スーパームーン
Super Moon
2012年5月5日のスーパームーンです。
月は地球の周りを回っていますが、その軌道は真円ではなく楕円であり、地球に近づいたり遠ざかったりしています。 近づけば当然大きく見え、その時に満月や新月になると、スーパームーンと呼ばれます。
楕円軌道なのは知っていたけど... そんなに大きく見えるの? 当日はよく晴れて絶好の観察日和。 う〜ん、確かにちょっと大きく見える! そしていつにも増して、明るい感じだし。
あとで、以前撮影した満月の写真と並べてみて驚いた! こんなに違うんだ!こんなに差があるとは知らなんだ! 半世紀以上生きてきて、初めて実感を伴って知りました。 ちょっとした驚きと感激です。
左が、今回のスーパームーン。 右は2011年12月10日の皆既月食の夜の、欠け始める前の写真。
NASA(アメリカ航空宇宙局)によると、通常の満月より大きさが14%、明るさが30%増したそうです。 しかしこの「通常の満月」というのが天文のシロウトには何を指すのかわからない。 すべての満月の平均値の大きさと明るさという意味なのだろうか?
上の写真の2個の月は、倍率は完璧に同一です。 しかし明るさについては、カメラや画像ソフトが調整してしまうので、目安にもなりません。 とにかくスーパームーンと大きさを比べてみました。 方法は単純、画像編集ソフトでグリッドを表示させて目盛りを数え、大雑把な直径の比較をしました。
その結果スーパームーンが30.08目盛り、昨年12月10日の月が26.95目盛りでした。 30.08/26.95≒1.12。 約12%スーパームーンが大きかったことがわかりました。 NASAは「通常の満月」より14%大きいと言っているので、右の12月10日の月は通常より2%ほど大きい月だったのでしょうね。
スーパームーンについてもう少し詳しく知りたい方は、下のNASAの説明ビデオがおススメです。 英語ですけど。
2012.05.17 掲載
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皆既月食
Total eclipse of the moon
2014年10月08日の皆既月食です。
2014年10月8日にも皆既月食を見ることができました。 とてもわかり易い天体ショーで、何度見ても幻想的な感じです。 今回は東京都小平市の自宅で撮影。 2階の窓からビールと焼き鳥で一杯やりつつ、撮影しました。
外部関連サイト ⇒ アストロアーツ 2014年の皆既月食
2014.10.18 掲載
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2011年12月10日の皆既月食です。
撮影日時:2011年12月10日 18:56、21:47−23:08
撮影地 :栃木県足利市 Hiroの実家の庭
撮影機材:デジカメ SONY DSC-HX1とテレコンレンズ。
(35mm換算で952mm相当)
三脚は使用せず、手持ちで撮影。
設定 :標準プログラムモード、スポット測光、手振れ補正ON、
高速連写モードON
月はけっこう早く動くので、三脚は面倒なので使いませんでした。 食が進むと暗くなり、シャッタースピードが落ちます。 下のように、手振れ補正機能を使っても、ブレブレ・ボケボケ・不適正露出の写真が大量生産されます。
しかし10枚/秒の高速連写で撮りまくると、偶然手振れの振動の頂点でシャッターが切れた写真はブレ無しになるのです。 かなり暗くても、30枚に1枚くらいはなんとか見られるものが撮れます。 銀塩カメラでは経済的な問題でこんなことはできませんが、デジカメなら造作もないことです。
皆既月食はずっと以前(子供の頃?)に見た気もしますが、欠け始めから皆既食状態までを見ることができたのは、生まれて初めてかも知れません。 皆既状態になったときは月はちょっと不気味な赤みを帯び、幻想的な雰囲気を醸し出していました。
2枚目の連続写真は画像処理ソフトを使って作りました。 それぞれの時間の月の角度を合わせたり、明るさ・コントラストを調整したり、等間隔で並べたり...。 結局3時間ほど要してしまいました。 でも天体の撮影などしたことがないド素人にしては、けっこう良いデキでしょう?
この皆既月食についてもっと詳しく知りたい方は、この外部サイトをご参照ください。
2012.05.17 掲載