愛知県に遠征しトウノウネコノメに出会えたときに、
一緒にキバナハナネコノメも咲いていました。 2年前
に山梨県で初対面を果たして以来のご対面です。この
場所では数は少なかったですが、滅多に見ることがで
きない花なので嬉しかったです。
この場所ではやや時期が遅かったようです。 葯が
裂開して花粉を出す直前が色が濃く一番美しいと思う
のですが、すでに花粉を出し始めていました。 葯の
色が薄く見えたのもそのためでしょうか。
萼片がずいぶん丸いことが気になりました。 山梨
県の花は萼片がもっと尖った感じでした。 所変われ
ば花変わると言いますが... 地域差なのでしょうか?
メインページのこの写真と較べてみて下さい。
この後、もっと標高が高い場所に移動しました。
車で別のお山に向かい、一気に450mほど高度を
稼ぐと、もう少しフレッシュな花が残っていました!
メインページの山梨県のキバナハナネコノメよりも
葯の色が明るく、薄い感じです。 まだ開花しきって
いない花の葯も黄色っぽいみかん色なので、花が古く
なったためではないようです。 自生地により差が
あるのでしょうか。
葉の形状や脈の見え方もかなり違います。 葯の
色も違うので、別種ではないかと思いたくなります。
沢が増水したら洗われてしまうような場所にも、頑張って咲いていました。
植林地の管理放棄による日照量の減少、道路や砂防ダム建設
による自生地の消滅などで、数を減らし続けています。 世界
中に向かって誇れるほどの生物多様性があるこの国の自然を、
日本人自身が、あまりに知らなさ過ぎると感じます(自分たち
も含めてですが)。 今後も自分たちの見ることができた植物
をこのホームページで発信し続けていきたいと思います。
今回は美しく希少なキバナハナネコノメに再会できて、本当
によかったです。 いつまでもこの地に咲き続けることを願わ
ずにはいられません。
自生地の情報を提供下さった、岐阜県のOさんに感謝致します。
2014.05.13 掲載
ゆき (水曜日, 21 6月 2017 17:02)
こんにちは、hiroさん、Kenさん、キバナネコノメ草、群生も、美しいですね。山梨県の自生地の写真も、最初の拝見して、葯の部分の花粉の鮮やかさに、花びらとのバランス、美しい‼愛知のキバナネコノメ草は、淡い黄色の雰囲気ですね、2ヶ所のキバナネコノメ草の葉を比較して、山梨県のキバナネコノメ草の葉には、模様が、入っているのに、対して、愛知のキバナネコノメ草の葉には、模様が、ないように、見受けられました、地域性なのでしょうね。2ヶ所のキバナネコノメ草の写真ありがとうございます、黄色お花は、元気をもらえる、気がして、いいですね。
Ken (木曜日, 22 6月 2017 00:51)
ゆきさん、こんばんは。いつも当サイトをご訪問いただき、ありがとうございます。白色のハナネコノメも好きですが、このキバナハナネコノメもとても美しい花で、大好きです。 おっしゃる通り、山梨県と奥三河の個体は、葉の模様が違いますね。 地域による変異なのかも知れませんが、萼片の形状も微妙に異なりますし、葯の色も異なります。 今後研究が進めば、別種か、品種とされるかも知れませんね。