9月22日(土) アオちゃん探し
山梨の朝
天候は悪くない!
さー今日は南アルプスの麓に向かいます。
しかし・・この町スーパーも見当たらないし、
コンビにも乏しいのだー
お昼を買い込むのも苦労します。
市営駐車場から乗り合いタクシーで山中に向かいます。
ここから約50分の道のりです。
山は深いんだなあーやっぱり。
道の脇は断崖絶壁なんですねえ~
昔の人のお陰でこんな山奥に行けるのですね。
「命がけの工事だったでしょうね」と運転手さんに話すと、
かなりの死者が出たようで、
「慰霊塔があるのですよ」と止まってくれました。
これだけの犠牲があっての山道を楽々と行かせて頂き・・
感謝申し上げます。
当時のお金にして、莫大な費用を掛けての
道路工事だったとのことです。
道の途中でお尻むき出しの青年があ~!
滝登りをしているメンバーのようですが、
用を足していたのでしょうねえ・・
道路脇で焦ってるのなら、
そこで済ませなくてもいいじゃない~
思わず吹き出してしまいましたよー
最終地点に到着しました。
大勢の登山者で賑わっているー
さすが、人気の山なんですね。
でも、行方不明者の写真もずらーり・・
はしゃぐ老若男女を横目に複雑な気持ちです。
安易にハイキング気分で登る山じゃないです。
体力も装備もない私たちに登頂なんてとんでもございません。
麓を散策します。
めっちゃ高い山が雲の間から顔を覗かせる。
うひゃー! 絶対に無理無理~ 天空の城ラピュタじゃんー
お花の宝庫だというのは知っているし、
魅力溢れる垂涎ものの山だけど・・
はなから降参宣言よ。
.
今日のピカイチさんを探しに歩き回ります。
つり橋を渡ると河原にフジアザミが沢山咲いています。
ノコンギクもどっさり咲き乱れています。
ざんざん登山者が行き交いますよー
若い人も多いし、かなりの御高齢の方々も続々と、
皆さんお元気なんだわねー
.
さあーて真剣モードで探さなきゃ!
二人してうろうろ・・
なかなか見つからない。
もしや遅すぎてしまったかー
むむーこれは・・
終わりかけていますが、見つかりました!
あーでもこれじゃー厳しいなあ。
もっと状態のいいものはないのかと・・
やったあー咲いていた!
まあまあ状態はいいアオキランが見つかりました。
斜面をちょっと上がってみると奥にも2株咲いていました。
本日はこの子の為だけにやって来たのだから、
じっくり観察しながら撮影しました。
感激の出逢いに大満足です。
コウシンヤマハッカ 大群生したフジアザミ畑もありました。
そばに行くと、とげとげが痛いんですよ。
遥か彼方の山に圧倒されながらも、
アオちゃんを見るという最大の目的を達成できました。
行きと同じ運転手さんのタクシーに乗り込んで、
駐車場に戻りました。
また散策にいきたいなあ~憧れのお花ひとつだけでも見たい。
天空の城だけど・・城の門くらいにまで歩けたらなあー。
山梨から茅野に向かいます。
お目当ては恒例になった「シェ岩波」さんのお料理です!
きっと山梨ストレスが起こると思っていたので、
岩波さんの御馳走を!と決めていました。
お電話で予約しておいてよかった~
先客でいっぱいでした。
今回も美味しく頂きましたよ!
私は洋ナシのコンポートコース
相方はステーキディナーにしました。
毎回季節のお料理が楽しみです。
オードブルはスモークサーモンとミニトマト、冬瓜のジュレ添え。透き通ったゼリーのように見えるのは岩波さんの絶品コンソメのジュレ。
ツブ貝のワイン蒸し
実はこの貝が苦手。Kenは好物なので上げました。
フレッシュコーンのスープはとても甘味が濃く、奥深い味わいでおいしかったです。
天然酵母のバゲットもいつも通りおいしい。またおかわりをいただいてしまいました。
自家製野菜のサラダは、野菜の隅々までドレッシングを馴染ませて出してくれます。
Kenのメインディッシュの牛フィレステーキ。想像通りの極上のお味だったそうです。
私のメインディッシュ 鯛のミニトマトソースがけ 香り立つ鯛とフレッシュトマトのソースが絶妙でした。
クレームブリュレとカシスシャーベットのデザート。フルーツもフレッシュ!
