. 3月30日(木) きたぞーポカポカ陽気
待ってましたあ~ やっと「春」っていえる暖かさがあーー
久しぶりにカイコバイモでも見に行こうかと、繰り出しました。
公園の駐車場は満杯だよ、暖かさに誘われて、人が大勢出ている。
空くまでしばし待って、やっと駐車できました。
毎回見ていた場所では、花の数は減っていました。
花には近づけないので遠くから眺めて、数を確認しながら観察です。
相方は望遠でじっくり撮影しているので、
私は近くにいないかと探して回ります。
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ぐちゃぐちゃの湿地の脇に、ゆらりと咲いているのが見つかった。
数年前は接近できましたが、今回は泥まみれになりそうなので断念。
ムサシアブミがいた場所の回りに行くと、
ネコノメソウ・アズマイチゲ
ムサシアブミはタケノコが出てきたような姿になっています。
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よーく見ていると・・ここにもカイコバイモが咲いていました。
この辺り一帯と、大きな木の回りにもたくさんあります。
しかし・・接近はできませんの~
たくさんあってよかったねと思っていると、
お散歩しているおじさまが民家の脇から出てきたので、
私有地となっている民家の方ですか? と聞いてみたら、
この公園になる前の田んぼの地主さんだったそうです。
ぐちゃぐちゃの湿地の田んぼで、いいお米は出来なかったそうです。
市の提案で土地を提供し、公園になったそうです。
「昔からカイコバイモ咲いていましたか?」と聞いたら、
「昔は花なんて全く関心もなかったよ」
そりゃそうですよね。
作付けや収穫に必死な時代だものね。
ここにカイコバイモが咲くのは疑問、という声もあるようなんだけどね。
しかし・・コシノコバイモが静岡や岐阜にもあったりしてるしね~
どうなんでしょうか?
地域によってコバイモの仲間は姿を変えるのだから、
ここのは私が命名しようか!
「ハッチコバイモ」じゃーかわいい~~
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カタクリもずいぶんと増えたということです。
カタクリ目的のカメラマンが多い。
もうひと月もすれば、ヤマブキソウの群生が見られるよ。
再び地主だったおじさんに会って、相方が熱心にお話を聞いている。
太平洋戦争中、この山の上には、爆撃に来るB-29を照らす
照空灯(サーチライト)があったそうです。
B-29を照らして、それをめがけて入間基地から高射砲を
打っていたそうですが・・ なかなか届かなかったようです。
ここは戦闘の拠点地でもあったわけですね。
平和になって呑気に花を愛でているわけですが、
そんな歴史もあったのだと知ることも大事なんだな。
花を楽しめている時代に感謝せねばいかん。
今日は花さんぽしながら素敵なおじさまのお話を聞けたことが、
なんだか大きな財産になった気がしました。
未来ある若者の命が登山の訓練で奪われたり、
罪もない可愛い女児が殺害されたり・・
平和に浸かりすぎて、無残な出来事が多くなってきた。
自然は人間の都合ではコントロールできない。
ITの便利な機能で我が子の情報を発信しているのも危険だ。
恐ろしい時代になっているのが悲しいですね。
帰り道は多摩平にできたパン屋さんEiGrain(アイグラン)で一休み。
良心的なお値段で、パンのお味もいいのだ。
自慢のカレーパンは、牛筋を煮込みごろっと大きな塊肉も入っている。
他にないカレーパンで、焼き立てを頬張ったらうまいのなんの~
相方はうまい!と感激し、すかさずもう一個食べちゃいました。
ここはお勧めでーす!
高尾帰りなどにどうぞー