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. 4月6日(木)    パッカーンと開いた

 

そろそろコケリンドウも咲いたかもなあーと思いつき、

久しぶりに見に行くことにした。

里山は桜やカタクリも咲いてにぎわっているぞ。

 

以前チーバでは、あちこちでコケリンドウの葉を見かけました。

しかしどこにでもいるでしょって感じでもないね。

東京のお山?神奈川?ではここしか知りませんので、

出かけてみました。

 

だあれもこんなちっこい花には興味もなく、見ている人すらいない。

パッカーン!! きゃわいい~~ 咲いていますよー

私はリンドウのお仲間さんのうちで一番好きです。

なんだろうか、健気というか愛嬌もあって、

ちびっこさがたまらなく愛おしいのだ。

 

コケリンドウ (苔竜胆) リンドウ科 リンドウ属  とにかく小さいリンドウです
コケリンドウ (苔竜胆) リンドウ科 リンドウ属  とにかく小さいリンドウです
コケリンドウは芝が好き  密度が高い場所でこんな感じでした
コケリンドウは芝が好き  密度が高い場所でこんな感じでした

 

今日はいっぱーい咲いて開いていたので、

踏まないように撮影するのが大変なくらいだった。

何とか数を減らさないでいてくれているようです。

 

コケリンドウ 春の優しい陽光の下、コケちゃんが元気よく開花していた
春の優しい陽光の下、コケちゃんが元気よく開花していた
コケリンドウの花は雌雄異熟で、雄性先熟です。 上の左右の花は若い花で雄性期、中央の花は柱頭が成熟した雌性期です
花は雌雄異熟で、雄性先熟です。 上の左右の花は若い花で雄性期、中央の花は柱頭が成熟した雌性期です
コケリンドウの根生葉は、ロゼット状になります(矢印部)
コケリンドウの根生葉は、ロゼット状になります(矢印部)
1円玉の直径は20mm。 花の径は、約その半分か。 ちっちゃなリンドウです
1円玉の直径は20mm。 花の径は、約その半分か。 ちっちゃなリンドウです
図鑑には高さ3〜10cmになるとありますが、ここでは2〜3cmしかありません。
図鑑には高さ3〜10cmになるとありますが、ここでは2〜3cmしかありません。

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近くでは、他にアカフタチツボスミレミミガタテンナンショウ

木の花ではダンコウバイなど・・

 

アカフタチツボスミレ (赤斑立坪菫) スミレ科 スミレ属 タチツボスミレの品種。本ページ下にも画像あり
アカフタチツボスミレ (赤斑立坪菫) スミレ科 スミレ属 タチツボスミレの品種。本ページ下にも画像あり

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ミミガタテンナンショウ (耳型天南星) サトイモ科 テンナンショウ属
ミミガタテンナンショウ (耳型天南星) サトイモ科
ミミガタテンナンショウ 開花直後でまだ「耳」が張り出していない
開花直後でまだ「耳」が張り出していない

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ダンコウバイ (檀香梅) スクノキ科 クロモジ属
ダンコウバイ (檀香梅) スクノキ科 クロモジ属
ダンコウバイの花 花序に柄はありません
ダンコウバイの花 花序に柄はありません

 

日差しが雲に隠れてきたら、

コケリンドウはどんどん花を閉じてしまっていた。

 

日差しが弱まり、コケリンドウはわずか30分ほどで花を閉じてしまった。 こうなると目立ちません。
日差しが弱まり、コケリンドウはわずか30分ほどで花を閉じてしまった。 こうなると目立ちません。

 

コケちゃんと十分たわむれたので、

別の場所に移動してみようかとなりました。

人がわんさかあふれているお山はスルーして、

静かなお山のほうへ向かいます。

 

あれれーまたまたこのお山は明るくなった。

間伐がどんどん進んでいっている。

間伐も必要な作業でしょうけどもね・・

その代わりにイノシシが行動しやすくなったのか?

川の端や登山道脇は穴ぼこだらけだ。

 

重機が入り縦横無尽に山肌を削って作業道を切り開き、間伐が行われている。(パノラマ撮影)
重機が入り縦横無尽に山肌を削って作業道を切り開き、間伐が行われている。(パノラマ撮影)

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ナガバノスミレサイシンが最盛期で、たくさん咲いていた!

