8月5日〜8日 野反湖 百花繚乱(その2) 3/7
キャンプ場のロッジのそばにいました。 木本のシモツケに似て
いますが、本種は名に「草」とつくように草本です。葉は掌状に
5~7に深裂するので、卵形や披針形のシモツケと識別できます。
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イワアカバナは柱頭の丸いボンボンが、かわいい。
この花もたくさん咲いています。
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ノリウツギはアジサイに似た形の白い花を咲かせる、高さ数メートルの樹木です。樹液を和紙を漉く際の糊に利用したのが名の由来です。 野反湖の草原には点在していて、花の時期にはよく目立ちます。草原が森林化する際に最初に侵入して来る低木の一つで、野反湖においても森林化が進んでいるのがわかります。
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ソバナは比較的簡単に見つけることができますが、
どこにでもたくさんいる、という訳でもありません。
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イタドリの花が赤いものをベニイタドリと呼ぶようです。
イタドリの仲間は場所によっては増えすぎて問題にな
っているようですが、野反湖では数は多くなく、さほ
ど勢力が強い植物にはなっていないようです。
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シソ科のミソガワソウは、高さ1メートルほどにもなる
大型の高山植物。 野反湖ではニシブタ沢の河口付近に
いましたが、2011年の台風12号で大量の土砂が流れ込
みました。 植物たちが復活できるか、気になります。
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モウセンゴケは湖畔の湿原にいます。 食虫植物として
有名です。上の写真は葉です。 赤い腺毛が多数あり、
先端から粘液を分泌して虫を捕らえます。 根も葉もあ
るので虫を捕らえなくても成長は可能ですが、虫を捕ら
えられると花と種子を多くつけることができます。
モウセンゴケはつい葉に目がいってしまい
ますが、小さな白い花を咲かせます。
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ミズギク野反湖では1箇所のみに群生していると考え
られていましたが、最近別の場所でも発見されました。
ミズギクは氷河期の遺存植物です。 茎は高さ30〜50cm
くらいで、茎頂に1花をつけます。 茎と葉に褐色の毛が
多数生えます。
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