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 1月14日(火)        命日


1月11日 一並びの日は丸3年経った父の命日でした。

震災の2ヶ月前・・突然逝ってしまった父。

あっという間に3年とは早いものです。

 

早く逝きたいと口にしていたという父は、

透析に疲れ果ててしまっていたのだろう。

苦しかったのだろうと想像する。

バリバリ活動的な人だったし、

すっとんきょーな一面もあったおかしな人でもありました。

透析患者になってしまってからは、

すっかり変わり果て記憶や活力は失われてしまった。

 

50年以上前に大学生だった父は、

長野県の美ヶ原に植物調査に行き、

数日間滞在したと話してくれたことがある。

その頃はきっと花の楽園だったに違いない。

ビーナスラインなんぞなかった時代だ。

どんな花が咲いていたのかとか熱く聞いてみたが・・

「なんだか忘れちゃったよー」と言ってた。

興味もなく暇つぶしに参加したのだろうね~

 

なんともがっかりな父の返答でしたが、

興味なかった父に代わって、

野山の花に夢中になっている私がいるのもおかしなものだ。

 

一人暮らしに慣れた母は・・

寂しいと口にすることはないが、

寂しいに決まっている。

食事も張り合いがないだろうなあ。

子供に面倒を掛けまいときびきびと生活している様子だ。

何も手助けできないけど、その晩は冷蔵庫にあるものを駆使して、

私が夕食を作ってみんなで食事が出来た。

 

「11日はじいちゃんの命日だよね」と私の娘も駆けつけてくれた。

娘も父に似ていて口数少なくそっけない感じのタイプなんだけど、

そっと秘めた心の持ち主だ。

思いやりなど表に出さないが、娘なりの誠意を感じる。

父は私の娘を何よりも一番に心配していた。

じいちゃんの愛情をちゃんと受け止めて

成長してくれたのかもしれないな。

 

危篤状態になった父の枕元で・・

娘が母に言った言葉が忘れられない。

「私は、ばあちゃんが心配・・」とぼろぼろ泣き出した。

残されてしまう母を気遣っていた。

父にも聞こえたのかも知れないね・・

守ってくれる孫がいるから安心したのかな。

 

私自身は決していい娘ではなかった。

反抗してばかりいたし、親が大嫌いだった。

理想の娘ではなかったと思う。

でも皮肉なことに・・

どこか父に似ているところもあるんだよね。

思い出すのは、にこやかに笑う父しかいない。

「お父さんありがとうね」

 

 

実家に帰る途中は、必ず妻沼の道の駅で休憩する。

妻沼のネギを使った「ねぎらい」というジェラートが大好きなんです~

ネギとライチのリキュールをミックスしている。

ここでしか味わえない代物です。

おとっつあんもアイス大好きだったねえー

思う存分食べさせてあげたかったよ。

 

妻沼名物ジェラート「ねぎらい」
 妻沼名物ジェラート「ねぎらい」

 

今年初のラーメン始めは

やはり「なにやさん」にGO!

塩味の麺菜をがっつり食べてきましたー

今年もお世話になります~

 

中国麺 なにやさんの「麺菜」
 中国麺 なにやさんの「麺菜」

 

年末にたまたまみつけた国産チーズが絶品でしたので、

今回思い切ってお取り寄せしてみました。

島根県の木次乳業の製品です。

添加物等入っていないし、

新鮮な生乳のコクが詰まっています。

懸命にいい製品作りをしている姿勢が素晴らしい!

ちょくちょくは買えないけれど・・

ちょいご褒美にはいいですぞ~

 

木次乳業のプロボローネ
 木次乳業のプロボローネ

 

花がないと食べ物になってしまう~

春が待ち遠しいなあ~

 

 

コメント: 4 (ディスカッションは終了しました。)
  • #1

    かのん (土曜日, 25 1月 2014 11:17)

    お父様もう三年ですか~
    お母様も一人暮らしは寂しいに決まってますよね。
    でも娘が思うほどではないかもですよ^^
    孫はじいちゃんばあちゃん大好きですね。
    姉の子供たちも姉が仕事をしていたので自営だったじじばばが面倒をみてました。
    お腹が痛いときなどじいちゃんが学校に迎えに行ったり。
    嫁いだ姪が実家に帰ってくると、真っ先に仏壇にお線香あげて手を合わせています。
    私もめったにやらないのに。

    そろそろ春の花の便りが聞こえてきますね^^
    山のお友達はロウバイやセツブンソウに行こうと話をしています。
    私は少し飽きてしまった感じで、ダメですね~
    花の名前を大雑把ですが覚えたら、少し熱が冷めてしまって。
    山や高原に行って丁度咲いていたら嬉しいっていう感じかな^^
    でも何度でも行きたい高原やお山はありますが。

    ネギのアイスですか~
    今度食べてみますね^^

  • #2

    hanasanpo (月曜日, 27 1月 2014 02:20)

    かのんさん
    父が亡くなって、もう3年経ってしまいました。
    母は元気で色んなことに挑戦し続けているのが好きな人なので、
    心配はしていませんが、
    誰も身近にいないことがちょっと可愛そうだなと思います。

    かのんさんはもう登山のスペシャリストになっちゃってますから、
    お花はおまけになっているのでしょうね。
    私たちの見れない世界をたくさん教えてください。

    妻沼のネギライ美味しいですよ!
    是非近くに行ったらお召し上がりください。

  • #3

    みちほ (水曜日, 29 1月 2014 20:45)

    びっくりしました・・・
    私妻沼に住んでました(笑) 遠い昔ですけど・・・

    30年行ってません! 若かりし頃ですが聞くと懐かしいです~
    親って亡くなってみて初めてありがたみを感じますね。
    お母様大事にしてあげてください!  言わなくても気持は通じます(親子ですもの)

  • #4

    hanasanpo (水曜日, 29 1月 2014 21:05)

    みちほさん
    妻沼に住んでいらしたのですねー
    道の駅がありまして、
    地元野菜や特産品レストランがあります。
    ネギライは妻沼の葱とライチリキュールがマッチして、
    とっても爽やかジェラートなんです。
    チャンスあったら立ち寄ってみてください。

    親孝行したいときに親はなしとはよく言ったもので・・
    何も出来ずに父とはお別れでした、
    私は反発や厳しい言葉を言ったりして、
    いい娘ではなかったと思います。
    しかし・・得意なことや性質が似ている部分が多いんですねえー
    母は一人暮らしには慣れた様子です。
    自分なりのスタイルで大事にしていきたいと思います。
    エール頂きありがとうございます。

 

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