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 6月23-24日 花シーズン全開! 初夏の野反湖 (その2) 3/4

ヤマトユキザサ (大和雪笹) キジカクシ科 マイヅルソウ属
ヤマトユキザサ (大和雪笹) キジカクシ科 マイヅルソウ属

 

 ユリ科キジカクシ科のヤマトユキザサもお初の花でした。

実は、今回WEB版を作成するまでずっとヒロハユキザサとして

いました。 しかしヒロハユキザサの花序の軸は緑色で毛がほ

とんど無いのに対してヤマトユキザサは花序の軸が赤みを帯び

毛が多いのが特徴。 写真のように明らかに後者の特徴が見え

るので、ヤマトユキザサとしました。 但し別な場所ですが野

反湖にはヒロハユキザサもいるようです。

 

ヤマトユキザサ
ヤマトユキザサ

 

 ユキザサよりずっと大型で、葉もクマザサのように大きいです。

雌雄異株ですが、写真の花が雄花なのか雌花なのか、ちょっと自

信がありません。 雌花は柱頭が3つに分かれて開くそうです。

写真ではそうなっていませんが、これからそうなるのかも知れま

せん。 少し時期をズラして観察しないとはっきりわからないと

思いました。                      

 

コツマトリソウ (小褄取草) サクラソウ科
コツマトリソウ (小褄取草) サクラソウ科

 

 コツマトリソウもお初の花でした。 名は小さなツマトリソウ

という意味ですが、花の大きさはさほど変わらないように思えま

す。 野反湖では第2キャンプ場近くの湿原に咲きます。 ツマ

トリソウに非常によく似ますが、葉の先端が丸みを帯びるという

特徴があります。

 

 草地などに植え替えると、葉の形も変わりツマトリソウになっ

てしまうと言われています。 なので、ツマトリソウと区別しな

い考え方もあります。 下の写真はツマトリソウです。

 

ツマトリソウ (褄取草) サクラソウ科
ツマトリソウ (褄取草) サクラソウ科

 

ツマトリソウは、野反湖では国道脇などでよく見られます。

コツマトリソウと比べると、葉の先端はややとがります。

 

 
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