10月11日(月) 渡良瀬遊水地から茨城県の海岸へ
本日は仕事だったのですが..
土日はまたまた花遠征に行って参りました〜
お休みは天候には関係ないので..
ちょっぴり肌寒く雨でも出かけなきゃ〜
土曜日まずは..Kenが先週より楽しみにしていた、なにやさんの烏骨鶏スープ(一日限定)の中国麺を食してから出発することにした。
おー 朝イチで食べようと、すでに待っている人もいた。 限定80食なのでなんとかセーフですな! スープの味がより分かりやすい塩味の麺菜を注文。う〜んスッキリしたスープだが、深い味わいがある。といってクセもなくて不思議な感覚だ。
味わったことのないスープなので、するするっと飲み干したくなる。
地元小平市の野菜など使っていて、熱意のあるご主人に好感が持てて食べていて元気になるのが嬉しい! さ〜うまいもん食べたことだし行きまっかー!
どうしても見たいイヌセンブリ探しです。
渡良瀬遊水地に向かう。
今回はナビの示す通りに向かったのだが..
とんでもなく時間がかかり..知っているコースを辿ればよかったなあ〜
時間が少ない、早速長靴に履き替えて えっさと歩き出す。
ここだと思う場所を探ったがヨシに阻まれて、
どうもいない気配が..ここじゃないのでは〜と不安がよぎる。
サクラタデ ヒメシオンなど咲いていたが..
Kenは見向きもしないのだ..(おいぬ様に必死)
無言で「イヌセンブリを探せ」と言われているようで..
撮影もできません..
別な場所を探ったがまたもや道を塞がれる〜
雨は降りしきっているし、探査もきついよー
どうにもこうにもわからなくなり..断念しました。
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とても落胆し心も雨模様になってきた..
じゃー保護されているのが咲いているかもと遊水地会館に向かうと
管理人の方が「今日は観察会があったんだよー参加したらよかったのに」と言われてしまった〜
保護されているイヌセンブリはまだまだ蕾でした。
フジバカマ ミズアオイが綺麗に咲いていた。
もう撮影できる明るさもなく.. 渋々別の場所に行ったが
雨は一層大降りに。
仕方ないっしょー
本日は残念ということにして、栃木から茨城に向かった。
水戸まで激しい雨の連続でした。
水戸のビジネスホテルでは生ビールで憂さ晴らししました。
翌10日、さてー今日こそは花三昧になりたいわ〜と期待を込めて
日立市近郊を目指す!
薄雲りから晴れ間がのぞき..いい感じだ!
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目星をつけていた小さな浜についた。
車を止めてすぐにオトギリソウが出迎えてくれたー
さて..小山を歩く、小山と言ってもすぐそばはザッば〜んと波が
打ち付ける岸壁なんですよ。
アザミの仲間が綺麗に咲いているがなんだろうか
シラヤマギクに似ているがなんでっしゃろ〜
アキノキリンソウに似ているが、これまた葉の様子が違うな。
もう分からなくなってくるー
ツルリンドウもいて..あれっセンブリもいた!
キバナアキギリもびっしり咲いているよー
あやや..ミヤマウズラの咲いた跡じゃないの〜
海岸にいるのに深山かいな〜
なんだろうか植生豊かだね。
コバノタツナミソウの咲き残りまでいる。
(その後の調査で、オトギリソウは「ハマオトギリ」、
アキノキリンソウは「ハマアキノキリンソウ」である
ことがわかりました。 2010.10.14 )
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陽あたりの良い場所に出ると..
ツリガネニンジン?!いや〜なんだろう葉の様子が違うじゃない
ハマシャジンかとも思ったが..図鑑とは違うしー
全くわかりませんな。
あらあらヤマハッカの大群生か〜
キク科もちらちらいるけれど..
苦手な分野..調べてもまだわかりませんよー
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もっと奥まで行こうとしたら...
スズメバチがぐお〜んと飛んでいた。
熊より怖いので..ここまでで諦めた。
戻り道は違う森コースを歩いてみた。
おやおや〜これはなんの花だったぞな〜
クモキリソウ属の葉に見えるな。
おんやーコクランのような花の咲終わりもいるじゃないかー
ほよ!コウヤボウキの蕾もあるよー
キッコウハグマもたっくさーん蕾があった。
いやいや〜ここは楽しいよー
花の宝庫ですぞーそして海岸型と山の花が混在していて興味深い。
二人でかなり盛り上がって浜の花を探ることにした。
その前に元気をつけなきゃいかんということで、
近くにあった国民宿舎のランチを食べることにしました。
海の近くだから海鮮丼と上刺身定食を頂いてみたよ。
良心的なお値段で、まあ美味しく食べました。
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さあ浜辺に行きましょう〜
砂浜に入った途端に「わ〜いた!!ウンラン!!」
見たかった花がすぐに見つかって大興奮です。
面白い花で雌しべ雄しべが見えない。
これを仮面状花と呼ぶようで.. 仮面の下に隠れているんだね〜
ハマギク、コハマギクはまだ蕾で花はまだ咲きそうもなかったのですが..
次なるお楽しみが出来ました。
ツルボのようでツルボじゃないような花が..
