう。
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コウリンカは、大好きな花の1つです。炭の熾き火のような朱色がたまらなくイイですね。 たくさん咲いてほしいのですが、残念ながら数は多くないのです。
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ミツモトソウも初対面の花。帰って調べるまで名前がわかりませんでした。 水の多い場所に生えるので「水元」と名がついたそうです。キジムシロに似ています。葉は三小葉複葉で、形がきれいでした。
オオダイコンソウも初対面の花。 葉がダイコンに似たダイコンソウに似るますが、それより大型なので「大大根草」といいます(ややこしい!)。黄色い5弁花の径は1.5〜2.0cmほど。 葉の粗い鋸歯が特徴的。 茎と葉に粗い開出毛が目立ちます。
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セリ科の花は数々見ていますが、イブキボウフウは初対面でした。 名は伊吹山にも咲き、風邪を防ぐ薬になることが由来だそうです。 とても小さな白い花を多数咲かせます。
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ホソバノキリンソウは、ベンケイソウ科の多年草です。 「ホソバ」がつくキリンソウは初対面! 確かに葉は細いようです。 鋸歯が目立ちます。 図鑑ではキリンソウより雄しべが短いとありましたが、ほとんど同じ長さに見えました。
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クガイソウの立派な株に出会えました。スラっとした長身がカッコイイ。葉が輪生して何段にもなっているのがわかります。九階草とも言いますが、本当に9層もあるのかは、確かめませんでした。
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アサマフウロの和名は、浅間山のすそ野に広がる高原に多いから。花は濃紅紫色でハクサンフウロよりずっと色が濃く、ハデな印象。花の基部(中心)に白く、とても細い毛が密生しています。 葉は掌状に深裂します。
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コオニユリの花はクルマユリと似ていますが、葉が互生するので、輪生するクルマユリと区別できます。 雄しべの花粉の色が本種は茶褐色でクルマユリは朱色と言われますが、クルマユリにも濃い色のものがあるので、やはり葉の付き方で見分けるのがよさそうです。 いい色の花です。
形の良いイヌゴマに出会えました。かわいい花がきれいに輪生し、こっちをクルマバナと呼びたいくらいです。 茎は四角で、稜(角)には下向きの毛が生えます。胡麻のような実を付けるが食べることはできず役に立たないので、犬と付きました。 人間の身勝手な考えであり、犬にも花にも失礼な話ですよね。