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. 4月20・21日(土・日) 読めない花の開花

 

どうも今年は花の開花が非常にわかりにくい。

例年よりも遅れているような気がする。

寒の戻りがあったせいなのかな??

 

近隣のキンランの自生地も開花が遅い。

ほとんどの株がまだ葉が巻きついた茎を伸ばしているだけで、

茎頂に硬いつぼみをつけている状態だ。

わずかな、お目覚めの早い株だけが開花していました。

 

キンラン  この一群は、いつも周辺の株よりかなり目覚めが早い
キンラン  この一群は、いつも周辺の株よりかなり目覚めが早い

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ギンランはかろうじて、一株開花。

 

ギンラン  花つきはよい割に背が低く、葉の先端の傷みが気になる
ギンラン  花つきはよい割に背が低く、葉の先端の傷みが気になる

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ジュウニキランソウは勢いがないが、咲いていました。

 

ジュウニキランソウ (十二金瘡小草) シソ科 キランソウ属
ジュウニキランソウ (十二金瘡小草) シソ科 キランソウ属
ジュウニキランソウは、キランソウとジュウニヒトエの種間自然雑種です。
ジュウニキランソウは、キランソウとジュウニヒトエの種間自然雑種です。

 

ジュウニキランソウは、キランソウのように四方に葉を広げ、

またジュウニヒトエのように花序を少し立ち上げます。

母種の特徴を引き継いているのですね。

 

ジュウニキランソウの花の上唇はあまり立ち上がらず、切れ込みません
ジュウニキランソウの花の上唇はあまり立ち上がらず、切れ込みません

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近くに母種の一つである、キランソウもいました。

でもなぜか、もう一方の母種である、ジュウニヒトエは

ここで見たことがありません。

もしかすると以前はいたけれど、絶えちゃったのかな?

 

キランソウ (金瘡小草) シソ科 キランソウ属  花色が濃い
キランソウ (金瘡小草) シソ科 キランソウ属  花色が濃い

 

ご近所キンランもまだまだ~

クゲちゃんには今年逢えるだろうか?

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そんなこんなで、日曜日には再び先週のお山に向かいます。

その前に腹ごしらえと、前々から気になっていた

ひもかわうどんを食らおうと、元祖のお店に向かう。

開店前に着いたが、すでに先客さんたちが何組か待っている。

 

順番待ちのリストに名前を書き込んで待つことに。

私たちの順番は、8番目くらいだった。

リストを上から見ていくと、2人、2人、3人、2人、49人、2人・・・

えっ? 49人??

 

我々の記入した3組前に49人と数字がある。

えーこれ、9人と書き間違ったんじゃないのか?と思い込んでいた。

だってそんな人数いないし、49人って、予約か事前連絡、

もしくは貸し切りするレベルだろう~

まさかね! とじっと待っていたら・・

 

開店時間になり、お店の人が出てきて、

「49人のお客様ー、全員一緒には入れませ〜ん、順番に数人づつ

入ってくださ〜い」と呼びかけている。

うへへーー、本当に49人なんだ、みんな大ブーイングだわよ😡

 

お店の人も正直困惑気味で「そもそも40人分の席しかないのよ」と。

「49人とは予約するレベルでしょう?」と尋ねると、

「予約は日曜日は受け付けてないんです」って。

この49人が済んでから、私たちの順番になるようだあ~

お店も断るわけにはいかないんだろうが・・

ふざけんなあーー

 

どこにその人数がいるんだよ!?って思ったら・・

町中に爆音を響かせて、ドドドド―バクバク~ブルーン―ブルーンー

次々とハーレーに乗ったバイク集団のおっさん、おばはんがやってきた。

静かな街に、迷惑極まりない爆音を立て、排気ガスを撒き散らす。

臨時の駐車場は、まるでハーレー祭りだ。大人版暴走族かー!

