. 6月6日(日) あの子は今(前編)
とても久しぶりにホテイランに逢いたくなり、
7年ぶりに行ってみることにした。
他の花が目的で見に行って、たまたまひょっこり見つけたホテイラン。
あの子は今、元気にしてるかなあ?
.
ちょいと寄り道しながら花さんぽ。
ベニバナイチヤクソウやミヤマカラマツが咲いていたり、
平地では終わったササバギンランがまだ咲いていたり。
.
.
.
クリンソウ・マイヅルソウ・コバイケイソウなども咲いていました。
歩き出しは雨でしたが、しばらくするとスッキリ晴れてきて気持ちよかあ~
.
.
.
.
ホテイランはもう遅かったあ~
ほとんどが終盤で、色も抜けてしおれていて残念でした。
でもわずかな数ですが、輝いて咲いていた名残を
残している花がありました。
.
なんとシロバナホテイランがありました!
見たことがなかったので、これは嬉しい!!
以前、ここで出会った希少植物保護監視員の方が、
保護のためネットを張るとおっしゃっていたとおり、
自生地全体がネットで囲われておりました。
動物の踏み荒らしや、盗掘防止のため。
遠くの花までいくつかは確認できたけれど、
なんだか数が減っているような様子を感じるなあ。
花の撮影には困難になってしまったかも・・
仕方ありませんね。
.
小さなサンリンソウが咲いていたので、
相方が腰を据えての撮影です。
まだタチツボスミレが咲いていました。
シロバナノヘビイチゴは沢山です。
以前はキンロバイもいたんだけどねえ。
もう時期的に遅かったかあ~
バラ科の小さな花はなんだろう。
撮影を続けていると・・
男性が一人、歩いてやってきた。
ご挨拶すると、ホテイランの保護管理をされている方でした。
盗掘が多いので、様子を見に来たそうです。
私たちの車があったので、人が来ているなと心配になったのでしょう。
「ちょっと見てくるよ」と言い残して一度ホテイランの方に向かい、
やがて戻って来ると、「4株盗掘されていた」と・・
けしからんですな!
保護しているにも関わらず、窃盗罪だ!!
希少な自生植物を売る人間はもちろん、買う人間も罰するべきだ。
盗掘を続けられたら、消失してしまう。
しばらく植物のことなどお話ししながら、私たちが人畜無害な
花好き夫婦であるとわかって頂けました。
そしてご自宅の敷地内に自生する花を見せて頂けることになったのです。
「自生」と聞いて大変興味が湧き、お言葉に甘えることにしました。
ご自宅には自然度満点、でも手入れが行き届いた、広大なお庭がありました。
その中で思いもよらなかった植物を見ることができたのです。