洋ナシのコンポート。これまた極上のお味でした。実はKenは洋ナシが苦手。でも一口上げたら、「おいしい!頼めばよかった!」と悔しがっていました。やはり岩波さんの季節限定スイーツは外さない方が懸命ですね。
岩波さん・・いつもありがとうございます。
御夫婦仲良く頑張ってくださいね!
夫婦ってこうでありたいね、と思わせる素敵な御夫婦です。
お腹も満足、
お花も見れて・・
いい一日となりました。
お食事は信州がいいねーと実感する二人でございます。
翌日は雨も降り出して、
寒いくらいです。
花散策できるような状態でもないので、
茅野の山下清放浪美術館に立ち寄りました。
私は作品を観るのは2度目ですが、
相方は初めてだそうです。
有名な諏訪湖の花火も展示してあります。
貼り絵が繊細で見事だという印象でしたが、
館長さんの説明を聞きながら鑑賞してみると、
驚きの連続でした。
山下清の絵は、じっと正面から見ただけじゃだめなんです。
左右上下、いろいろ位置から鑑賞するのです。
目のあった作品がどこに移動しても目で追ってきます。
構図を戦略的に考えて作品を仕上げていました。
ただ手先が器用で絵のうまい人だけじゃなかったのですねー
日本のゴッホと言われたようですが・・
ゴッホ以上ではないかと私は感じました。
向日葵は一度照明を落として、徐々に明るくしていくと・・
向日葵が朝日を浴びたように浮かび上がってきます。
濃淡を変えたり、張り合わせた色紙にリズムがある。
まさに天才の成せる業なんでしょうね。
気取った美術館では体験できない、
作品を多方面から充分に楽しめる美術館です。
お近くに行かれたときには館長さんの説明を
受けながら鑑賞してみて下さい。
800円で山下清の世界に引き込まれます。
信州から実家に立ち寄り無事に帰宅。
食欲の秋 芸術の秋 自然と触れ合う秋
全部制覇してきた我が家の秋満喫旅でした。
貴重な情報を下さったYさん御夫妻に感謝致します。
ありがとうございました。
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みすちる (月曜日, 01 10月 2012 07:22)
大体行かれたところ、わかりました(^_-)-☆
私たちも恩恵をいただいていますね。
ありがたいことです。
でもそこまで行って登らずに戻るのも贅沢な・・!
hanasanpo (月曜日, 01 10月 2012 11:47)
みすちるさん
登山家のみすちるさんなら当然わかりますよね!
気持ちは登りたかったのですよ~
今度行くときには、早朝に向かって歩きたいと思います。
高嶺の花は無理なので・・シノブちゃんに逢えるところまで。
非常にありがたい山道だと思いました。
昔の人に感謝せずにはいられませんでした。
林道脇も気になるお花がいました。
車で行ける場所まで行って散策もよさそうでした。
体力付けてー今度はもう少し頑張ってみます。
kanonn (火曜日, 02 10月 2012 15:39)
アオキランに会うために南アルプスの麓まで行かれたのですね。
登山者に人気のお山というと、山の名前の付いた白い花が浮かびます^^
今アルバムの方を見てきました。
腐生植物なんですか。
希少なトラキチラン属3種も見ているなんて驚きました^^
その内立派な植物図鑑として出版してもいいくらいですね~
シェ岩波さんのお料理、相変わらず丁寧な仕込みで美味しそうですね。
ジュレは最近我が家でも良く使いますが、市販のは味が濃いですね。
美味しいコンソメから作った本物のジュレはいいですね~
山下清美術館にも行かれ、文化の秋も堪能されて充実した花さんぽでしたね。
hanasanpo (火曜日, 02 10月 2012 16:04)
かのんさん
そうなんですよ~タシロ→トラ→アオキと3種制覇いたしました。
ずっと行きたかった山の麓に連れて行ってもらえましたあ~
もう少し早い時期が良かったかも知れません。
岩波さん今回も素晴らしいお料理でした☆
新鮮お野菜をふんだんに使っているので、
美味しさも倍増です!
