カワセミ科
カワセミ
川蝉 Alcedo atthis
スハマソウを見に行った川崎市の自然公園で見ることができました。 カワセミは今まで何度か見たことはありますが、撮影できたのは今回が初めてです。
バズーカ砲(でっかい望遠レンズをつけたカメラ)を抱えたおじさん達が数人、池の畔にいたので、何を撮っているのかと見ていると、「カワセミがいたんだよ。もう行っちゃったけど」と教えてくれました。 ぜひ見てみたい、また来るかも知れないと、私も待ってみることにしました。
10分...15分...待っても来る気配がありません。 おじさん達はとっくにいなくなっています。 諦めかけたとき、散歩風の老夫婦がやってきて、「今日はいないわねえ」などと話している。 「もしかしてカワセミですか?」と声をかけると、奥様が「そうなんです、いつもはあの木の枝にいることが多いんですけどねえ」と15mほど離れた、枝が水面に近い小さな木を指差された。
その木を見ると... いるじゃん、カワセミ! 枝にとまった小さな体が見えました。 教えてもらえなければ、わからなかったです。 「カワセミ、いますよ!」教えてあげると、「あら、本当、いましたね!」と嬉しそうにご夫婦で観察を始められました。 ご夫婦のお陰で自分も見ることができた訳ですが、なんだか良いことをした気がしましたよ。
背中の美しいブルーが撮りたかったのですが、なかなかよいアングルにはなってくれません。 枝がジャマですが、なんとか撮った1枚です。
水面をじっと見つめています。 小魚かザリガニなどを狙っているのでしょうか? 何度か池に飛び込み、何かを採っていたようですが、あまりに動作が早くその瞬間はとても写せませんでした。
3枚の写真はコンデジにコンバージョンレンズを付けて900mm相当の望遠で撮影し、更にガバっとトリミングしてあります。 画質はそれなりになってしまいました。 でも「バズーカ砲」は買うお金もないし、あんな重そうなモノ持って野山を歩きたくないので、これでガマンですね。
2011.03.08 掲載
カワセミの写真はこのページにもあります → Dairy-Hiroダス 2012年3月31日 清瀬の雑木林p.3/3