3月22日 玉川上水の花
3月22・23日は何ヶ月も前から新潟にオオミスミソウを見に行く計画を立てていました。 ところが、出発前夜に突然の発熱! なんてこったい! 22日朝には熱は引いていたが、大事を取って計画を延期。 しかし気分は「お花見モード」に入ってしまっていたので、午後遅くに自宅近くの玉川上水に散歩に行きました。
玉川上水は1653年に江戸の水源確保のため玉川兄弟が私財を投じて造った、露天掘り部分43kmの人工水路です。 たった7ヶ月半の突貫工事で完成させたようです。 現在は両側に交通量の多い車道が走りますが、両岸数メートルづつが保護区域になっています。 都市部を抜ける水路ですが、四季折々の花が咲き、市民の憩いの場ともなっているのです。
ヒメウズは関東地方以西の日本各地に生育する多年草です。 背丈は15cmほどで、花は小さく目立ちませんが清楚な感じです。 オダマキの仲間。
玉川上水ではなんと交通量の多い交差点の脇に生えています。 上は自生地の様子ですが、撮影者の背後は車行き交う五日市街道の交差点です。
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アマナ、期待して探したら咲いていてくれました。 6枚の白い
花弁は暗紫色の脈が入り美しい。 日が当たると開花します。
クサボケは落葉低木。高さは30cm〜1mほど。平安時代に渡来した中国原産のボケとよく似ています。背が低く、枝にトゲが目立つのでクサボケとしました。
ウグイスカグラは先週狭山丘陵で初めて観察
しましたが、身近な玉川上水にもいました。
きっと今までも目にしていたのに気にかけな
かったのでしょう。
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2012.04.19 掲載