ホンゴウソウ発見の目印となった、ヒナノシャクジョウです ホンゴウソウと同じく葉緑素を持たない菌従属栄養植物です。ホンゴウソウとは別の種です。しかし似たような環境が好きなのか、ホンゴウソウと一緒にいました。
時期が遅くほとんどの花は終ってしまっていましたが、一つだけ花が残った株がありました。白い筒状の部分一つ一つが花です。筒状に見えるのは外花被片が合着したものです。外花被片は先端で小さく3つに分かれて開き、内側は黄色です。内花被片は外花被片の間に、ずっと小さな突起状になってあります。茎には白く細い鱗片状の葉も見えます。
大きさをイメージしていただくために、10円玉と一緒に撮りました。10円玉の直径が23.5mmなので、高さはざっくりと18mmほどでしょうか。とても小さいですが、白いので、ホンゴウソウよりはずっと見つけ易いです。 花期は7〜10月。
2011.08.05 掲載
2016.01.03 写真追加