. 3月12日(日) キタヤマオウレン考
南の島にも行けないし・・
今日は7年前に岐阜で見たキタヤマオウレンが、
近所の薬用植物園で咲き始めたというので、
勉強も兼ねて出かけてみた。
2010年岐阜の花友さんのご案内で、キタヤマオウレンを
見ることはできていました。
当初花友さんは、ミツバオウレンでは?とのことでしたが、
むむむ~様子が違うよーと、なんだか不思議な気がしていました。
まだバイカオウレンも見ていない頃でしたので、
ミツバオウレンではないのは、確かだと思うけどなあー・・
そう感じていました。
やはり花友さんも疑問があったようで、専門の先生にお尋ねしたら・・
間違いなくこれはキタヤマオウレンと同定されました。
岐阜での新発見で、花友さんの大手柄になりました!
図鑑(*1)には花友さんのお写真が掲載されております。
あれから7年もの月日が経って・・
植物園で再度確認作業がしたくて、観察に行きました。
ほー咲いています。
なんだか植木鉢でかわいそうな気もします。
うーーーこれってキタヤマオウレン???
葉が5裂しているけど・・
キタヤマオウレンの葉は3裂が主で、たまに5裂が混じるようだけど、
ここのは見える葉はすべて5裂のようだわ。
キタヤマオウレンの分布域の西部には、
5裂する個体も出現するそうですが・・
なんだかバイカオウレンのように見えるなあ、と感じました。
植栽なので、ここに来た経緯がわかりませんし、
ここの植物園の方が、どれだけお詳しいのかもわかりませんが・・
なんだか疑惑のキタヤマオウレン?
キタヤマオウレンであるとは、素直に認めたくない私たちでした~
ミチノクフクジュソウと案内板がつけられて咲いていた花も、
ミチノクではありませんでした。
さすがに最低レベルでも勉強していますから・・
相方も「萼片の長さが花弁とぼぼ同じだから、
これはミチノクじゃないね」と断言。
ちょいとすんなりと信用してはなりませぬ。
数年前から探し回っているモロコシソウが温室にありました。
これは間違いなくモロコシソウですね。
今年こそは、黄色いお花を見たいものです!
アリマウマノスズクサも咲いていましたよ。
忍者ハットリくんみたいなすっとんきょーな姿が面白い~
いつか自生を見たいわー
今回は自生じゃないのでワクワクしませんね。
南国にも行けないので、ちょいとふて気味ですー
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(*1)図鑑は、山と渓谷社の
2014年4月15日 初版版第1刷 で、p.101 右下のキタヤマオウレンの
写真が花友さんが撮影されたものです。