クロツバメシジミ
Tongeia fischeri
黒燕蜆蝶 シジミチョウ科
準絶滅危惧 (NT)
植物を食草とするので、自生地は局所的です。 環境省レッドリ
ストでは、準絶滅危惧に指定されています。
長野県にツメレンゲの花を見に行ったときに、たくさん見るこ
とができました。 花を撮影しているとひらひらと近くを飛び回
ります。 とてもかわいいチョウで、すっかり気に入ってしまい
ました。 終いには花よりチョウの方を追っていました。
翅の表側は、雌雄ともに黒っぽい色をしています。 光の当た
る角度により、わずかに緑色や青色は混ざった色に見えることも
ありました。 翅の縁は白く縁取られていますが、その部分は短
い毛のようになっていて、それがまた美しい。
ツメレンゲにいるクロツバメシジミは、どれも
絵になります。食草にいるときが、一番美しい?
翅の裏側には、こんなに綺麗な模様があります。 触覚は白と
黒の縞模様でした。 目の前に小さな突起が2本あり白い毛が生
えています。 これはなんと呼ばれる部位なのでしょう?
花の上をくるくると歩いて吸蜜します。 上の写真ではたまたま
真っ直ぐにこちらを向いていて、目が合ってしまった感じでした。
後ろ姿です。 お尻の形状から、おそらく♀(雌)だと思います。
左の♂(雄)は後翅がボロボロです。鳥などに襲われたので
しょうか? でもこれで子孫が残せますね。 下の赤い葉は、
ツメレンゲの葉です。 卵もツメレンゲの葉の間に産み幼虫
もツメレンゲの葉を食べて成長します。
このページのクロツバメシジミの写真は、すべて2011年10月
23日に長野県東部地方で撮影したものです。alt=444m
掲載日 2011.10.29
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ヒメシジミ
Plebejus argus micrargus
姫蜆蝶 シジミチョウ科
準絶滅危惧 (NT)
掲載日 2011.10.29