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. 8月16日(日)    苔の森にて(前編)

 

感染は静まりませんが、お盆なので顔だけ出すために実家に立ち寄る。

猛烈な暑さは、今や日本中どこでも同じだなあー

父親の満面の笑みを浮かべた写真が飾られていた。

家にいてニコニコしていることは、まずなかったが・・

なぜに写真撮影の時は必ず笑顔だったのだろう。

おとんは幸せだったんだなあーって娘は感じます。

 

前の仕事の11年間、お盆の時期には仕事が入っていたので、

花さんぽに出られることがなかった。

ずっと見てみたかった花で、いつ行けるやらと思っていた。

帰省ついでに、ぐるーっと回って見に行こうかと急遽決めました。

 

土曜日は移動のみ。

しかし・・信州の高原地帯でも、どうかしたような暑さだあ~💦

気に入っているホテルに宿泊し、

今回はちょっと美味しい夕飯をとくらすわさんに予約もしておいた。

一皿はちょこっとの量だけど、どれも美味しいぞー

 

レモンジンジャーサワーと、諏訪市麗人酒造のくらすわ限定 諏訪浪漫麦酒の樽生ビール “りんどう” で乾杯! ★★★
レモンジンジャーサワーと、諏訪市麗人酒造のくらすわ限定 諏訪浪漫麦酒の樽生ビール “りんどう” で乾杯! ★★★
「信州十四豚のリエットを詰めたプチシュー 」「十四」は「ジューシー」と読むらしい。 文字通り一口サイズだが、おいしかった。 周りの粉状のものはチーズ ★★★★
「信州十四豚のリエットを詰めたプチシュー 」「十四」は「ジューシー」と読むらしい。 文字通り一口サイズだが、おいしかった。 周りの粉状のものはチーズ ★★★★

「信州サーモンのミキュイ 夏野菜をオレンジのソースで」 低温調理の絶妙な火加減で信州サーモンがとてもおいしくいただけた。 野菜たちもソースもGood! ★★★★
「信州サーモンのミキュイ 夏野菜をオレンジのソースで」 低温調理の絶妙な火加減で信州サーモンがとてもおいしくいただけた。 野菜たちもソースもGood! ★★★★
「旬の素材のポタージュ」 今回はトウモロコシを使った冷製ポタージュスープだった。 驚くほど甘みが強い。 おいしくいただきました。 ★★★★
「旬の素材のポタージュ」 今回はトウモロコシを使った冷製ポタージュスープだった。 驚くほど甘みが強い。 おいしくいただきました。 ★★★★

「信州十四シャモのテリーヌ 信州野菜のモーリョヴィネグレッチで」 シャモは旨味があるが独特のクセも。 モーリョ・ヴィネグレッチは酸味が効き、バルサミコ酢も酸味、グリーンサラダにも酸味があるドレッシングで「酸味3段攻め」にはちょっと閉口した。 ★★★ 
「信州十四シャモのテリーヌ 信州野菜のモーリョヴィネグレッチで」 シャモは旨味があるが独特のクセも。 モーリョ・ヴィネグレッチは酸味が効き、バルサミコ酢も酸味、グリーンサラダにも酸味があるドレッシングで「酸味3段攻め」にはちょっと閉口した。 ★★★ 
「養命酒製造「糀甘酒」に漬けたイワナのフリット ソースブールブラン」 イワナにこんな食べ方があったのか!と驚かされた一品。 川魚なのに香り高く、身はほわほわと柔らかく味わい深い。 ぜひまた食べたい、できれば大盛りで!(相方談)★★★★★
「養命酒製造「糀甘酒」に漬けたイワナのフリット ソースブールブラン」 イワナにこんな食べ方があったのか!と驚かされた一品。 川魚なのに香り高く、身はほわほわと柔らかく味わい深い。 ぜひまた食べたい、できれば大盛りで!(相方談)★★★★★

 

食事の途中で、目の前の諏訪湖で花火大会が始まった🎆

直線距離で150mほどの湖上から打ち上げている。

小さめの花火だが、すぐ近くで打ち上げているので、

迫力満点!

