8月9日(火) 野反湖 (2日目)
野反湖の あ~さ~!
爽やかです、バンガローの回りにも
花が色々咲いていますよ。
ヤナギランも咲き出した。
アキノキリンソウ ヨツバヒヨドリ
キオン ハンゴウソウ
アサギマダラもやってきて吸蜜して
います。
なんとも幸せな朝でございます。
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Kenはどうやら良く眠れなかったみたいだな・・
夜の焚き火が楽しくて目が冴えてしまったか~
おっさん街道まっしぐらですからねえー
焚き火に癒される年代になったっちゅーことかいな。
朝はコーヒー、トーストにベーコンエッグにしました。
炭火で焼くトーストは片面30秒でキツネ色、とってもおいしい。
下界は猛暑だろうけれど、ここも日差しが強烈だ~
せっせと日焼け止めを塗りたくり、
メイクもコシコシと念入りに・・
9時に師匠と待ち合わせ
もう師匠は到着していた~ さすがだ!
師匠は野反湖周辺の植物の自生地を網羅しているのです。
それでもまだ見ぬ花を探し続けています。
そんな師匠の苦労の成果をありがたく教えていただき、
私たちも見ることが出来るのです。
ありがたいです・・ぺこり、感謝致します。
そんなわけで、今回も野反湖での未見の花を
ご案内いただくのです。
湿地に入るので、師匠から長靴をお借りして出発です。
きちんと用意いただいて、至れり尽くせりで申しわけないわ~
さくさくと湖まで歩いていく、数年前にKenが野反湖でたった
一ヶ所見つけたウメガサソウの自生地が東京電力の道路工事の
影響で土に埋もれてしまっていた。
残念だわね~
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うわー今年はミズギクが当たり年?!沢山咲いていましたよー
ミズギク越しに湖のきらめきが美しい~
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モウセンゴケも花を咲かせている。.
ヨシの間を歩くと、サワギキョウが沢山
自生しているー ミズゴケの絨毯の中に、
コバノトンボソウが咲いていた。
野反湖では新発見です。
ヤマトキソウも数本一緒に咲いています。
もっとヨシの勢力も増してきたら、この
花たちは咲くことはできなくなってしま
うね。 ササも迫ってきている・・
乾燥化が進み森林化したら、この湿地も
消失してしまう。 自然に任せることが一番いいのかも知れないけれど、
こうした湿地の存続も守りたい気持ちが強いです。
「国立公園だから一切手を加えない」も一理あるのでしょうが、国立公園
だからこそ、できることもあるのではないでしょうか?
とっても複雑な心境になりました。
しかし・・あっつーい!
塗りたくったファンデーションも溶け出しそうだ・・
「はあ~バテてきた」とボヤいたら、
師匠が「まだこれからが本番だ!」とおっしゃるので
気合を入れ直す。
お次は少々山歩きになる。
どちらかというと私よりもKen殿の方が、
デロンデロンになってるじゃんー
あなたも気合入れなさいっちゅーの!
厳しいことを言うとフテくされるので・・
優しく「大丈夫?」と声を掛ける・・
さあ登山口へ・・
やはり、デロKenになっているぞ。
優しい師匠が一休みしてから歩こうと言ってくれる。
おまけにお座りマットまで差し出してくれるのです。
なんて気の利くお方なんでしょうか☆
日陰に入り水分補給とバナナを食べました。
ポパイじゃないけど、元気復活~
疲れない山歩きを師匠がしてくれるので、
それにならって歩くと本当にしんどくない。
師匠は山の神や!
慎重に花を探しながらの山歩き。
キソチドリが咲く登山道なんだけれど、
ササ刈りで刈られてしまったみたい。
Kenがオオヤマサギソウを見つけた。
日差しは強いけれど、木々の中を歩いていると涼しい~
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林下に師匠が見つけたシャクジョウソウが
咲いていた! 野反湖で見るのは初めてだし、いい状態の
花は見たことがないので、とても嬉しい!
シャクジョウソウとのご対面のために師匠は案内して
くれたのです。
師匠ありがとうございます~ ささ・・座布団を。
まだ先にも自生があるので歩き出す。
途中師匠が「あの木はシラビソかオオシラビソか」と・・
判断しにくいとおっしゃる。
ふむふむ・・少し遠いしわからないね。
私はハクサンオミナエシを撮影していた。
ふと先を見ると・・
わあ~見事なシャクジョウソウが!!
