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. 7月10日(日)    がっかり花さんぽ

 

本日は投票日だし・・

遠くに行かないで、暑いけど東京のお山をふらりしてみよう。

 

ここ数年、毎年楽しみにいていたツチアケビ

赤いウインナー状態でもいいから見てみよう~

 

難なくいつものように行ってみると・・

あれ? おかしいね、ずいぶん木が伐採されているじゃない。

ツチアケビは??

ガーーーン!!!

ない!! しかもどっさり土が盛られているじゃないーー

 

ここを知る人は多いと思います。 ツチアケビがいた場所には、どっさり土が盛られてしまっていた
ここを知る人は多いと思います。 ツチアケビがいた場所には、どっさり土が盛られてしまっていた

 

ずいぶん以前から、ツチアケビを皆さんで楽しめるように、

倒木で囲っていて、立派な株があったのにー

ひどいじゃないか。

 

他の場所にもあったからと相方が探してみたが・・

うっそうとしていた森は明るい森に変貌!

重機も入って、あちこちに強引に進入した

「重機の通り道」ができている。

 

山肌を荒々しく削って造られた道。 伐採した木が無造作に投げ捨ててある
山肌を荒々しく削って造られた道。 伐採した木が無造作に投げ捨ててある
右は元々の遊歩道。 至る所に左側のような「重機の通り道」が造られていた
右は元々の遊歩道。 至る所に左側のような「重機の通り道」が造られていた

 

環境も大きく変わってしまった。

他のツチアケビもなくなった。

がっくり落胆した。

 

こういうのを間伐というの...? 計画性無く木を切り放置した感じ。 ここのツチアケビも失われた
こういうのを間伐というの...? 計画性無く木を切り放置した感じ。 ここのツチアケビも失われた

 

近くの施設の人に聞いてみたら、林野庁が間伐作業をして、

ツチアケビのいた場所は、資材置き場にされたと・・・

なぜ少しずらしてはくれなかったのかいー

花を守ってる状態になっていたのは、見ればわかったでしょうに~

 

キバナノショウキランを見つけた場所も

切り倒された杉の丸太で埋め尽くされてしまった。

これじゃー咲ける状態じゃないわ。

間伐も必要な作業だと思います。

しかし、もう少しの配慮はできなかったのか・・

作業の人は小さな植物なんぞ、お構い無しなんだろうけど~

ショックが大きい。

 

ツチアケビやキバナノショウキランが咲ける環境になるには、

何十年もかかりそうだ。

なんだか魅力に欠けた森になってしまったような気がします。

生きている間にはここでまた見られんだろうなあー

 

特に珍しい花はありません。

ハグロソウダイコンソウが咲いています。

 

ハグロソウ (葉黒草) キツネノマゴ科 ハグロソウ属  花は上唇と下唇に分かれた変わった形。
ハグロソウ (葉黒草) キツネノマゴ科 ハグロソウ属  花は上唇と下唇に分かれた変わった形。
ハグロソウ 他の場所ではいつも9月に見ていた。7月に見たのは初めて
ハグロソウ 他の場所ではいつも9月に見ていた。7月に見たのは初めて

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ダイコンソウ (大根草) アブラナ科 ダイコンソウ属
ダイコンソウ (大根草) アブラナ科 ダイコンソウ属
ダイコンソウの花は雄しべも雌しべも多数あります
ダイコンソウの花は雄しべも雌しべも多数あります
萼片は下向きに反り返り、副萼片と互生します
萼片は下向きに反り返り、副萼片と互生します

 

仕方なしと別な方向に行ってみる。

マルミノヤマゴボウの種でもいいから探してみようと・・

しかし見つかりませんでした。

あったのはどこにでもいるヨウシュヤマゴボウでした。

 

ヨウシュヤマゴボウ (洋種山牛蒡) ヤマゴボウ科
ヨウシュヤマゴボウ (洋種山牛蒡) ヤマゴボウ科
ヨウシュヤマゴボウは、北アメリカ原産の有毒植物
ヨウシュヤマゴボウは、北アメリカ原産の有毒植物

 

