2007年9月 暮坂峠特集(群馬県中之条町) 3/4
「関屋」とは昔の関守(関所を守る人)の家のことで、関所の近くに
咲いていたからこの名になったそうです。 花が丁字型なので、関屋の
秋丁字。 お初の花だったのですが、わずかな風にもゆらゆら揺れて、
アップの写真はうまく撮れませんでした。 2007.09.15撮影。
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イヌトウバナの花は唇形花で、白色でやや淡紫色を帯びます。
花冠の長さは5~6mm、萼は緑色で長い軟毛が生えます。
ミヤマタニソバは林縁の日影、やや湿った場所にいました。 白色の
花はとても小さいです。 葉は三角形で、八の字形の紋様があるのが
特徴です。
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ツリフネソウ(釣船草)は、北海道〜九州の低地~山地に分布し、谷沿いなどの半日陰の湿った場所に生育する1年草です。 ホウセンカと同じ仲間で,果実が熟すと種を勢いよくはじきとばします。 花の構造は少し複雑です。 花弁は5枚、または一部合着して3枚です。 後方に袋状に伸び末端が距になっている部分は、実は蕚です。
暮坂峠近辺では、沢筋のそばなどで見ることができます。 キツリフネはツリフネソウよりは数が少ない気がします。 混生していることが多いです。
薄色タイプは見たことがないと思っていたのですが、今回再編集する過程でアルバムの中から発見しました。 きちんと撮影していなくて残念ですが、確かに薄色タイプに見えます。
仲間のエンシュウツリフネソウとワタラセツリフネソウの専用ページを作ってあります。 よろしかったらそちらもご覧下さい。
花さんぽ 2007-23-3