9月9日 秋の八ヶ岳山麓の花 2/3
アサマフウロ、アキノキリンソウ、ノコギリソウ、
ワレモコウなど多くの秋の花が咲き乱れていました。
アサマフウロはハクサンフウロに似ていますが、色がずっと濃く、花も大きめです。 花に興味を持ってからは、たぶん初めて見ました。 艶やかな花です。 今日はお初の花の連続で超ラッキー!ですね。
準絶滅危惧(Near Threatened)。 生育地が非常に限られます。 土地造成・池沼の開発・草地の開発が減少の主要因です。 大群生している場所にホテル建設が始まって、たった一日で潰され自生地が消滅した事例もあるそうです。
統計上たった500個体しかいません。 平均減少率は50%、20年後の絶滅確率は約20%。この花を見ることが非常に難しくなる時代が、すぐそこに来てしまっています。 未見の花を見ることができたのは嬉しいのですが、原稿を書いていて「絶滅危惧」の文字が多いのは嬉しいことではありません。
コバナノワレモコウも初対面! 白いワレモコウは
初めて見たので感激でした。 よかった、この花は
絶滅危惧種ではなかった。でも減少著しいそうです。
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ノコギリソウも初対面でした。 名前の通り、葉がノコギリの歯のように細かく深裂しています。 ヨーロッパ原産の帰化植物であるセイヨウノコギリソウは葉がもっと細かく2〜3回羽状に深裂するので、容易に区別がつきます。
当初ヤマノコギリソウと同定しましたが、その後見直して花弁の大きさなどから、ノコギリソウであると判断しました。
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タチコゴメグサは野反湖ではお馴染みの花です。 地域差があ
るかと野反産の写真と比べましたが差は見つかりませんでした。
花さんぽ 2007-25-2