ちょいと色白さんグループもいました。

白花さんは、シロバナナガバノスミレサイシンなのね。

ここでこんなにたくさん群れているのを見たのは、初めてだ。

このスミレさんたちは、なんだか気品を放つねー

 

ナガバノスミレサイシン (長葉の菫細辛) スミレ科 スミレ属  学名:Viola bissetii Maxim.
ナガバノスミレサイシン (長葉の菫細辛) スミレ科 スミレ属  学名:Viola bissetii Maxim.
ナガバノスミレサイシンの花。 側弁は無毛。
ナガバノスミレサイシンの花。 側弁は無毛。
距は短く、ずんぐりしています
距は短く、ずんぐりしています

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シロバナナガバノスミレサイシン (白花長葉の菫細辛) 遊歩道脇の斜面にたくさん咲いていた。学名:Viola bissetii Maxim. f. albiflora Nakai ex Maekawa
シロバナナガバノスミレサイシン (白花長葉の菫細辛) 遊歩道脇の斜面にたくさん咲いていた。     学名:Viola bissetii Maxim. f. albiflora Nakai ex Maekawa
シロバナナガバノスミレサイシン
シロバナナガバノスミレサイシン
シロバナナガバノスミレサイシンは、ナガバノスミレサイシンの白花品種 わずかに青みが入る個体が多い
シロバナナガバノスミレサイシンは、ナガバノスミレサイシンの白花品種 わずかに青みが入る個体が多い
シロバナナガバノスミレサイシン
シロバナナガバノスミレサイシン

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ヒナスミレもたくさん咲き始めていた。

スミレは苦手だけど・・ ヒナスミレはわかりやすいから好き。

薄ピンクがかわいいしぃ~

 

ヒナスミレ (雛菫) スミレ科 スミレ属
ヒナスミレ (雛菫) スミレ科 スミレ属
ヒナスミレ
ヒナスミレ
ヒナスミレの側弁には、まばらな毛が生えます
ヒナスミレの側弁には、まばらな毛が生えます
ヒナスミレの距はやや長く、無毛です
ヒナスミレの距はやや長く、無毛です

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トウゴクサバノオは、残念ながら閉じてしまっていたあー

ヤマルリソウもちらほら咲き始め。

ヨゴレネコノメは元気に咲いている。

アカフタチツボスミレも咲いていましたよ。

マルバスミレは咲き始めのようです。

ニリンソウもたくさんいますが、

わたしゃー開いたものよりつぼみが好きです。

 

ヤマルリソウ (山瑠璃草) ムラサキ科 ルリソウ属
ヤマルリソウ (山瑠璃草) ムラサキ科 ルリソウ属
ヤマルリソウ  咲き始め
ヤマルリソウ  咲き始め

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ヨゴレネコノメ (汚れ猫の目) ユキノシタ科 ネコノメソウ属
ヨゴレネコノメ (汚れ猫の目) ユキノシタ科 ネコノメソウ属
ヨゴレネコノメ なぜか上部の茎葉が対生のはずが互生していた
なぜか上部の茎葉が対生のはずが互生していた
ヨゴレネコノメの萼裂片は暗紫褐色~緑色で直立し、先は鈍形
萼裂片は暗紫褐色~緑色で直立し、先は鈍形

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アカフタチツボスミレ
アカフタチツボスミレ
アカフタチツボスミレ
アカフタチツボスミレ
アカフタチツボスミレの葉 脈が暗紫色になる
アカフタチツボスミレの葉 脈が暗紫色になる

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マルバスミレ (丸葉菫) スミレ科   開花直後のためか、花弁がいびつになっている
マルバスミレ (丸葉菫) スミレ科   開花直後のためか、花弁がいびつになっている
マルバスミレの萼の付属体には、不揃いな欠刻があります(矢印部)
マルバスミレの萼の付属体には、不揃いな欠刻があります(矢印部)
ニリンソウ 開花間もない花
ニリンソウ 開花間もない花

 

ずんずんもっと先まで行けば、何かいるのかもですが・・

暗くなってきたし、風も出てきたので引き返す。

大体この辺りまでしか行かない私たちですがね~

静かに散策できるので、ここはいいんです。

所詮私ら花さんぽ人~(^^♪

 

高尾方向に来たので、帰りにまたまた

お気に入りのパン屋さんに立ち寄って、

スープもいただきながら、パンを食らって帰りました。

 

 

コメント: 2 (ディスカッションは終了しました。)
  • #1

    七転び (月曜日, 10 4月 2017 16:36)

    詳しいですね。みんな同じすみれにみえますので頭に入りませんが見ててなるほどと感心してます!

  • #2

    Hiro (月曜日, 10 4月 2017 19:45)

    七転びさんコメントありがとうございます。
    スミレは・・実は私たちも苦手なんですよ~
    同じに見えるというのは、なんだかわかります。
    図鑑とにらめっこしながら同定作業しています。

 

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