なんて美しい黄色なんだ!
明るい場所に咲いているので、色合いが鮮明に見える。
金色と表現されるが、私はコーンポタージュ色に見える
(うまそー)。
うろこ状の葉は透き通った黄色が綺麗!
師匠はノーマークの場所だったようです。
Hiroのシャクちゃんとしちゃっていいですか~
まだ先にも自生地があるとおっしゃるので登ってゆく。
師匠が次々とシャクジョウソウを見つけてゆく・・流石だ!
暗い樹林下なので、私のコンデジはだめだめで・・
デジイチの二人はシャカシャカと撮影を進めている。
他に何かいないかと探してうろつくが、見つからなかった~
それでも満足のいく撮影をして下山。
じりじりと暑さも絶頂だ~
もう2時過ぎになってしまった。
ビジターセンターにてお昼とした。
師匠と私はラーメンを食べて、Kenは腹減ったあ~と、
ボリューム満点カツカレーをぱくつく。
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エンジン掛かったところで、次なる地点へ、
キャンプ場をまわり湖畔へ進む。
途中センジュガンピ シモツケソウなど花を楽しんでいく。
数年前に見つけたホソバのヨツバムグラは水に浸かっていた。
今回の野反湖はかなり水位が上がっている。
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私達が今まで踏み入れたことのない場所に着いた。
小さな沢の縁にミゾホオズキが咲いていた。
オオバミゾホオズキは良く見かけるのだけれど、
ミゾホオズキは初めて見られました。
ここも樹木が迫っていて、近い将来にここのミゾホオズキは
絶滅してしまうかも知れないなという状態です。
近くにはエゾシオガマ ホソバノヨツバムグラ
ヤマハハコなどが咲いていました。
こんな場所まで念入りに探査している師匠はやっぱりすごい!
はは~ひれ伏したくなるほどに尊敬してしまいます。
野反湖特産種のノソリホシクサ(ノゾリホシクサ)は、
どうしたことか今年は出ていないようでした。
昨年は当たり年だったようで沢山見られたようなんですが、
残念でございます。
たっぷり歩いて、未見だった花たちに逢えました。
一日ご案内頂いた師匠には、心より感謝申し上げます。
師匠はご兄弟とも仲が良く、羨ましいほどです。
私たちにとっても頼れる兄貴って感じなんです。
そして・・大好きです!
のっそり夫婦にお付き合いいただきありがとうございました。
今後もよろしくお願い致します。
バンガローに着いて、夕飯の下ごしらえ。
Kenは火おこし。
そんなにお腹は空いていないので、
献立は、お野菜たっぷりのポトフとパン。
ダッチオーブンを炭火にかけて、シャワーを浴びに行く。
戻ってくるとダッチがコトコトといい感じに煮込まれていた~
野菜も柔らかくなって、美味しくいただきました。
今夜は焚き火もそこそこに、
お疲れモードなので早寝しました。
へこたれずにKenもよく歩きました。
師匠に鍛えなおしてもらおうかな・・
ミゾホオズキが掲載されたページ
Dairy-Hiroダス
ヨツバヒヨドリが掲載されたページ
かのん (木曜日, 18 8月 2011 13:47)
真っ青な夏空と白い雲!
絵葉書のような野反湖の風景ですね~
野反湖も暑かったのですか。
朝晩は寒いくらいですか?
サワギク初めて見ました。
氷河時代の生き残りなのですね。
でも、どうしてそういう事が分かるのか不思議です(笑)
イワショウブもそうみたいですね。
ベストな状態のシャクジョウソウも綺麗ですね。
kenさんも頑張って山登りした甲斐がありましたね。
ミゾホウズキも初めてです。
葉に柄がなく、花がオオバに比べていくらか小さいのですね。
素晴らしい山の師匠との花さんぽと、楽しい野外キャンプの夜・・・
いい夏休みになりましたね。
hanasanpo (木曜日, 18 8月 2011 21:34)
かのんさん
野反湖も暑かったですよ~
夜は焚き火ができるほどです。
長袖がないと寒いですね。
ミズギクは氷河期の生き残りって、
確かになぜわかんのよーと思いますよね。
ある意味みんな生き残りなんじゃ~と思うのは私だけ?
色々な花に逢えるのも師匠のお陰なんです。
ありがたいことです!
七輪炭焼きはKenが大好きなので、
野反湖に行くと必ず使うんです。
わずかな日程でしたが楽しく過ごせました!