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 4月29日(火)    常陸の国にレッツゴー!

 

今日はなんの日? 肉の日? 昭和の日だって・・

 

北信州でマルミノウルシを見て、

センダイタイゲキというのもあると知り、

これは是非見てみたいと調べていたところに、

茨城県のRさんからヒントを頂いたので、

早速、自生地と思われる場所に向かうことにしました。

 

同期の友人の故郷の近くだわ。

のどかな里山が残り、静かないい環境ね。

 

明るい雑木林の里山  新緑が目に心地よい
 明るい雑木林の里山  新緑が目に心地よい

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わージュウニヒトエが至る所に咲き乱れている。

 

ジュウニヒトエ 後方にはウラシマソウが
 ジュウニヒトエ 後方にはウラシマソウが

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アマドコロも大群生している。

 

アマドコロ (甘野老) キジカクシ科 アマドコロ属  ジュウニヒトエとアマドコロの数が多かった
 アマドコロ (甘野老) キジカクシ科 アマドコロ属  ジュウニヒトエとアマドコロの数が多かった

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ウラシマソウもそこかしこにビッシリよ~

君たち集会しているの?

 

ウラシマソウ (浦島草) サトイモ科 テンナンショウ属
 ウラシマソウ (浦島草) サトイモ科 テンナンショウ属

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さてさて目的のセンダイタイゲキはどこかいなー

あれれ? あれは? おーおー群生してるよ!!

いましたあ~

 

センダイタイゲキ (仙台大戟) トウダイグサ科 トウダイグサ属  茨城県 2014.04.29 alt=26m
 センダイタイゲキ (仙台大戟) トウダイグサ科 トウダイグサ属  茨城県 2014.04.29 alt=26m
センダイタイゲキ 花をつけているのは3割ほど。 花がない株はこれからつけるのか、今年はつけないのか?
 花をつけているのは3割ほど。 花がない株はこれからつけるのか、今年はつけないのか?

 

トウダイグサ科の仲間の中では、

姿が可愛らしい感じねー

 

センダイタイゲキ 草丈は30〜40cmでした
 センダイタイゲキ 草丈は30〜40cmでした

 

エリマキトカゲのようなフードが2枚ある。

杯状花序の腺体が黄色い半月形

月光仮面マークじゃないのお~

マルミノウルシよりもぐっと草丈は低いね。

 

センダイタイゲキの杯状花序は苞と退化した雄花・雌花と腺体などの付属体で構成されます
 杯状花序は苞と退化した雄花・雌花と腺体などの付属体で構成されます

 

だあれもやってこないし

優雅にのんびりと撮影しました。

 

およ~おかしいぞ!

散形枝の真ん中にも花が咲いているなんて~

全てそうなっているわけじゃないなあ。

ちょっとー 雄花に雌花・・う~んこれってなんなんだろう?

不思議でたまらない。

えーマルミノウルシにはなかった気がするよ・・

詳しく調べなきゃいかんね。

 

センダイタイゲキ 中央の花は苞と雌花がなく、腺体が5個ある。周りの花は腺体が4個
 中央の花は苞と雌花がなく、腺体が5個ある。周りの花は腺体が4個
センダイタイゲキ 中心部に白く見えるのは雄花の花粉? 雌花がない分、腺体が1個多いのか?
 中心部に白く見えるのは雄花の花粉? 雌花がない分、腺体が1個多いのか?

中心部に杯状花序を持つ株は全体の1割りほど。残りは無いのですが、よく見るとその痕跡があります。落ちてしまったのか、あるいは発育しなかったのか...? 上の写真にマウスでポインターを重ねて下さい。

 

十分満足したので、里山を回ってみた。

池があるみたいだと相方が向かうが・・

蛇が出そうなので私は行かんよ~

 

他にも何か咲いていないかしらと思っていたところ・・

ゆら~り「ここ、ここだヨ」と私を誘うものが~

あっちゃー! エビネちゃんじゃ~あ~りませんか☆

 

エビネ (海老根) ラン科 エビネ属
 エビネ (海老根) ラン科 エビネ属

 

怪しげな植えたようなエビネちゃんや、

すでに終わってしなびたものしか見ていないので、

自生と断言できる元気なエビネちゃんとの出会い、

これは嬉しい発見です!

