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. 10月17日(土)   長距離移動(その1)

 

相方の仕事が目まぐるしく忙しい・・

前回ため息が多くなったとつぶやきましたが、

そのため息が、より深~くなってきました。

手助けできるようならしてやりたいものですが、

手の出しようもありません。

 

パンクしそうなくらいな毎日でいたところ、

アクティブに活動している花友さんが、

何度も探査して探し出した花を興味あればどうですか?

花の開花時期であろうと、

私たちに声をかけて頂きました。

うひゃ~とっても貴重な花だ☆

見たいニャー!!

久し振りに花友さんにも会いたいし!

相方のスイッチも切り替えてあげたいし、

遠いけれど・・ほかに見たい花もあるし・・

どうするどうする?

 

「GoToチャンス」だあ~

急遽、長距離移動の花さんぽ計画を決めましたあー。

 

現地の町に前日の16日金曜日夜着で向かうことにしたのですが、

まったく~、高速に乗り込む前に、

アウトレットモールのとんでもない渋滞に巻き込まれてしまい、

1時間くらいのロスになってしまったよー。😡

二度とこの道は走らないと決めた。

 

ホテルに到着して、

晩餐は富山に来たならと、海鮮を頼んだのですが・・

なんだかなあ~地物魚のお刺身だというが、

なんだか味気ない、ほかのお料理もピンとこないなあ。

 

地魚三種盛り合わせ 組合せが...
地魚三種盛り合わせ 組合せが...
味が薄い長茄子の浅漬
味が薄い長茄子の浅漬
白海老唐揚げはおいしかった
白海老唐揚げはおいしかった

焦げ味が気になった鳥照り焼き
焦げ味が気になった鳥照り焼き
妙な味で半分残した鱈の粕漬け
妙な味で半分残した鱈の粕漬け
白海老唐揚げ丼 甘いタレがすべてを台無しに
甘いタレがすべてを台無しに

 

ホテルに近いからと選んだお店が、良くなかったんだろう。

食いしんぼう夫婦のお口にはちょっと合わなかったかも。

白エビのから揚げは美味しかったですよ。

白エビ美味し。

しかしですなあ、ぶん投げたように盛り付けるってプロじゃないな。

おもてなしの心って、こういったところで見えるんですよ。

 

新潟県が最高に良かったので、

比べちゃ悪いけれど、越後の勝ちですな。

朝乃山でなく、豊山の勝ちってかあ~

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翌朝はお山で花友さんと待ち合わせ。

一足早く到着していた彼は、車から手を振って迎えてくれましたあ。

何度も足を運んで見つけ出した貴重なお花、

エッチュウミセバヤ でございます☆

野生種は、そうそう簡単に見つけられる花ではありません。

 

エッチュウミセバヤ (越中見せばや)  ベンケイソウ科 ムラサキベンケイソウ属
エッチュウミセバヤ (越中見せばや)  ベンケイソウ科 ムラサキベンケイソウ属

 

ちょっと高い崖に可愛らしく咲いています。

1973年に発見された、富山県でただ一つの固有種。

数があった自生地はダム建設で水没し、野生種が見られるのは

極めて限られた場所になってしまったそうです。

 

エッチュウミセバヤ  日本固有種で、富山県唯一の固有種でもある  環境省指定絶滅危惧Ⅱ類
エッチュウミセバヤ  日本固有種で、富山県唯一の固有種でもある  環境省指定絶滅危惧Ⅱ類

 

ミセバヤと違って、こんもり丸く花序がまとまります。

野生種は非常に貴重であるため、富山県中央植物園では

園内で増殖させ、保全を図っているそうです。

「みせばやちゃん」のラブリーなキャラクターまでいますよ。

 

ネットで検索しても野生種のエッチュウミセバヤの画像はほとんど見当たらない。 それほど数が少ないということか
ネットで検索しても野生種の画像はほとんど見当たらない。 それほど数が少ないということか

 

しかし花友さん、希少な花をよくぞ見つけました!

その情熱に頭が下がります。

本当に素晴らしいーー🎉

 

エッチュウミセバヤは崖の高い位置に咲いていたので、近づいて花の詳細を見ることは、叶わなかった
崖の高い位置に咲いていたので、近づいて花の詳細を見ることは、叶わなかった

 

とても遠いので、相方の高倍率レンズでも

じっくり撮影してもらいました。

養分が乏しいこんな崖に綺麗な花を咲かせる

エッチュウミセバヤ、とっても美しい~

 

富山県の皆様、大切な宝物ですよ☆彡

どうか絶えさせないようにお願いいたします。

 

エッチュウミセバヤは、特定の種類の岩にしか自生しないようだ
エッチュウミセバヤは、特定の種類の岩にしか自生しないようだ

 

白いものは何だろう?と思ったら、

小さいですが、どうもツメレンゲのようです。

 

ツメレンゲと思われる植物も花を咲かせていた
ツメレンゲと思われる植物も花を咲かせていた

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他にはアキギリハッカコメナモミクロバナヒキオコシ

なども見られました。

関東ではキバナアキギリしか見られないので、紫色に惹かれます。

その他野菊も色々ありましたが、同定できておりません。

 

アキギリ (秋桐) シソ科アキギリ属  日本固有種
アキギリ (秋桐) シソ科アキギリ属  日本固有種
アキギリ  花は終盤
アキギリ  花は終盤

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ハッカ (薄荷) シソ科 ハッカ属   見頃でした
ハッカ (薄荷) シソ科 ハッカ属  見頃でした
ハッカ ここの花は淡紅色だった 白色の花もある
ハッカ ここの花は淡紅色だった 白色の花もある

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コメナモミ (小雌菜揉) キク科 メナモミ属  葉身は卵状三角形
コメナモミ (小雌菜揉) キク科 メナモミ属  葉身は卵状三角形
メナモミと比べるとコメナモミの茎の毛は少なく、短い。
メナモミと比べるとコメナモミの茎の毛は少なく、短い。

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クロバナヒキオコシ (黒花引起) シソ科 ヤマハッカ属  終盤の残り花
クロバナヒキオコシ (黒花引起) シソ科 ヤマハッカ属  終盤の残り花

 

エッチュウミセバヤちゃんに魅了されて、

2時間近くの撮影観察になりました。

花友さんのお陰で、とても貴重な花を見ることが出来て感激です。

苦労して見つけたお花を、ありがとうございました。

またの再会を楽しみにしております。

 

ここから移動して、石川県に向かいます。

ずっと見たかった海岸の花を探します。

本来狙っていたのは福井の海岸だったのですが、

花友さんが群生している海岸があると調べて下さって、

急遽、石川県の海岸で花さんぽです。

(「長距離移動 その2」につづく)