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, 4月9日(日)     駆け足の春

 

今年は桜の開花も早く、野山の花もどんどこ咲いちゃったようですね。

相方は難しい仕事を抱えており、

花さんぽに繰り出せない日々になっておりました。

私も快調ではないため、おとなしく・・・

 

朝晩は冷えるけど快晴でしたので、のんびりと花さんぽにレッツゴー。

シロバナヤマルリソウが咲いたかな? と見に行きました。

スミレたちは、しっかり大きな葉を広げて終わっているものが多い。

ニリンソウもすでに終盤の様子ですなあー。

 

シロバナさんは・・・

ありました! 真っ白じゃないのかも知れませんが、

青色を帯びてはいませんね。

山肌の崩れそうな場所が大好きだねえ。

株の数は増やしているようですが、

白花は多くありません。

 

シロバナヤマルリソウ (白花山瑠璃草) ムラサキ科 ルリソウ属
シロバナヤマルリソウ (白花山瑠璃草) ムラサキ科 ルリソウ属
シロバナヤマルリソウ  花色はほぼ純白
シロバナヤマルリソウ  花色はほぼ純白
シロバナヤマルリソウ  周辺には普通種が多く咲いていた。 花色以外はまったく同じ
シロバナヤマルリソウ  周辺には普通種が多く咲いていた。 花色以外はまったく同じ

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おや、大きなヤマルリソウの花だと思ったら、

花弁が6裂してるじゃない~

これは他のムラサキ科の植物も含めても、初めて見たかもね。

 

ヤマルリソウ (山瑠璃草) ムラサキ科 ルリソウ属  花弁が6裂していた
ヤマルリソウ (山瑠璃草) ムラサキ科 ルリソウ属  花弁が6裂していた

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もうタカオスミレが咲いていた。

やっぱり早いんじゃないかい??

葉が緑色のヒカゲスミレも咲いています。

タチツボスミレはたくさん見られました。

ラショウモンカズラも咲いていましたよ。

 

タカオスミレ (高尾菫)  ヒカゲスミレの品種
タカオスミレ (高尾菫)  ヒカゲスミレの品種
タカオスミレ  この個体は葉の茶褐色が薄めかな
タカオスミレ  この個体は葉の茶褐色が薄めかな

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タチツボスミレ (立坪菫)
タチツボスミレ (立坪菫)

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ラショウモンカズラ (羅生門葛) シソ科 ラショウモンカズラ属
ラショウモンカズラ (羅生門葛) シソ科 ラショウモンカズラ属

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コチャルメルソウも終盤ですが、まだ花が見られました。

フタバアオイが満開状態。

フタバアオイの萼裂片の条は、キノコに似せているのかね?

 

コチャルメルソウ (小哨吶草) ユキノシタ科 チャルメルソウ属
コチャルメルソウ (小哨吶草) ユキノシタ科 チャルメルソウ属
コチャルメルソウの花。何回見ても不思議な形だと思う
コチャルメルソウの花。何回見ても不思議な形だと思う

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フタバアオイ (双葉葵/二葉葵) ウマノスズクサ科 カンアオイ属  丸く白っぽいのが花
フタバアオイ (双葉葵/二葉葵) ウマノスズクサ科 カンアオイ属  丸く白っぽいのが花
フタバアオイの花は下を向いている。 ここは斜面だったので花の顔を見ることができた
フタバアオイの花は下を向いている。 ここは斜面だったので花の顔を見ることができた
フタバアオイの花の萼裂片に見られる縦の筋(条)が、キノコに似せたものであるとの説も
フタバアオイの花の萼裂片に見られる縦の筋(条)が、キノコに似せたものであるとの説も

 

人の踏み荒らしで、ニリンソウの生育地は明らかに被害が出ている。

ロープが張られ、「立ち入り禁止」の看板がいくつもあるのに、

ロープを乗り越えて入り込む人を見た。

けしからんなあ!!

人目も憚らず、マナーが悪い人が増えた。

 

撮影をしていると、

前触れもなくいきなり「ありましたか?」と私に話しかける人。

はあ~? 何の会話もしていないに関わらず、どういうことじゃー!?

本日2名ほどに、同じような形で声を掛けられました。

人に何かを訊ねるなら、話の始め方ってもんがあるじゃろーって思うよ。

私よりもお姉さんな方々よ、独りよがりな声かけをするんでないぞー。

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ミドリニリンソウが見つかった。

変わり種が見つかる場所であったのに、随分と数を減らしていた。

あればいいなと見ていたら、咲いておりましたよ。

 

ミドリニリンソウ (緑二輪草) キンポウゲ科 イチリンソウ属 久しぶりの再会
ミドリニリンソウ (緑二輪草) キンポウゲ科 イチリンソウ属 久しぶりの再会
ミドリニリンソウの中でもかなり変わったタイプ
ミドリニリンソウの中でもかなり変わったタイプ

 

駆け足で咲いているような春の花。

もう初夏の花達が目覚めてしまうかもね。