ホタルカズラ、実は昨年まで出会ったことがなく、昨年も高い石垣の縁にいて望遠レンズの粗い画像でしか観察できませんでした。 今年(2012年)、ふらりと立ち寄った場所で偶然にも出会うことができました。 やはり石垣の上にいたのですが(そういう場所が好きなのか)、今回は登って近くで見ることができました。 うれしい出会いでした。
咲き始めの花は紫色がかっています。 その後徐々に
青みを増し、「ホタルカズラブルー」になっていきます。
ムラサキ科の中では色が濃い部類になると思います。
和名はこの青紫色を蛍にたとえたのだそうです。
ホタルカズラの花を特徴付ける、「ホタルカズラブルー」の
中の白く隆起した部分は、ツルッとなめらかではありません。
拡大して見ると、まるでビロードのようになっているのです。
(こういうの好きなんです)
★上の写真にマウスでポインターを重ねてみて下さい。
数秒後、拡大写真に切り替わります(スマホはタップ)。
茎・葉・萼片に白っぽい毛が多く生えます。
茎の開出毛。 けっこう毛深い植物ですね。
茎が地面を這って伸びる、蔓性植物です。
一度よく観察すると目が慣れるのか、他の
場所でも見つけることができました。
2012.05.05 掲載
2013.04.29 写真と文を追加
ホタルカズラの掲載ページ
Dairy-Hiroダス
コメント:
gato #1
(月曜日, 29 4月 2013 19:57)
昨日秦野の弘法山で木陰に咲く青い花を見ました。同行の者が誰もわからず今貴方の画像できっと違いないと確信しました。ありがとうございます。
服部満千子 #3
(木曜日, 09 5月 2013 12:07)
源順が「瑠璃草の葉に置く露の玉をさへもの思ふときは涙とぞ見る」と、千年以上も前に詠んでいますのでどんな花か長年、知りたく思っておりました。想像していたとおりの美しい花に感謝の涙です。本当にありがとうございました。苦参(くらら)も藤原顕綱が詠んでおりますのでぜひ拝見しとうございます。 古歌に詠まれた山野草にとても興味がございます。
hanasanpo #4
(木曜日, 09 5月 2013 23:03)
服部さん、ようこそ。
今まで和歌に詠まれた花を見る、という切り口で花を探したことがなかったので、とても新鮮に感じました。どうもありがとうございます。
このページは瑠璃草ではなく蛍葛ですが、よろしいでしょうか。千年以上も前ですと、今とは違う呼び名であったかも知れませんね。現代の瑠璃草のページもありますので、よろしかったらそちらもご覧下さい。
古参は、残念ながらあまり良い写真がありませんでした。このページの下に2枚掲載しますので、ご参考になれば幸いです。
ミヨコ #5
(月曜日, 21 4月 2014 09:39)
港南台のある学校の庭で発見しました。つつじの木陰に咲いているのを見つけて
写真を取り名前を確認しました。とても美しい花です。
ビックリです。
hanasanpo #6
(月曜日, 21 4月 2014 21:10)
思わぬところで見つけると、うれしいですよね! 小さな花ですが、じっくり観察するとその美しさに魅了されます。 ホタルカズラという命名のセンスの良さにも感心してしまいます。
クララ(古参)
キアヌ (月曜日, 29 3月 2021 06:11)
秦野の弘法山付近で見つけましたが
花びらが六枚だったので
ホタルカズラかどうか調べています
Ken (月曜日, 29 3月 2021 20:20)
ホタルカズラの花弁は5裂することが普通ですが、6裂することもあるようですよ。私たちは、まだ見たことがありませんが。