 

臨時駐車場もこの有り様。 後から来た車は1台も停められない。
臨時駐車場もこの有り様。 後から来た車は1台も停められない。

 

イージーライダーだかマッドマックスに憧れてるんだか何だか知らんが、

いい歳をした大人が、こんなにも大集団を作って徒党を組まないと、

バイクを走らせられんのかね?

それに、穏やかな日曜の昼におうどんランチをしようと

開店前に並んでいたご夫婦や家族カップルなど、この連中のせいで、

先に待っていたのに、相当な時間を待たされることになった。

 

早目に着いてランチタイムにしようとしていた私たちも、

こんな他人の迷惑顧みない連中のために、時間を無駄にしたくない!

この店で食べることを断念~ 食べ物の恨みは恐ろしいんじゃぞ~~

恨めしや~~ハーレーじじばばめーー

他にも何組か諦めたお客さんがいたことを、よ~くかみしめろーー

仕方なく、あれこれ走り回った後に、一軒のお店にたどり着いた。

 

ぺろ~んと幅の広いひもかわうどん。

とってもやわやわで、コシなんぞは全くない。

赤ちゃんでも大丈夫だわな。

私は嫌うほどではないが・・相方は小麦の香りがないって不満足げ。

小麦以外のもの・・澱粉が混ざっているのでは? といった感想。

確かにそうかもね。 薬味もネギだけって、しけてるよなあー

 

ひもかわうどん+天ぷら盛り合わせをいただきました
ひもかわうどん+天ぷら盛り合わせをいただきました

 

コシのある讃岐うどんタイプが好きな方には、アウトかな。

天ぷら盛り合わせにした相方は、山菜三昧にがっかりだったようだ。

山菜は、二人ともあまり好きじゃないのです。フキノトウは特にダメ。

私は煮込んだうどんで育っているので、柔らかいのは問題ないが、

他の地域のうどんの方が断然好きかも。

きっと最初に行った「元祖のお店」の方が美味しかったかもしれませんわ、

想像ですが・・

最初の店からの移動組の方が、他にも来ていました。

 

こんなエピソード書かなくてもいいのでしょうが、

わたしゃ、非常識な大人が嫌いなので、怒り心頭の本音ぶちまけました。

 

 

今回は、この山域に精通していらっしゃる方から情報を

いただけるという幸運に恵まれました。

探せるポイントを二人でくまなく探します。

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先週はスミレの仲間もほとんど見つかりませんでしたが、

マルバスミレタチツボスミレエイザンスミレヒカゲスミレ

謎のシャープな白いスミレなどが咲いています。

今日はスミレ祭りじゃー!

 

マルバスミレ (丸葉菫) スミレ科 スミレ属
マルバスミレ (丸葉菫) スミレ科 スミレ属

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タチツボスミレ  ケイリュウかな?と思ったが... わからない。たぶん普通種
タチツボスミレ  ケイリュウかな?と思ったが... わからない。たぶん普通種

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エイザンスミレ (叡山菫) スミレ科 スミレ属
エイザンスミレ (叡山菫) スミレ科 スミレ属

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ヒカゲスミレ (日陰菫) スミレ科 スミレ属
ヒカゲスミレ (日陰菫) スミレ科 スミレ属

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このシャープな花のスミレは?? 葉が成長する前に花を咲かせている
このシャープな花のスミレは?? 葉が成長する前に花を咲かせている

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ミヤマキケマンも咲き出した。

 

ミヤマキケマン (深山黄華鬘) ケシ科 キケマン属
ミヤマキケマン (深山黄華鬘) ケシ科 キケマン属

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おー、ウラシマソウ畑が出来ているじゃないか。

わんさかと、ここがお気に入りなのね。

 

ウラシマソウ (浦島草) サトイモ科 テンナンショウ属
ウラシマソウ (浦島草) サトイモ科 テンナンショウ属
ウラシマソウの集団。 やや湿った場所だった
ウラシマソウの集団。 やや湿った場所だった

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先週からの探し物は・・・

相方が葉を見つけましたあーー!

でもでも・・花がありません~ なんでー?

