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. 5月16日(日)      覗きまくり!

 

数年前からお花の先輩に自生地を教えて頂いていたのですが、

なんやらかんやらと行けずじまいであったので、

今年こそトライだ!と向かうことにしました。

 

実は10日前にもHiroKenは現地に下見に来ていました。

殆ど開花はない状態だったので、

ベストな日を狙おうとやって参りました。

 

あいにくの小雨模様でしたが、

花を見るには悪い状態、というほどじゃないね。

 

ここに来るたびに、ナビが必ずおかしな道を進ませようとする。

毎回迷宮に陥るので、相方になんでわかりやすい地点ポイントを

入れておかないんだと、わたしゃーブーイング~

険悪な雰囲気の車内でした。

 

あれー? あんまり開花が進んでいる様子がないね。

やっと開花が見られた花は、コアツモリソウです。

 

コアツモリソウ (小敦盛草) ラン科 アツモリソウ属  2021.05.16
コアツモリソウ (小敦盛草) ラン科 アツモリソウ属  2021.05.16

 

この花は撮影に苦労するんです・・

だって花は葉の下に隠れるように、うつむいて咲いてるんですもの。

おまけに背萼片で顔を隠してしまっている。

どんだけ恥ずかしがり屋さんなのか。

 

開花しているのか、していないのか?

スカートめくりじゃないですけれど・・

そっと葉を持ち上げて、覗き込んで確かめるしかない。

株はたくさんあるので、もう覗きまくり!

 

この日見た中で、一番色白なコアツモリソウ  清楚な感じ
この日見た中で、一番色白なコアツモリソウ  清楚な感じ

 

実は、完全白色タイプのシナノコアツモリソウが見たいんじゃが・・

う~ん、なかなか咲いていない。

ハーフ&ハーフ?のカラーがあったり、

色白だけど斑点付きだったり。

完全白色タイプが見つからなかったあ~

あちゃー、また再チャレンジかもね。

 

暗紫色の斑点と条があるので、シナノコアツモリソウではないね(中間型?)
暗紫色の斑点と条があるので、シナノコアツモリソウではないね(中間型?)

 

でもさー、とても個性豊かな、こあっちゃんたちだわね!

おどろおどしいお顔や、すべすべ美肌さんなど。

完全ホワイトニングのこあっちゃん・・今度こそ。

 

コアツモリソウの色黒さん?タイプ
コアツモリソウの色黒さん?タイプ
色黒さんタイプは、血が吹き出した跡のようで、ちょっとおどろおどろしい
色黒さんタイプは、血が吹き出した跡のようで、ちょっとおどろおどろしい
標準的?タイプ  近づいて見ると昆虫の顔を連想した
標準的?タイプ  近づいて見ると昆虫の顔を連想した

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スズムシソウも見つかりました。

ひっそりとした森に似合う花です。

 

スズムシソウ (鈴虫草) ラン科 クモキリソウ属  見頃。ベストな時期でした
スズムシソウ (鈴虫草) ラン科 クモキリソウ属  見頃。ベストな時期でした
スズムシソウ  背景の灰緑色の葉は、この森に無数に生えるアオフタバラン
スズムシソウ  背景の灰緑色の葉は、この森に無数に生えるアオフタバラン
スズムシソウの花は、横顔がキリッとシャープでカッコイイ!
スズムシソウの花は、横顔がキリッとシャープでカッコイイ!

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サカネランもツーンと立ち上がって咲いておりました。

この花を初めて見た時は、誰かが捨てたトウモロコシの食べカスかと思った。

 

サカネラン (逆根蘭) ラン科 サカネラン属  フレッシュな状態でした
サカネラン (逆根蘭) ラン科 サカネラン属  フレッシュな状態でした
草丈は20cmほどで、やや小型の株。 周辺には見つからず、この1株のみ
草丈は20cmほどで、やや小型の株。 周辺には見つからず、この1株のみ

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場所を移動して他にお花はないかと歩いてみた。

ヒメイズイエゾノタチツボスミレ・大きなオカオグルマ

オキナグサは綿毛になってそよそよと・・

 

ヒメイズイ (姫委蕤) ユリ科 アマドコロ属  とてもたくさん咲いていた。
ヒメイズイ (姫委蕤) ユリ科 アマドコロ属  とてもたくさん咲いていた。
イズイ (委蕤)はアマドコロ(甘野老)の漢名だそうです
イズイ (委蕤)はアマドコロ(甘野老)の漢名だそうです

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エゾノタチツボスミレ (蝦夷の立坪菫) スミレ科 タチツボスミレ類 白花
エゾノタチツボスミレ (蝦夷の立坪菫) スミレ科 タチツボスミレ類 白花

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オカオグルマ (丘小車) キク科 キオン属  見頃。数は多くなかった
オカオグルマ (丘小車) キク科 キオン属  見頃。数は多くなかった

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オキナグサ (翁草) キンポウゲ科 オキナグサ属  花は終わり果実期です
オキナグサ (翁草) キンポウゲ科 オキナグサ属  花は終わり果実期です

 

なんとーーベニバナヤマシャクヤクの大株が盗掘されていた!!

持ち去った後の穴が残っていた。 幼い株は助かったが。

これじゃー花が咲くには、まだまだ何年もかかかりそうだ。

許しませんよ!

盗掘者にベニバナヤマシャクヤクの怨念を送ったるわい!!!

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通常のヤマシャクヤクは、咲き残っているものがありました。

 

ヤマシャクヤク (山芍薬) ボタン科 ボタン属  草丈は30〜60cm 葉は3〜4個が互生し2回3出複葉
ヤマシャクヤク (山芍薬) ボタン科 ボタン属  草丈は30〜60cm 葉は3〜4個が互生し2回3出複葉
ヤマシャクヤクの花の径は4〜5cm 花弁は5〜7枚 3個ある花柱は先端が暗紫色で外側に曲がります 
花の径は4〜5cm 花弁は5〜7枚 3個ある花柱は先端が暗紫色で外側に曲がります 

 

森の中を探っていると・・

「やばいぞ! 銃を持ったやつが近づいて来る!」相方がビビってる~

身なりからしてハンターだと思いましたが、

「これから鹿や猪の駆除に入るので、危険だからこれ以上森の

奥には入り込まないでください」と忠告のための接近でした。

うろうろしてると、デカ腹の熊と間違われるから、

Kenが一番危険だわねえ~((´∀`))ケラケラ

 

課題の残る花さんぽでしたが、

また近いうちに再チャレンジするかもです。

ハンターに打たれずに無事に帰宅しました。