野反湖のニジマスのペアリング
群馬県吾妻郡六合村(現中之条町)の野反湖に流れ込むニシブタサワの河口付近で、中村一雄さんが撮影されたニジマスのペアリングの写真です(クリックすると拡大します)。 美しい婚姻色になっています。 見事に水面の光の反射が抑えられた、素晴らしい写真だと思います。 まるで魚が宙に浮いているようです。 撮影は何年もかけてトライし、ようやくクリアな写真が撮れたそうです。
ニジマスは北米原産で、日本へは130年以上前に移入され、以後各地で盛んに養殖や放流が行われてきました。 しかし定着率が低く、北海道の一部地域を除くと、自然繁殖していることは非常に稀であるそうです。 その意味でもとても貴重な写真と思います。
写真は中村さんからお送りいただいたオリジナルデータを補正せずそのまま縮小したものですが、文字はKenが独断で入れたものです。
2011年11月7日の毎日新聞地方版にも上の写真(文字なし)と共に記事が掲載されました。 その電子版がここ毎日新聞電子版にあったのですが、12月7日には消去されてしまいました。 1ヶ月経つと消されてしまうのですね。
そうなることを予想して12月5日にコピーしておいた記事を下に転載します。毎日新聞の転載許可を得ていませんが、きっとお咎めはないでしょう。
野反湖におけるニジマスの自然産卵に関する論文を見つけたので、興味がある方はご参照下さい。 1984年の5〜6月の調査結果に関するものです。 この論文では、秋の調査は実施されなかったようです。
群馬県野反湖におけるニジマス,Oncorhynchus mikiss の自然産卵
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