たまには文化の秋もいいものでした。
山下清のちぎり絵を観て、
娘がちょこちょこ何か作っていた頃を思い出しました。
りん (月曜日, 27 7月 2015 12:08)
お花見つかってよかったですね!ごはんおいしそう・・・
りん (月曜日, 27 7月 2015 13:10)
ちなみに私も山歩きをしますが、最近見つけた花はウラシマソウです。やっぱり、規模が違いますね・・・。
Hiro (月曜日, 27 7月 2015 14:14)
りんさん
コメントありがとうございます。
山歩きというよりも私達の場合は、
花のためなら歩くという感じなんです。
あくまでお花目的です。
貴重なアオキランが見つかったので嬉しいものでした。
星蓮 (水曜日, 29 7月 2015 10:33)
いつだったか、サンショウバラを見つけたことがあります。とてもきれいで、疲れが吹っ飛びました。
Hiro (水曜日, 29 7月 2015 18:24)
星蓮さん
サンショウバラも見れるのですね。
もっと先まで歩いて今の時期なら見たい花もあるのですが・・
なかなか歩く機会がありません。
このときはアオキラン目当てでしたので、
見つかって大喜びしました。
ちーママ (木曜日, 30 7月 2015 08:35)
小学生の娘の母親です。娘は病のため、入退院を繰り返しています。
その娘はいつも「私、死んじゃうの」と言っていました。
そんなある日、このブログを見せると「こんな花見たことない!」と一言。
今では植物図鑑を片手に「この花が見たい!」というまでに。
娘に生きる希望を与えてくれて、ありがとうございます。
Ken (木曜日, 30 7月 2015 09:50)
ちーママさん、
今までホームページ作成に費やしたすべての労力が、報われた気がします。
上手な写真でもなく、キレイな写真でもなく、「この花が見たい!」と
思ってもらえる写真が撮りたいと、いつも思いながら撮影していました。
その思いが娘さんに届いたのかも知れません。涙が出るほどうれしいです。
このホームページを作って、本当によかったと思いました。
娘さんがどんどん元気になって、野山の花を見に行けるようになることを
心から願っています。 始めは近くの公園から、そのうち少し遠くのお山へ。
野反湖は少し遠すぎるかもしれませんが、もし行かれるのであれば、案内役は
ぜひ私たちにお任せ下さい(^^)!
Hiro (木曜日, 30 7月 2015 21:30)
ちーママさん
とても嬉しいお言葉をありがとうございます。
少しでも娘さんの希望を照らす手助けになれたのなら、
この上ないほどの喜びです。
もう大人になってしまいましたが、
私にも娘がおります。
母親としての思いというものが深く伝わりました。
娘さんがお元気になられて野山を歩けるようになることを
願っていきます。
いつか見たことない花を一緒に見に行きましょう!
ちーママさんもお体大事にしてお元気にお過ごし下さいね。
ちーママ (水曜日, 19 10月 2016 15:07)
久方振りです。
娘ですが、この間、一時退院ができまして
どこに行きたいか尋ねた所、
「お花がいっぱいのところ!」と言ったので、
植物園に連れて行きました。
娘の知らない花もあったようで喜んでいました。
Ken (木曜日, 20 10月 2016 04:29)
ちーママさん、それはよかったですね! 私たちもうれしいです!
何百枚もの素晴らしい花の写真があったとしても、一つの生きた花には及びません。
娘さんがこれからどんどん元気になって、入院は過去の思い出の一つとなる...
そんな日が一日も早く来ることを、強く願っております。
来年暖かくなったら、野に咲く春の花を見に連れて行ってあげたいな〜。