. 6月26日(土) 水無月なのに皐月(さつき)
先週行く予定だった花を見に行きます。
先月の末に花友さんが見に行かれ、
HPにアップされたお写真を拝見しました。
「サツキヒナノウスツボ」と紹介されていましたが・・
私は、むむむ~っ? ときまして、違うでないかいと。
これはまさにイナサツキヒナノウスツボ(伊那五月雛の臼壺)
であるに違いありませんぞとお伝えし、
また相方が発表論文を見つけてお送りしました。
実は花友さんも違和感を持たれていたということで、
論文に照らし合わせると「イナサツキヒナノウスツボ」で
間違いないと確信を持たれ、再度開花の多くなった時期に
撮影に行かれました。
そんなやり取りがあり、私たちも見ていない花でしたので、
時期は少々遅れましたが、水無月の「イナサツキヒナノウスツボ」
目指して Let's go!!
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あーまだまだ咲いておりましたぞ、
イナサツキヒナノウスツボ!
サツキヒナノウスツボの変種です。
葉の上に、するーっと花茎を伸ばして花を付ける。
とぼけたミッキーマウスみたいだなあ~
地味だけど、ユニークだよねえ~
せっかくここまで来たので、
毎度おなじみじっくり撮影会。
壺状の花冠の先端は5裂しますが、上唇が直立している花と、
前方に伸びたままの花がありました。
現在相方が調査中ですが、この花は雌性先熟なので、
雌性期と雄性期で上唇の形状が変わるのかも知れない、と申しております。
調査結果が出るのは、少し先になりそうです。
相方は、なんだか私以上に時間を掛けている様子。
私が一人で先を探ったりしてから戻って来ても、
まだまだ腰を据えて撮影している~
どうやら昆虫にも目がいったようで、動画なども撮っている。
でもそのご紹介は別の機会に。
希少なイナサツキヒナノウスツボが見られて感激でした。
発見者の花友さんに感謝申し上げます。
ありがとうございました。