. 4月13日(木) 丘陵歩き
例年は、春はあちらこちらと遠征の旅が多かったのですが、
今年は東京の春のお花を楽しもうと思っています。
東京のお山で見ていない花を探しに行きます。
東京にも自生があると知ってはいたものの、
わざわざ足を運ばなかった丘陵に向かうことにしました。
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おーいきなりジロボウエンゴサクがいっぱあーいだ~
あや、帰化植物のフラサバソウの群生があー
タチツボスミレも石垣などにびっしりと咲き乱れている。
なかなか見ごたえがあるねえ。
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幸先よく撮影していると・・
わさわさと十数人の登山団体がさっさかと登っていく、
そんなに大急ぎで歩いて、何が楽しいんじゃろ~?
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石垣から高い丘を見上げると、シュンランがひっそりと咲いていた。
ここにも沢に沿ってニリンソウが群れて咲いていました。
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大した高さもない丘陵だけど、
いきなりの急登りはきついっちゃあ~
ツルカノコソウも咲き始め。
「蔓」の名の由来である、走出枝を長く伸していた。
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ユキノシタの葉がびっしりとあるので、
きっと花が咲いたら見ごたえある景色になるね。
ユキノシタ (雪の下) ユキノシタ科 ユキノシタ属 丘の麓で所々に群生していた
小休止して丘の上から眼下の展望を眺める。
おーなかなか高いじゃないか、
断崖絶壁なので、柵を超えたら命はありませんな。
危険個所の注意書き看板も、何ヶ所かありました。
丘陵地帯が、川に面した部分で切り立った崖となっている。
相方は、この地形の成り立ちを教えてくれる人はいないかな?
などとつぶやいています。
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ちょいと進むと、シハイスミレがたくさん咲いていましたあ~
西日本を代表するスミレちゃんですが、東京の丘陵にも咲くんですねー
滋賀県でたくさん見たけれど、東京では初めてです。
しっかり腰を下ろして撮影しようか。
ちょこんとした咲き具合が愛らしいシハイスミレです。
特徴的な部分を撮影しろと相方が指令を下すのだが・・
ここのところスミレの撮影が多く強く感じるのは、
スミレの撮影は非常に難しいーー
なかなかいい構図が掴めないというのが本音。
花と葉と一緒に撮影しようとしても、なんだかうまくいかないし、
とても気に食わんのです。
へたっぴなスミレ撮影ですが・・
何とかやってみたのでご勘弁を~
わたしゃーど素人なんで。
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ミツバツツジ・ヤマツツジも丘陵を彩るように咲いていましたよ。
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他にお花はないんかい?
とくるくる歩いていたら、
またまたスミレ、ニオイスミレかな~?
→ ニオイタチツボスミレでした。(*1)
これまた困難なスミレだわ。 シハイスミレよりも苦労するわ。
クサイチゴはここでは終盤でした。
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4月中旬になるとると陽が伸びてきたので夕方まで明るくて、
一日の行動時間が長くなるから、花さんぽにはありがたい。
こちらの方向に来たので、
夕飯はおなじみのあきる野市のシオンさんで済まそうかね。
変わらずに美味しくいただきました。
相方は大盛りライスにしてもらって、
食べきれんのかねー? と見ていたら、しっかり平らげていました。
もうちっと糖質糖質は控えてほしいんだけどな。
私たちの後にやってきた老夫婦も、同じ注文をしていました。
やっぱポークソティが看板メニューなんだわ。
ディナーもお手頃で食べられるのが嬉しい。
東京の里山も静かで気持ちいいものでした。
最近ちょっとナーバスになっていたので、
気分が晴れたかも。
(*1)ニオイタチツボスミレを、ニオイスミレと誤って記載していました。読者の方のご指摘で調べ直し、ニオイタチツボスミレであることを確認し、修正しました。 また花の拡大写真と、花の側面、托葉の写真を追加しました。 追加した写真のうち、「ニオイタチツボスミレ花」と、花柱の写真は、花柱の形状を示すためにコントラストを非常に強くしています(花の色が実際より濃く表示されています)。 ご指摘をありがとうございました。 2017.04.16