8月5日〜8日 野反湖 百花繚乱(その2) 4/7
センジュガンピを初めて見つけたのは2004年、キャンプ
場近くの沢の河口付近でした。 初対面だったので大感激。
沢筋のやや薄暗い場所に咲きます。 葉は対生し披針形、
先はとがります。 白い花が浮き立ち、ナデシコ科の清楚
な雰囲気が漂います。 大好きな花の一つです。
白い花弁の先端が不規則に裂ける感じが好きです。
蕊は先端部が白く根元付近は緑色です。上の写真
の手前の花はまだ若く、蕊が成熟していません。
好きな花なので4枚も載せてしまいました。 上の写真の花は十分
成熟し、すでに結実しているように見えます。 センジュガンピと
は面白い名前ですが、花が中国原産の岩菲(センノウ)に似て、
日光中禅寺湖の千手ヶ浜で発見されたことに由来するそうです。
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コイチヨウランは、2006年に野反湖の友人、中村一雄さんの案内で初めて見ることができた花です。 今年も元気に咲いていてくれました。この花もお気に入りです。
「八頭身美人」という言葉がありますが、この花はなんと16~17頭身の超美人?
名前の通り、小さな一葉蘭です。 葉は小さくて黒っぽく、地面に近くに1枚だけつけます。 探す時は、花よりもこの葉を目印にします。
花は小さく葉と離れているので、両方をきっちり撮影するのは、なかなか難しいです。 目立たないので、さほど花に興味がない人は、登山道脇に咲いていてもきっと気付かずに通り過ぎてしまうでしょう。
野反湖のコイチヨウランの葉の裏は、暗い紫色を帯びています。 図鑑やネットで調べると、ほとんどすべてが緑色です。 もしかすると品種が違うのでしょうか? よろしければ、コイチヨウランのページもご覧ください。
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ホソバノヨツバムグラはには、ちょっとうれしい思い出があります。
2006年に野反湖に流れ込む小さな沢の河口で見つけたのですが、
それは野反湖の友人で自然観察の師匠でもある中村一雄さんよりも
先の発見だったのです。 野反湖のことは何でも知っている中村さ
んより先に見つけられて、ちょっと嬉しかったのです。
オオヤマサギソウの他に野反湖ではキソチドリ、
ホソバノキソチドリなどのツレサギソウ属を見る
ことできます。 他のツレサギソウ属もいそうな
気がしますが、まだ発見できていません。
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ツルリンドウはあちこちの登山道脇などで見ることができ
ます。 目立たない花ですが、なんともかわいいです。
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ツリガネニンジンは野反峠付近の
草原で普通に見ることができます。
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ヤマオダマキの距まで黄色いものをキバナノヤマオ
ダマキと呼びます。 野反湖には距が薄紫色のヤマ
オダマキもいるのですが、私たちは黄花しか見たこ
とがありません。
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サワギキョウは湖近辺の数カ所で見ることができます。
いずれも湿地や沢筋などで、日当たりのよい場所です。
近づいてみると、勇ましい形をしています。 仲間の
ミゾカクシに形がにていますが、ずっと大きいです。
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2008年7月19-20日 真夏の野反湖 その2! p.1/3
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花さんぽ 2007-21-4