あっつーい低山にしたけど、

つまらないねえ~ 高原に行けばよかったあー

 

ミヤマカラスアゲハがいました。

地面の湿った部分で吸水していました。

 

ミヤマカラスアゲハ(だと思います)
ミヤマカラスアゲハ(だと思います)

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それじゃーウマノスズクサ咲いたかねと、また別の場所に向かってみる。

あー咲いていましたよ。

この造形はいつ見ても楽しいな。

 

ウマノスズクサ (馬の鈴草) ウマノスズクサ科 ウマノスズクサ属  蔓性で他の植物に絡みつきます
ウマノスズクサ (馬の鈴草) ウマノスズクサ科 ウマノスズクサ属  蔓性で他の植物に絡みつきます
ウマノスズクサ の葉は互生し、三角状卵形。基部が耳状に張り出します
葉は互生し、三角状卵形。基部が耳状に張り出します
ウマノスズクサの花は、まるでサクソフォンのようだ。 花弁はなく、3個の萼片が合着して筒状になり、先端は広がります
花は、まるでサクソフォンのようだ。 花弁はなく、3個の萼片が合着して筒状になり、先端は広がります
ウマノスズクサの花の開口部には、内向きの毛が密生します(見えないが筒部内側も)
花の開口部には内向きの毛が密生します(見えないが筒部内側も)
ウマノスズクサはツボミの形までおもしろい
ツボミの形までおもしろい

 

ヤマユリが咲き出した。

ここの丘は、ヤマユリの丘になっていました。

ヤマユリって、やっぱり豪華な花だなと思います。 

 

ヤマユリ (山百合) ユリ科 ユリ属  豪華な花。あたりに甘い芳香を放っていました
ヤマユリ (山百合) ユリ科 ユリ属  豪華な花。あたりに甘い芳香を放っていました

 

ちょいと寂しくなってしまった花さんぽでした。

またいつかお花たちが復活してくれることを願います。

 

 

コメント: 6 (ディスカッションは終了しました。)
  • #1

    ゆき (月曜日, 25 7月 2016 20:37)

    こんばんは、HIROさんkenさん、ご無沙汰してました、貴重な植物の自生地、うしなわれる、残念な気持ちで、なりません、土アケビ、キバナノショウキラン、見れないのは、悲しい事です。

  • #2

    hiro (月曜日, 25 7月 2016 20:53)

    ゆきさん
    どうしておりましたか?
    ゆきさんがいらっしゃらないので、
    どうしたのかと心配しておりました。
    またいらしてくれてありがとうございます。
    今回の場所は林野庁が間伐をしたというのですが、
    あまりにも無残な光景に落胆しました。
    ツチアケビやキバナノショウキランが復活できるまで、
    何十年も掛かるでしょうね。

  • #3

    Ken (月曜日, 25 7月 2016 21:23)

    ゆきさん、こんばんは!
    お久しぶりです。最近はいらっしゃらなかったので、どうかされたのかな?と、二人で心配しておりました。 体調を崩されたのではなかったのなら、よいのですが。

    間伐作業で、楽しい場所が一つなくなってしまいました。間伐も必要なことだと思うので、ちょっと複雑な気分です。 花たちがまた復活してくれることを祈ります。

  • #4

    ゆき (月曜日, 25 7月 2016 21:47)

    こんばんは、HIROさんkenさん、ありがとうございます、しばらく、入院してました、今は、元気です、心配かけてすいません、再びお世話に、なります、よろしくお願いします。

  • #5

    Ken (火曜日, 26 7月 2016 01:18)

    元気になられて、本当によかったです。 どうぞまた遊びに来て下さい。 今年の夏は、暑くなるような、ならないような、はっきりしない天候が続いていますから、どうかご無理をせずに、ご自愛くださいね。

  • #6

    hiro (火曜日, 26 7月 2016 08:23)

    ゆきさん
    お体どうか大事にしてください。
    暑さも本番になってきますのでご無理なさらないように。
    お花をご紹介して、少しでもゆきさんが癒されたらと思います。
    ずっとごらん頂いてくださり、コメントも入れてくださるゆきさんに、
    私たちが励まされておりました。

 

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