偶然特等席だったので、涼しい部屋で食事をしながら

目の前ではじける花火は、なんとも贅沢でしたあ!

本来はお盆の花火大会の日だったようです。

短い🎇大会でしたが、湖畔には大勢の人々が見に来ていました。

 


「信州プレミアム牛ランプのグリル フランボワーズソースで」 ランプは柔らかく、程よく脂が乗り、肉の旨味が濃い。 ソースもよく合いおいしくいただきました。 ★★★★★ これが提供されたときに花火大会が始まった。 目の前の花火を見ながらいただくなんて、ちょっと贅沢気分。
「信州プレミアム牛ランプのグリル フランボワーズソースで」 ランプは柔らかく、程よく脂が乗り、肉の旨味が濃い。 ソースもよく合いおいしくいただきました。 ★★★★★ これが提供されたときに花火大会が始まった。 目の前の花火を見ながらいただくなんて、ちょっと贅沢気分。
「桃のセミフレッド 桃のコンポート添え」 セミフレッドの舌触りと桃の味が絶妙。 大好きなコンポートも甘過ぎず桃の味と香りが生きていた。 ★★★★ フロアスタッフは明るく、キビキビと動いて好感が持てた。 花火のときに部屋の照明を暗くする心遣いをありがとう! ぜひまた訪れたいレストランです。
「桃のセミフレッド 桃のコンポート添え」 セミフレッドの舌触りと桃の味が絶妙。 大好きなコンポートも甘過ぎず桃の味と香りが生きていた。 ★★★★ フロアスタッフは明るく、キビキビと動いて好感が持てた。 花火のときに部屋の照明を暗くする心遣いをありがとう! ぜひまた訪れたいレストランです。

 

翌朝の朝食は、従来はホテルの自慢とも思える

朝食バイキングのラインナップでしたが、

コロナ対策といってセットメニューに変わっていた。

 

以前の面影もないNGな朝食
以前の面影もないNGな朝食

 

こりゃーいかん! いったいどうしてしまったのか?

お米はボソボソ~の最低ランク、おかずも冷たいものばかりでがっかりだあー

他のお客さんたちも一口、二口食べただけで固まってしまい、残していた。

コロナで観光業も打ちのめされているのだろう。

それを考慮しても、この朝食はひどい。

でも私たちはこの暑さでバテないように、無理やり胃袋に押し込んだ。

 

さーて、ここから移動していきますよ。

信州でも立ち寄ったことのない町の道の駅で休憩。

ここも猛烈に暑いから、ソフトでも食べたーいって思ったら、

感染防止のために販売中止中だって、

名産は牛肉のようだなあ。

業者向けサイズのブロック肉が、わんさか売っていたあー。

今朝はマズマズ朝食だったので、メンチカツを買って頬張った。

お店も賑わっていたが、先を急ぐのでスルー。

ちょいと気になった道の駅。

 

目的のお山に着いた。

ここは猛烈な暑さはなかったので一安心。

見たいお花はどこかなあー。

一回り歩いてきたという人に、相方が花の情報を訪ねると・・

「私は花なんか見ていません」ときっぱり返答されたようです。

歩くだけが目的の人に聞いたって駄目だわなあ~

はいはい、そうですかあー、とにかく歩いてみよう。

 

めぼしい花などまったく咲いておりません。

しかし・・ここは苔がとっても綺麗に生えている。

苔に導かれるように向かってみたら・・

終盤だけどコイチヨウランが苔の中で咲いていた。

 

森の中に美しい苔フィールドが広がっていた
森の中に美しい苔フィールドが広がっていた
コイチヨウランは果実期に
コイチヨウランは果実期に

 

どこに咲いとるかなあー トコトコと歩いていたら、

「今日2人目の人に会った!」と顔を合わせるなり言う、山歩きのご夫婦。

花は咲いていませんでしたか? と尋ねてみたら、

「花なんて全くないよ、あったら見逃さないもの!」とおばさまおっしゃる。

う~ん、本当かねえ~?

