花さんぽ 2007-21-1                         ←前へ  下へ▼  次へ→

 

 8月5日〜8日    野反湖 百花繚乱(その2)     1/7

ヤナギランはスラリと背が高い、ちょっと気取った美人さん。 野反湖を代表する風景の一つ
 ヤナギランはスラリと背が高い、ちょっと気取った美人さん。 野反湖を代表する風景の一つ

 

 7月は最高の花の季節だというのに、仕事が非常に忙しく、連日帰宅は深夜近く。 休日出勤も多く体も心もヘロヘロ状態で、なかなか野反湖に来ることができませんでした。 「忙しい」という字は、心を亡ぼす、と書きます。 これはいかんですね。 何事も過ぎてはいけないです。

 

 うやく仕事が一段落した8月初旬、亡びそうになっていた心を癒すため、野反湖にやって来ました。 天空の湖は、やさしく迎え入れてくれました。 8月も、野反湖はまだまだ「百花繚乱」状態です。

 

 今回は久しぶりにテントでキャンプ! しかも3泊4日! ここには「日本一気持ちがいいキャンプ場」があるのです。 小学館のアウトドアライフ提案型マガジンBE-PAL」が、2002年に実施した読者アンケートによる「ほんとうに気持ちいいキャンプ場100」という企画で、ダントツの1位に選ばれたのです。

 

 ヤナギラン  別の角度。対岸に導水路の滝が見えます。
 ヤナギラン  別の角度から。対岸に導水路の滝が見えます。
ヤナギラン(柳蘭) ラン科ではなくアカバナ科の植物です。
 ヤナギラン(柳蘭) ラン科ではなくアカバナ科の植物

 

 野反湖には、第1・第2の二つのキャンプ場があります。 第1キャンプ場は野反ダムを過ぎてすぐのバンガローサイトです。 シャワー施設のあるビジターセンターの背後の斜面に広がっています。 バンガローは75棟もあり、清潔な共同水洗トイレや炊事場も完備。 多くのバンガローはすぐ近くに車をつけられるので、荷物の搬入・搬出も楽ちんです。 キャンプに不慣れだったり、気軽に野反湖の自然を満喫したい方にお勧めです。

 

 第2キャンプ場はテント泊専用で、第1キャンプ場から数百メートル奥にあります。 車は入れません。 車は第1キャンプ場の駐車場に停め、荷物が多ければ無料のリアカーを借りて運びます。 装備が多い場合は1台には積み切らないかも知れませんね。 2台借りるか、2往復するか... 第2キャンプ場までの道は、やや傾斜がある部分もあるので、装備が多いと一汗かくことになります。

 

 ちょっと、不便ですね。 しかしこの不便さと引き替えに、テントサイトでは価値ある「静寂」が得られるのです。 車のエンジン音やドアをバタバタ開け閉めするノイズとは無縁の世界です。 車がいないので「安全」であることも小さな子供連れにはありがたいのでは?     野反湖キャンプ場公式サイト


 

 お気に入りの場所に「寝室」であるテントを貼りました。 ここは野反湖がよく見え、トイレも遠くなく、第2キャンプ場の中でも奥なので静かです。 ちなみにこのテントは国産の「小川テント」製のドーム型で、この時点でもう10年以上使っているものです。 インナーテントにコットンを使っているので最近の軽量化されたテントと比べると重いですが、作りがしっかりしていて快適です。 6人用を二人で使うので広さも余裕たっぷり。 「寝室」は15分ほどで設営完了しました。

 
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花さんぽ 2007-21-1