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. 5月11日(木)     あの花は今

 

今日は以前見たお花を久しぶりに「復習観察」に。

夏のような気温だあ~

圏央道のおかげでスイスイ来ましたが、

途中五霞の道の駅で休憩します。

懐かしいなあ~昔友人が住んでいたなあ~

当時を思い出しながら・・五霞の風景を見ていました。

新鮮お野菜も豊富にありましたよ。

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目的の地に到着。

数年前に見たトウサワトラノオです。

2006年の発見以来、地域の方が協力して保全地として守っています。

咲いていましたあー

 

半世紀を経て再発見されました。 保全地として守ってくれている、地元市民のみなさんに感謝します
半世紀を経て再発見されました。 保全地として守ってくれている、地元市民のみなさんに感謝します
トウサワトラノオ (唐沢虎の尾) サクラソウ科 オカトラノオ属  2017.05.11 栃木県 alt=50m
トウサワトラノオ (唐沢虎の尾) サクラソウ科 オカトラノオ属  2017.05.11 栃木県 alt=50m
トウサワトラノオ 2012年に訪れた時はやや時期が早く、花が少なかった。 今回は時期が合い、たくさん見られました。
2012年に訪れた時はやや時期が早く、花が少なかった。 今回は時期が合い、たくさん見られました。
トウサワトラノオはまだツボミも多く、これからもっと多く咲きそうな雰囲気です
まだツボミも多く、これからもっと多く咲きそうな雰囲気です

 

水辺に咲く花ですが、周辺の砂利道にも咲いていたので驚きました。

もう少ししたら一面に咲くのかもね。

暑い日差しの中、撮影してきました。

白くて素敵なお花で、暑さの中さわやかに感じます。

周辺は田植えも済んで、水田はきらきら~

 

トウサワトラノオは、絶滅が危惧されている植物です。 この地と、愛知県の一部にしかいません。
絶滅が危惧されている植物です。 この地と、愛知県の一部にしかいません。
トウサワトラノオ、近づいて見ると、とてもかわいい花ですよ。 花の直径は1cmほど。
近づいて見ると、とてもかわいい花ですよ。 花の直径は1cmほど。
トウサワトラノオの葯は暗紅色で、光の当たり方で赤く見えてきれい。 花粉は淡黄色です
葯は暗紅色で、光の当たり方で赤く見えてきれい。 花粉は淡黄色です
トウサワトラノオの開花直前の花は、花柱が突き出します(矢印部)。 やはり雌性先熟かな? 前回の宿題、完了
開花直前の花は、花柱が突き出します(矢印部)。 やはり雌性先熟かな? 前回の宿題、完了

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ミゾカクシカナビキソウオヘビイチゴ

キツネノボタンなども咲いていました。

 

ミゾカクシ (溝隠) キキョウ科 ミゾカクシ属  久しぶりのご対面
ミゾカクシ (溝隠) キキョウ科 ミゾカクシ属  久しぶりのご対面
カナビキソウ (鉄引草) ビャクダン科
カナビキソウ (鉄引草)

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オヘビイチゴ 満月みたいな花があった
オヘビイチゴ 満月みたいな花があった
キツネノボタン (狐の牡丹) キンポウゲ科
キツネノボタン (狐の牡丹) キンポウゲ科

保全地には絶えず新鮮な水が導かれ、数ヶ所にあるこのような排水口で、水位が一定に保たれていた
保全地には絶えず新鮮な水が導かれ、数ヶ所にあるこのような排水口で、水位が一定に保たれていた

 

トウサワトラノオ、希少なお花ですので、

ここにずっと咲き続けてほしいですね。

がんばれーー

 

ここから茨城に移動しましょう。

以前見た、センダイタイゲキはどんな様子だろうか・・

たくさん群れて咲いていたのだけどね。

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静かな里山は、緑が濃くなってきています。

ジュウニヒトエが迎えてくれました。

キンランカントウマムシグサも。

そしてアマドコロは半端ない数で、

アマドコロ畑と言いたいほど多い。

 

森の中を進んでいきます。

 

ジュウニヒトエ (十二単) シソ科 キランソウ属
ジュウニヒトエ (十二単) シソ科 キランソウ属
キンラン (金蘭) ラン科 キンラン属
キンラン (金蘭) ラン科 キンラン属

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カントウマムシグサ (関東蝮草)サトイモ科 テンナンショウ属(左右とも)
カントウマムシグサ (関東蝮草)サトイモ科 テンナンショウ属(左右とも)
カントウマムシグサの花序の付属体は棍棒状
花序の付属体は棍棒状