 

アテになりそうもない情報なので、諦めずに進んでみた。

またまた苔が綺麗な場所に出てきたら・・

ゆら~りと白いものが私を呼んだ。

.

咲いているじゃないよ!!

セリバシオガマさんがーー

見逃さないおばさまあ~、見逃してるよ。

相方が「笑っちゃうね、大きな案内板まであるじゃないか!」

 

セリバシオガマが群生している場所を見つけた! これが見たかった花です
セリバシオガマが群生している場所を見つけた! これが見たかった花です

 

暑い夏に爽やかに咲いているセリバシオガマ、

とても涼しげで美しいです。

やっと見に来ることが出来たあ☆

 

セリバシオガマ (芹葉塩釜) ハマウツボ科 シオガマギク属
セリバシオガマ (芹葉塩釜) ハマウツボ科 シオガマギク属

  

葉がセリのように細かく裂けるのが特徴的。

お花は白いけれど、ほんのり薄緑色のグラデーションがあって素敵だ。

真横に花弁が向いて他のシオガマ同様に鳥の頭のようで、首を傾げている。

 

セリバシオガマの花は左右非対称。 長さは約2cmで、筒部は薄緑色をしています
セリバシオガマの花は左右非対称。 長さは約2cmで、筒部は薄緑色をしています
セリバシオガマの高さは30〜50cmほど。 茎は柔らかく、わずかな風で揺れてしまう
高さは30〜50cmほど。 茎は柔らかく、わずかな風で揺れてしまう

 

本来は亜高山帯に多く咲く花ですが、

冷湿帯の針葉樹林下に咲くのは珍しいそうです。

 

セリバシオガマの花の上唇は先が嘴状に細く尖ります 下唇は右に傾き、浅く3裂し、中裂片は小さい
花の上唇は先が嘴状に細く尖ります 下唇は右に傾き、浅く3裂し、中裂片は小さい
セリバシオガマの葉は上部まで対生し、羽状に裂けます。 柔らかい感触
セリバシオガマの葉は上部まで対生し、羽状に裂けます。 柔らかい感触

 

ゆっくりと観察・撮影しました。

この森の不思議な環境が楽しい。

とにかく苔が元気で美しいのだ。

様々な種類もあるようです。

 

森の中には美しい苔エリアがあちこちにあった。 ここは苔の森だ
森の中には美しい苔エリアがあちこちにあった。 ここは苔の森だ
苔の森 なんだか落ち着く
苔の森 なんだか落ち着く

 

のんびりしまして、お帰り渋滞も気になるのだけれど、

相方はもう1ヵ所行こうという。

なかなか来れないし、相方が問題ないというのであれば行きましょう。

 

お初の植物2種に出会えた! >>後編へ

 

マルミノヤマゴボウ
オオキツネノカミソリ

コメント: 2 (ディスカッションは終了しました。)
  • #1

    花好きhi (水曜日, 26 8月 2020 18:53)

    こんばんは。セリバシオガマの写真&レポートありがとうございます。コイチヨウランの果実写真もありがとうございます。食べていませんがあの朝食はNGですね。ご飯ボソボソはNG!!
    コケの森は癒されますね。あのフカフカが気持ちいい!うちにもたくさん生えています。ですが、たまにほって盗まれます!!やめてほしいですね。

  • #2

    Hiro (木曜日, 27 8月 2020 14:11)

    花好きhiさん
    セリバシオガマが涼やかで、苔も美しく広がる森でした。
    ホテルの朝食はひどいものでした。
    ご飯は重要なんです。
    苔を盗むなんてひどいですね、
    苔ブームもあるのでしょう。
    まったく常識ない輩が多すぎますね。