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. 10月30日(日)     最後の砦

 

あーもうお花シーズンもわずかとなりましたあ~

見てないお花はびゅーんと遠くに行かなきゃないし・・

時間もないし、お財布の中身が軽い私たちにはいけましぇーん。

 

毎年繰り返し同じ場所に行って花を見るってことはあまりないのですが、

一年おきに見ているカワラノギクを見に行こう!

のんびり家を出て美味しいパン屋さんのランチを食べてから向かいます。

 

数年前に、ひょっこり見つけたパン屋さん。

ランチタイムで大人気のお店になってる~

駐車場も拡大して大繁盛ね。

 

秋川牛のビーフストロガノフに、籠いっぱいのパンはおかわり自由

プチデザートも数種類のものから選べるのが嬉しい。

老若男女ファミリーやカップルがランチを楽しんでいました。

近所にあればいいのにー 我が家のほうが田舎じゃな。

朝食用のパンも買い込んできました。

 

柔らかく煮込まれた秋川牛のビーフストロガノフ
柔らかく煮込まれた秋川牛のビーフストロガノフ
デザートのシュークリーム
デザートのシュークリーム
5種類のパン 種類や個数を指定しておかわり自由
5種類のパン 種類や個数を指定しておかわり自由
ココナッツのデザート
ココナッツのデザート

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お腹も満たされて、元気にカワラノギクを見に歩きます。

ええ~ なんじゃあ~こりゃあ~

ガラガラの石ころだらけだった河原が、クズの森に変貌してしまっている~

 

変わり果てた自生地の姿に驚いた。 自然の遷移と言えばそれまでだが
変わり果てた自生地の姿に驚いた。 自然の遷移と言えばそれまでだが
土砂が堆積し、クズやススキ、外来植物がはびこっていた。 カワラノギクの姿が見えない
土砂が堆積し、クズやススキ、外来植物がはびこっていた。 カワラノギクの姿が見えない

 

前回もクズの進出が著しいと感じたが、

さらに悪化してしまい、カワラノギクも数を減らしているじゃない。

なんだかショックが大きい・・

 

大きめの株は右下の株のみ。 すべてを数えるのに片手で足りた。 このポイントの絶滅が近いと感じた
大きめの株は右下の株のみ。 すべてを数えるのに片手で足りた。 このポイントの絶滅が近いと感じた

 

この6年間の変化を2年毎に見返してみました。

若干撮影ポイントや向きが異なりますが、同じ場所です。

 

2年前。すでに土砂の堆積が目立ち、クズも侵入していたが、今年ほどではなかった。
2年前。すでに土砂の堆積が目立ち、クズも侵入していたが、今年ほどではなかった。
4年前。土砂の堆積が始まっていたが、まだ多くのカワラノギクが咲いていた。
4年前。土砂の堆積が始まっていたが、まだ多くのカワラノギクが咲いていた。
6年前。土砂の堆積はなく、多数のカワラノギクが咲いていた。 クズの侵入もなかった
6年前。土砂の堆積はなく、多数のカワラノギクが咲いていた。 クズの侵入もなかった

 

少し離れた、別の自生地にも向かってみる・・

こちらには、たくさん咲いていた!

 

カワラノギクがたくさん咲いている場所は、残っていた!
たくさん咲いている場所は、残っていた!

 

ここはまだガラガラの石ころが多かったのだが、

ススキの勢いが増していて、周辺はもっさりしてしまっている。

 

カワラノギクの自生地の周辺はススキに取り囲まれていた。 一部は中への侵入も始まっていた。 ここはクズよりススキが問題
周辺はススキに取り囲まれていた。 一部は中への侵入も始まっていた。 ここはクズよりススキが問題

 

広範囲に咲いていたものが、

なんだか小さくまとまって咲いている状態に変わっていた。

川の氾濫や土砂の流入もあったのかもしれないが、

極端に様子が変わってしまったように思える。

 

カワラノギクの株の密度と花つきの良さは、今まで見た中で一番のような気がするが、単純に喜んでよいものか?
株の密度と花つきの良さは、今まで見た中で一番のような気がするが、単純に喜んでよいものか?
カワラノギクがみんなでまとまって、必死にススキの侵入と戦っているように見えた
みんなでまとまって、必死にススキの侵入と戦っているように見えた

 

東京は多摩川、神奈川は相模川、栃木は鬼怒川に咲くというカワラノギクだ。

ごく一部の水系の川の河原にしか咲かないのに・・

数年で激減してしまうかもしれないなという危機感を感じました。

「私達はもうここでしか生きる道がない」

と言われているような気がしました。

相方は「ここは最後の砦なんだな」そうつぶやきました。

 

カワラノギク (河原野菊) はキク科シオン属の植物  今年は花つきがよい
カワラノギク (河原野菊) はキク科シオン属の植物  今年は花つきがよい
カワラノギクの若い花はわずかに紫色を帯びる。 その後白くなっていくようだ。
若い花はわずかに紫色を帯びる。 その後白くなっていくようだ。
環境省のランクは絶滅危惧1A類。 東京都のランクでは区部は絶滅、北・南多摩で1A類、西多摩でⅡ類
環境省のランクは絶滅危惧1A類。 東京都のランクでは区部は絶滅、北・南多摩で1A類、西多摩でⅡ類

