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 8月23-24日      野反湖〜横手山         p.2/2

弓池(草津白根山)
 弓池(草津白根山)


 さて、舞台は突然、草津白根山の近くの弓池へ変わります。 視界が

悪いので山に登るのは諦め、弓池の周辺をブラブラと歩いてみました。

カルガモ?の親子
 カルガモ?の親子

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ユオウゴケ (硫黄苔) ハナゴケ科
 ユオウゴケ (硫黄苔) ハナゴケ科
ユオウゴケ
 ユオウゴケ

 

 弓池の周辺には、サワギキョウ、エゾリンドウ、ウスユキソウなどいろいろ咲いていましたが... どれも時期を過ぎ、写真を撮りたくなるような個体には出逢えませんでした。 一人、鮮やかな色を放っていたのが、地衣類のユオウゴケです。 雨に濡れた「モンローリップ」が艶かしい。 触ってみると、案の定、全体がプニョプニョと柔らかでした。 彼女(?)は、濡れているときは柔らかですが、晴天が続き乾燥すると、カッチカチに硬くなるのです。

 

横手山のスカイレーター
 横手山のスカイレーター
横手山のリフト
 横手山のリフト

 

 次に向かったのは、横手山。 雨は小降りになってきましたが、それでも山腹の途中から上は雲の中で見えません。「スカイレーター」なる動く歩道に乗り、リフト乗り場に向かいます。 長さは200m程度ですが傾斜が14度以上あり、前を向いて立っているとアキレス腱が張って来るので、後を向いて乗りました。 終点に着くとすぐリフト乗り場であり、乗り換えて一気に山頂に上がります。

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イブキジャコウソウ (伊吹麝香草) シソ科
 イブキジャコウソウ (伊吹麝香草) シソ科
イブキジャコウソウ
 イブキジャコウソウ

 

 イブキジャコウソウは2週間前にも日光白根山で見ることができましたが、明らかに植栽されたものでした。 今回は... 自生のようにも見えますが、リフト山頂駅からヒュッテまでの舗装路脇に咲いていたので、微妙です。 いずれ完全に自生と思われる花に出逢えた時に、もう少し詳しく調べようっと。

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アキノキリンソウ (秋の麒麟草) キク科
 アキノキリンソウ (秋の麒麟草) キク科
アキノキリンソウ
 アキノキリンソウ

 

 キリンソウは、日本全国に生育する多年草です。 あまりにもいろいろな場所でよく目にするせいか、この「花さんぽ」にほとんど登場していません(ミヤマアキノキリンソウは何度か登場しています)。

 

 アワダチソウという別名があります。 そう、あの悪名高き北米原産の帰化植物、セイタカアワダチソウは本種と同じ属の仲間です。 セイタカアワダチソウは、その猛烈な繁殖力や、根から他の植物に有害な成分を分泌するなど、嫌われ者の代表格です。 しかし、植物の生きる唯一の目的が「子孫の繁栄」であることを考えると、産地から遠く離れた場所で一大勢力を築いた彼らは、植物界ではヒーローなのかも知れません(話が脱線しました)。

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様々な花が咲き乱れます
 様々な花が咲き乱れます
トモエシオガマ (巴塩釜) ハマウツボ科
 トモエシオガマ (巴塩釜) ハマウツボ科


 トモエシオガマは初対面でした。 雨の中で鮮やかな色彩を放っていました。 シオガマギクの高山型変種です。 シオガマギクの花序は枝分かれした先にまばらにつくのに対して、本種は先端部分にまとまってつきます。「巴」とは卍のような形をした渦巻き模様。 花を上から見ると、確かにそのように見えます。 シオガマギクは野反湖でたくさん見ていましたが、本種を見たのは初めてでした。 1種ではありますが、初対面の花に出会えてよかったです。


オリジナルレポート表紙
 オリジナルレポート表紙

 

2015.06.13 掲載

( 当時のレポートを基に作成し直しました )

 

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