7月1日 ランを求め、湿原へ 2/4
ことはありましたが、トキソウはお初! ヤマトキソウと似て
いますが、ヤマトキソウは全開せず上を向いて咲くので識別は
簡単です。
和名は、紅紫色の花がトキが飛んでいる姿に似ていることから
付けられたそうです。 開花時の高さは10〜30cmほどです。
唇弁は、側花弁より長く先端が3裂します。 唇弁の中裂片は
とても大きく、内側に肉質の毛状突起が密生します。 学名の
Pogonia はギリシャ語の 「pogonias(ひげのある)」が語源
だそうです。 唇弁のこの姿から名付けられたのでしょう。
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さて、他にもいろいろな花を見ることができました。
ノギラン科のキンコウカです。 これもお初。 黄色い美
しい花を咲かせます。 本州近畿地方以北・北海道の、主
に日本海側の山地の、湿気の多い草原に生育する多年草。
時期がまだ早かったですが、最盛期にはこの湿原を黄色く
埋め尽くすほど咲くようです。
花茎は、高さ20〜40cmくらい。 花茎の上に
花被片6枚の星型の黄色い花の形は、ピカっと
光る感じ。 だから「金光花」とも書くので
しょうか? 花は下方から開花していきます。
花糸には細かな毛が生え、これがまた美しい。
花さんぽ 2007-19-2