 

貴重な自生地だからと、保護活動もされていたこともあったのだけど、

とっくに忘れ去られた場所になってしまったんだろうか。

ススキ野原・葛の原野になってしまうと、カワラノギクには

厳しい環境になるということを目の当たりにしました。

 

頭花の直径は3〜4cm。 筒状花は黄色。
 頭花の直径は3〜4cm。 筒状花は黄色。
カワラノギクの総苞片は2列で、内・外皮片の長さはほぼ同じ。
総苞片は2列で、内・外皮片の長さはほぼ同じ。

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咲き残りのカワラ二ガナもちょっこり咲いていてくれました。

以前はぴょんぴょん飛んでいたカワラバッタがいなくなったのが寂しい・・

未来のオリンピアンがサッカーに野球に励んでいる数十メートルそばに、

貴重なカワラノギクが咲くことを知っている人はいないんだろうな。

毎年とはいかないけれど・・

また観察し続けていこうと思います。

 

カワラニガナ (河原苦菜) キク科 タカサゴソウ属  環境省指定 準絶滅危惧
カワラニガナ (河原苦菜) キク科 タカサゴソウ属  環境省指定 準絶滅危惧
カワラニガナ
カワラニガナ

 

・・・・・・・・

 

10/31に、やっちまったあ~

仕事で店先の植え込みをきれいにカットして

さっぱりさせようと作業していたら・・

古い竹の切り株に当たり、右手の薬指の脇を削いでしまったあ~

大流血し血が止まらない・・

仕事にもならないので、仕方なく病院に向かうが・・

「形成外科の先生は、今いません」と冷たい対応をされた。

流血しながらチャリンコ漕いで向かったのに~

「止血しなきゃ仕事できないので、処置だけでもしてくれる先生は

いないのでしょうか?」と食い下がると、

渋々電話を掛け始め、看護師さんがやってきて外科の先生に状況を伝え、

なんとか診てくれるということになりました。

やれやれー不親切な病院だわさ、相方が以前入院したときは

こんなじゃなかった。

素直に引き下がれば、何も応じないといった態度でした。

 

東京都下の病院は冷たいのう・・

病院にも因るんだろうが、

大した事ないでしょと鼻で笑われたのか~

群馬にいたときにも、髪を切るハサミで、

左の人差し指をぱっくり二股に切ったことがある。

子連れの上、血だらけで行ったので、病院では

順番など関係なく即座に縫う処置をしてくれたもんだ。

よく運転して来られましたね、お子さん見ていますねと

大変親切にしてくれましたよ。

 

あードジな私だわー

なんだかついていない、気をつけなきゃーー

 

 

コメント: 5 (ディスカッションは終了しました。)
  • #1

    学生 (日曜日, 06 11月 2016 16:41)

    カワラノギク素敵ですね。野菊は撮りやすいし、綺麗な写真がとれるので、ついつい遠出したくなります。
    最近、河川の渓流畔に生える種類の植物は、減少が激しいです。増水に適応して生き残ってきたのに、最近の治水対策が裏に出ているようです。

    指大丈夫でしょうか?あまり無理なさらないで下さいね。


  • #2

    Hiro (日曜日, 06 11月 2016 18:20)

    学生さん
    数年見続けてきた河原の変化に驚きました。
    治水対策が植物にとっては過酷になってしまっているのでしょうね。
    河原が藪になっていく様は避けたいものです。
    怪我のご心配いただきましてありがとうございます。
    かなり回復してきました。
    おっちょこちょいなので慎重に行動しなきゃと思います。

  • #3

    ゆき (水曜日, 16 11月 2016 14:39)

    こんにちはhiroさん、Kenさん、貴重なカワラノギクの自生の写真ありがとうございます、河川敷の増水や葛やすすきの繁殖、自治体や保護活動の推進にも、ちからを注いでほしいものですね。カワラノギクの咲きはじめの淡い紫色の美しさとカワラニガナの黄色のお花、ありがとうございます、hiroさん、指のけが大丈夫でしょうか?とくに、指は、治りにくい場所でも、あるので、お大事にしてください、都内の病院、対応が、不親切ですよね。

  • #4

    Hiro (水曜日, 16 11月 2016 21:14)

    ゆきさん
    お元気でしたか?
    寒くなってきましたのでお体大事にしてくださいね。
    カワラノギクの生育環境がちょっと心配になりました。
    河川の氾濫や増水などが繰り替えされながら咲き続けてきた花なんでしょうね。
    ガラガラの石ころの河原がベストな環境なのだと思います。
    指の怪我は良くなりましたが、
    長いこと絆創膏を張り続けていたために、
    絆創膏の接着剤負けしてしまい、反対の箇所の皮が剥けてしまいました。
    長いことつけていてはダメなんだと学習しましたあー

  • #5

    Ken (木曜日, 17 11月 2016 03:49)

    ゆきさん、おはようございます。
    体調はいかがですか? まだまだ寒暖の差が激しいので、どうかご自愛下さい。
    花の季節もそろそろ終わりですね。早く来年の春が来ないかな〜!
    気が早いですが、もう待ち遠しい気持ちです。

 

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