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アマドコロ (甘野老) キジカクシ科 アマドコロ属  至る所に群生。 ここの下草はほとんどがアマドコロ
アマドコロ (甘野老) キジカクシ科 アマドコロ属  至る所に群生。 ここの下草はほとんどがアマドコロ
アマドコロが支配する領域では、他の植物は成長が難しいようだ。 ここまで整然と生えるとなんだか恐い
アマドコロが支配する領域では、他の植物は成長が難しいようだ。 ここまで整然と生えるとなんだか恐い

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センダイタイゲキの自生地に到着。

範囲や数に、大きな変化はない印象でした。

 

センダイタイゲキ自生地(パノラマ撮影)
センダイタイゲキ自生地(パノラマ撮影)

 

隣接するアマドコロの群生(白色矢印)も大きな変化はなさそうです。

但し、アマドコロの先遣隊がセンダイタイゲキ群生部の中心部に

侵入を果たしており、少し心配です(黃色矢印)。

 

果実期のセンダイタイゲキ。 旺盛な株数で一安心しだが、侵入を果たしたアマドコロが懸念される。
果実期のセンダイタイゲキ。 旺盛な株数で一安心しだが、侵入を果たしたアマドコロが懸念される。

 

センダイタイゲキは、花を終わらせて果実を付けていました。

花期と比べて総苞葉の赤味は薄れていくようで、緑色になっています。

 

センダイタイゲキ (仙台大戟) トウダイグサ科 トウダイグサ属 茨城県 alt=25m
センダイタイゲキ (仙台大戟) トウダイグサ科 トウダイグサ属 茨城県 alt=25m

 

この仲間の中でも、センダイちゃんは一番好きかも~

色合いが個性的だからね。

相方は、ハギクソウが一番星だと言っていました。

トウダイグサ科は相方が熱心な観察をしているので、

結実した果実などを、念入りに撮影していました。

 

センダイタイゲキの果実(=雌花)。 花期に垂れ下がっていた雌花は、果実期には直立していました
センダイタイゲキの果実(=雌花)。 花期に垂れ下がっていた雌花は、果実期には直立していました

 

垂れ下がっていた雌花は結実して直立し、

雄花や腺体は脱落したか、萎縮してなくなっていました。

 

センダイタイゲキの花柱は3個、蒴果も3裂しています。 表面に細かなまだら模様はありますが、凹凸はなく滑らかです
花柱は3個、蒴果も3裂しています。 表面に細かなまだら模様はありますが、凹凸はなく滑らかです

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エビネも健在で、綺麗に花を咲かせていました。

しかも、株数が増えていました!(前回4株、今回6株)

持ち去られずにいたので、ほっと安心しました。

オオバノトンボソウも、葉を大きく展開したものがありました。

 

エビネ (海老根) ラン科 エビネ属  うれしいことに、数を増やしていた
エビネ (海老根) ラン科 エビネ属  うれしいことに、数を増やしていた
エビネの先に咲いた下部の花には葯帽がなく、上部の花には残っていました
先に咲いた下部の花には葯帽がなく、上部の花には残っていました

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オオバノトンボソウ (大葉の蜻蛉草) ラン科 ツレサギソウ属  シックな色の葉
オオバノトンボソウ (大葉の蜻蛉草) ラン科 ツレサギソウ属  シックな色の葉

 

ぐるっと回った栃木・茨城路

ちょっと暑い一日でしたので、2ヶ所だけで帰ります。

お帰りはお気に入り「よがっぺ焼き」を食べなきゃね。

 

たこ焼きに、乾燥納豆と蓮根を加えた「よがっぺ焼き」
たこ焼きに、乾燥納豆と蓮根を加えた「よがっぺ焼き」

 

復習観察行脚も、楽しい一日となりました。

 

 

コメント: 2 (ディスカッションは終了しました。)
  • #1

    ゆき (日曜日, 21 5月 2017 23:28)

    こんばんは、hiroさん、Kenさん、トウサワトラノオ、かわいいお花のブーケ�みたいです、サクラ草科のお花、白のお花も、いいですね。以前見た、里山に、群生していたお花は、オカトラノオでしょうか、白色お花の先が、お辞儀するように、下がってました。トウサワトラノオとたくさんの写真ありがとうございます‼夏に、向けて、楽しみな、お花も、ありますね。

  • #2

    Hiro (月曜日, 22 5月 2017 11:24)

    ゆきさん
    トウサワトラノオ数年前見たきりでしたので、
    再度訪れました。
    地元の方々が大切に保全しているので、
    元気に咲く姿を見られます。
    オカトラノオも仲間ですね。
    オカは明らかに尾っぽが垂れたようになりますよね。
    サクラソウ科のお花はたくさん花をつけるので見ごたえあります。
    夏のお花になってきました・・
    どんな花見に行こうか悩んでいます。