ポチポチと葉は見つかりますが、花は咲いていません。

 

角が角ばった、特徴的な葉
角が角ばった、特徴的な葉

 

よっしゃーと腰の痛みも忘れて、

ちょいとガラガラの林の上を登ってみる。

花のためともなると張り切る自分です。

あるねえ、オオヤマカタバミの葉が結構見つかりました。

しかし、花は一つも咲いていません。

残念だ、まだ花には早かったかあー

 

葉は見つかるのだが...
葉は見つかるのだが...

  

「ひとつだけ見つかった!」と相方が発見した☆

ほよ~これは・・咲きかけているオオヤマカタバミです。

しわくちゃな花弁だけど、濃いパープルのラインが綺麗だね。

よかったぁーこれなら来た甲斐があったよ。

でも~全開したのが見たかったけどね。

 

オオヤマカタバミ  咲き始め 花と葉は離れているので別の個体かも
オオヤマカタバミ  咲き始め 花と葉は離れているので別の個体かも
オオヤマカタバミの花 惜しいね〜2日後ならきれいに開いていたかも
オオヤマカタバミの花 惜しいね〜2日後ならきれいに開いていたかも
オオヤマカタバミ (大山酢漿草) カタバミ科 カタバミ属  やっと見つけた花は咲き始めでこのような状態
オオヤマカタバミ (大山酢漿草) カタバミ科 カタバミ属  やっと見つけた花は咲き始めでこのような状態

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ヒトツバエゾスミレがたくさん咲いていた!

白っぽいのはナルカミスミレか?

全く色味のない白花タイプでないと、

ナルカミスミレとしないようなので、

ヒトツバエゾスミレの淡色タイプとなるんだろうか?

でもベッピンさんじゃないか☆

スミレに関してはよくわからないので、追及なしです。

ただ、たくさん咲いていて、この光景は美しい。

先週はやっとこさの葉しか見ていなかったので、嬉しい~

 

ヒトツバエゾスミレ (一葉蝦夷菫) スミレ科 スミレ属  エイザンスミレの変種
ヒトツバエゾスミレ (一葉蝦夷菫) スミレ科 スミレ属  エイザンスミレの変種
これもヒトツバエゾスミレ...だね
これもヒトツバエゾスミレ...だね
ヒトツバエゾスミレ
ヒトツバエゾスミレ

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これはナルカミスミレ...と呼んでいいかな? ヒトツバエゾスミレの白花品種
これはナルカミスミレ...と呼んでいいかな? ヒトツバエゾスミレの白花品種

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沢の淵にコチャルメルソウが咲いていました。

ヤマブキも元気に咲いて輝かせていました。

 

コチャルメルソウ (小哨吶草) ユキノシタ科 チャルメルソウ属
コチャルメルソウ (小哨吶草) ユキノシタ科 チャルメルソウ属

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ヤマブキ (山吹) バラ科 ヤマブキ属 落葉低木
ヤマブキ (山吹) バラ科 ヤマブキ属 落葉低木

 

さらに進むと、またオオヤマカタバミの葉を見つけました。

花は?? 蕾の状態のものがひとつだけありました。

う~ん、この花を見るのには、慎重に時期を読まないと

いけないのでしょうな。

またチャンスあったら来てみよう。

情報を下さいました方に感謝申し上げます。

ありがとうございました。

 

オオヤマカタバミ  この株もまだ開花が始まったばかり
オオヤマカタバミ  この株もまだ開花が始まったばかり

 

貴重な花が咲くこのお山は、多くの登山者も訪れ人気です。

しかし、保護された花までも盗まれる事態となっています。

罰金となりますよ! 採ってはならんという

注意書きすら読めない輩がいる。

もう一度小学校からやり直せ!!!

 

ほぼ採り尽くされてしまったのに、

さらに追い打ちをかける人間がいることは許せません。

山採りの花を購入する人も同罪だー

そんなことが守れないなら、山には来ないでください。

良識を心に保ち、思いやりのある優しい人が、

野山の花を愛でる資格があります。