こんなアングルあんなアングルと色々と真剣に撮影してみました。

咲いていたのは3株、蕾が4株。

 

なかなかシックな色合いのエビネです
 なかなかシックな色合いのエビネです

 

あー心配だわ~

ひとつぽっかり穴があったので、誘拐されちゃっているようでした。

どうかどうか誘拐されませんように・・

きっとどんな山でも咲いていただろうに、

頭の黒い動物が一番タチが悪いね~

 

エビネ ダークブラウンの萼片・側花弁に薄ピンクの唇弁のコントラストが素晴らしい
 ダークブラウンの萼片・側花弁に薄ピンクの唇弁のコントラストが素晴らしい

 

嬉しいご褒美にお腹一杯になちゃったわ!

 

エビネのつぼみ。 まだ花柄子房にねじれはなく、距は上側にあります
 エビネのつぼみ。 まだ花柄子房にねじれはなく、距は上側にあります

 

他にはタチツボスミレの最終花やウマノアシガタなどでした。

 

タチツボスミレ
 タチツボスミレ
ウマノアシガタ
 ウマノアシガタ
カラスノエンドウ(白花)
 カラスノエンドウ(白花)

 

常陸の国の里山は散策しやすくて美しい森でした。

残された里山を大事にしていただきたいですね。

ヒントを下さったRさん、ありがとうございました。

 

散策の後、二人の靴が黄色に変化してしまったー

何かの花粉がびっしりついてしまったのだね。

 

黄色く変色したクツ
 黄色く変色したクツ

 

帰りには「よがっぺ焼き」を食べてみましたよー

中身は乾燥納豆に蓮根が入ったタコヤキです。

お醤油だれにマヨ

ふんわり柔らかねばっとシャッキ~熱々がいけるよ。

 

守谷SAのよがっぺ焼き店
 守谷SAのよがっぺ焼き店
よがっぺ焼き 2つ食した後
 よがっぺ焼き 2つ食した後

 

茨城は「よがっぺ」

群馬や栃木南部は「よかんべ」ですなあ~

あー今日はよがったよー

 

 

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コメント: 2 (ディスカッションは終了しました。)
  • #1

    通りすがり (金曜日, 01 5月 2020 21:51)

    懐かしい野草の写真をたくさん掲載していただいていて、ありがとうございます。つい沢山見てしまいました。故郷は東京郊外の多摩です。
    ニュータウン開発前に小学生時代を過ごしましたが、エビネ、カタクリ、ヒロハノアマナから始まり、イカリソウ、チゴユリ、ホウチャクソウ、アマドコロ、イチリンソウ、ニリンソウ、ジゴクノカマノフタ、ジュウニヒトエ、ヒトリシズカ、フタリシズカ、ウラシマソウ、マムシグサ、ムラサキケマン、キケマンと何でもあり、その地がニュータウンで全部なくなったときはがっかりしたものですよ。タマノカンアオイが珍しいのですが、先日故郷の近くを通りがかったら、それが群生していた(何百単位ではないです。もっと多い)崖の林がまだ残っていました。季節が違ったので中に入ってはみませんでしたが。当時の小学校の先生は、いい方で、理科の授業は野草観察でした。
    今は千葉県に住み、コロナ騒動で久々に野草趣味の過去を回顧しようかと、近くの林に入ったら、なんとキンランとウラシマソウ、ホウチャクソウ、ジュウニヒトエ、アマドコロ、たくさん見つけてしまい、家にかえって、野草の検索をしたらこのサイトを見つけた次第。
    長々書いて失礼しました。つい興奮しました。すみません。

  • #2

    Hiro (金曜日, 01 5月 2020 23:15)

    通りすがりさま
    コメントいただきありがとうございます。
    多摩地域は野草の宝庫だったのですね。
    我が家の地域もわずかな林に野草が残っています。
    タマノカンアオイの群生は驚く数ですね!
    ひっそりと息をひそめて増えていったのでしょう。
    植物観察をしてくれた理科の先生いいですね。
    お花を見ると思い出されるのではないでしょうか。
    千葉もお花の宝庫で、私たちも良く出かけるのです。
    こちらでは見られない花もあるので、
    散策して新しい発見などもあれば、楽しみも増えますね。
    お出かけも限られますので、身近な野草を愛でて下さい。
    またお気軽に立ち寄って下さい。