Kenの調べによるとオ二ツルボのようだと言います。
なんだか様子が違ってたので..
海岸型は思わぬ発見があるので楽しいものです。
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さらに砂浜を探ると..ウンランもたくさん咲いて、
あれま..砂浜にもちゃんとニガナさんがいるね〜
なんてさらりと撮影したが..これはどうやらハマニガナのようです。
お〜もっさもっさと葉がいっぱいこれはもしや〜
「ぎゃ〜〜咲いていた!ハマゴウ!!」
これまた見たかった念願の花
わずかに咲き残りの花が待っていてくれた!!
うれしーよ〜
色合いにグラデーションあって美しいね!
太く木のようになって、砂浜を張っていくんだねー
砂浜の花は力強くてたくましい姿に感動する。
新潟のセナミスミレのときもそうだったな〜
いやいやー沢山海岸の花を堪能できた!!
ハマギクやコハマギクが咲き誇ったらこれまた素晴らしい風景だろう。
はやる気持ちを押えきれそうになくて、
また絶対に来よう!!と言い切りました。
海岸の花はとっても楽しい〜
またその近くの山も興味津々です。
花さんぽはこれだからやめられませんよ〜
色んな鬱憤も花が浄化してくれます。
花たちよ〜ありがとう!
NHKで一日環境番組していたようだけど..
これ以上環境を壊さない地球であってもらいたいと願います。
ウンランが掲載されたページ
Dairy-Hiroダス
かりん (火曜日, 12 10月 2010 13:12)
今日はこちらにコメントを^^
ウンランっていう浜辺の植物があるんですね。
私はマツバウンランしか知りませんでした。
それよりずっと小さいのですね。
こっちがれっきとした固有種で、マツバウンランは帰化植物なのですね。
マツバのほうは数年前愛知県で見て、今年足利でも咲いているのを見ました。
ひなのきんちゃくさんは主人様が植物の師匠で、本当に羨ましいです^^
これからも、読むだけで笑ってしまう花散歩紀行を、楽しみにしています♪♪
hanasanpo (火曜日, 12 10月 2010 17:53)
かりんさん
こちらにもコメント頂きありがとうございます!
いらっしゃいませ〜
ウンランは面白い花でした。
砂浜の中で元気に咲いて..海岸の植物はたくましさがあります。
マツバウンランは見たこと無いのですよ〜
足利にもいましたかー探さなくっちゃね。
へんてこ夫婦なので..Kenが師匠?!花の名前や図鑑の印象を覚えてるのは私で..
Kenは帰ってから写真と照らし合わせて、じっくり検討しています。
小学生みたいな文章で..おかしいでしょう〜
足利人なので..群馬の気質もあって口が悪いですねー
臨機応変、ざっくばらんなどという言葉が好きです☆
おかしな花さんぽですが〜気楽に遊びに来て下さい!
とても嬉しかったです!ありがとうございます。
おくちゃん (火曜日, 12 10月 2010 18:43)
里の花が少なくなってきた今
暖地の海岸を散策は初見の花のオンパレードで良いね。
高山で見る花の「タカネ」と同じように「ハマ」と
頭につくものも多く、帰ってから調べるのに四苦八苦するだろうけど
σ(^-^)も浜に行ってみようかな?
hanasanpo (火曜日, 12 10月 2010 22:01)
おくちゃん
海岸はなかなか興味深いよ〜
花の様子が山と違うものが多くて..とっても同定ができましぇ〜ん
それも楽しみのひとつなんだけどね!
是非浜デビューを〜!!
あひる (水曜日, 13 10月 2010 11:21)
思いがけぬ出会い!
最初の中華麺から、大インパクトですな^m^
お野菜たっぷり、近くにあったら行ってみたい~。
まぼろしのイヌセンブリ(前回調べちゃったのさ エヘン)
調べたと言う割に、おイヌ様とセンブリとムラサキの君とは、
全然区別がつきませぬ。
どなたかが、「ムラサキセンブリは華麗、
センブリは可憐、イヌセンブリは繊細な印象です。」
って書かれてましたが、ほんまかなぁ。
秘密の花園を見つけられて、来年が楽しみですね。
ウンランって、ちっこい金魚草みたい。
男か女かわからない。仮面をかぶっている!
これは、植物界のオスカル様に違いないですね(^◇^)
歩くことに主眼を置いて歩いてますので、
花歩きはとっても新鮮で、追体験させて頂いてます。
今回、山もりの収穫で良かったですね(*^^)v
hanasanpo (水曜日, 13 10月 2010 22:35)
あひるさん
中国麺に注目していただきありがとう〜
無添加健康ラーメンといった感じで..おいしいですよー!
うまいもん探しも二人共好きなんです。
イヌセンブリは別の地域に狙いをつけました。
はてさて..見たらどんな印象かな?
ウンランは確かにキンギョソウみたいで、一瞬園芸種のようなたたずまいですね〜
植物界のオスカルなんてーうまい!!
「け〜んじ君遊びましょ〜」のともだちでなくて良かったー。
遠出をすると欲張りになり..
あれも見たいこれも見たいと、燃える炎の雄馬の目になって探しています。